活動報告2022年1月21日 16:36

クラウドファンディング開始からひと月

クラウドファンディング開始からひと月。これまでご賛同いただいた60余名の方々のおかげで目標設定金額の半分まで到達することができました。心より御礼を申し上げます。残り期間、さらなるご支援の輪を広げてまいりたいと存じます。
今回のクラウドファンディングの目的はふたつあります。ひとつは、ビール醸造に欠かせないホップの本格栽培のための設備資金調達。そして、農福連携から地域連携に向けた南阿蘇での取り組みをより多くのみなさまに知っていただくこと。
 
昨年9月に発売された南阿蘇のクラフトビール「阿蘇ブロンドエール」ですが、おかげさまで地域に根ざすことができたのではと感じております。じつは、水の生まれる郷の南阿蘇にはこれまでクラフトビールの歴史が息づいていました。地ビールの名称でブームが到来した25年前に、レストラン併設の銀河高原ビールの醸造所ができ、さらに阿蘇ファームランド内のクラフトビール醸造所は九州で最大規模の生産量を誇っていました。ブームの終焉や熊本地震による設備の損壊によっていったんはこの南阿蘇、阿蘇エリアからクラフトビールの火は消えしまいましたが、地震後の2020年に一般社団法人GIAHSライフ阿蘇を母体にクラフトビール醸造所を目指していました。

B型就労支援施設「LABみなみ阿蘇」のスタッフとして農福連携の仕事に従事しながら、この施設と連携したホップ栽培とクラフトビール醸造所の実現を夢見ていたときに「LABみなみ阿蘇」を立ち上げた株式会社南阿蘇ケアサービスの副代表が、このGIAHSライフ阿蘇の設立メンバーだったことから、GIAHSライフ阿蘇代表の大津愛梨さんとの出会いがありました。資金調達や技術面、立地など、解決しなければならない様々な問題を抱えながらも、事業として想いをひとつにする小さな雲のような塊ができました。

その年の11月末に予期せず、これまで南阿蘇でのホップ試験栽培をサポートしていただいていた宮崎ひでじビール(株)のご担当者との繋がりから、阿蘇ブランドのビール復活のプランが具体化。これを機に一気に急展開し、南阿蘇にビール会社を設立して再びクラフトビールの火を灯していくこととなりました。大気の中をたゆたうとしていた小さな塵から雲が湧き出でて、やがて渦巻くほどに想いが想いを呼び、今日まで。そして今回のクラウドファンディングがさらなる旋風となるよう。

 
この場を借りて、これまでこの奇跡の現実の一部始終を陰になり日向になり見守り、応援くださっている宮原美智子さんに心より感謝いたします。
 
最後に。
帰熊するまで出版・広告業界でお世話になった恩師ともいうべきスーパーエディター・秋山道男さんが奥様、ご友人一行で熊本に見えられ、お供して熊本の旅をご案内したことがありました。そのときのふとした「ウチダ、農業やれば」の一言に後押しされ、そんな思いの中で熊本地震の後、南阿蘇に移り住みホップ栽培を行うことにしました。
もうひとり。ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイの元総料理長の上野賢三さんは、高校時代の同級生のひとりとして、食に関する仕事で相談に乗ってもらうなど大変お世話になりました。
お二方ともすでに故人となられてしまい、直接お伝えすることや仕上がったビールを飲んでいただけないのがとても残念です。せめて今回のことを両氏に捧げたいと思います。

2022年1月21日
「ビールの生まれる郷プロジェクト」発起人 内田英喜

▲熊本地震の翌年、5年前の今日。朝もやの田園風景に突如浮かび上がった熱気球。 ♯夢を現実に ♯復興から連携へ ♯風の時代



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