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活動報告2026年9月1日 08:58
令和8年熊本地震で傷ついた八代の宝「松浜軒」を未来へ
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``皆さまへ
令和8年熊本地震のあと、被災した松浜軒の中を歩いたときの光景を、私は忘れることができません。
倒れた建物。崩れた蔵。見慣れていたはずの景色が、そこにはありませんでした。
私は松井家長男として生まれ、幼い頃から松浜軒とともに育ってきました。 この場所は私にとって単なる文化財ではありません。先祖から受け継ぎ、地域の皆さまとともに守ってきた大切な居場所です。
しかし今回の地震は、400年以上続く松井家の歴史の中でも経験したことのないほど大きな被害をもたらしました。
正直に申し上げれば、 「本当に元に戻せるのだろうか」 そんな不安が頭をよぎらなかったわけではありません。
それでも、被災後に全国から寄せられた励ましの言葉や、松浜軒を心配して訪ねてくださる方々の声に触れるたび、この場所は私たちだけのものではないのだと改めて感じました。
「あの花菖蒲をまた見たい」「何とか残してほしい」
その言葉の一つひとつが、私たちの支えになっています。2023年には、多くの皆さまのお力で長塀修復プロジェクトを実現することができました。 あの時いただいたご支援は、単に長塀を直しただけではありません。 松浜軒を未来へ残したいという想いそのものを支えていただいたのだと思っています。
だからこそ、今回も諦めるわけにはいきません。
復旧には長い年月がかかるでしょう。 私たちの世代だけで終わる事業ではないかもしれません。
それでも、今ここで立ち止まれば、先人たちが守り続けてきた歴史を途絶えさせてしまうことになります。
松浜軒は、八代の誇りであり、日本の大切な文化遺産です。 そして何より、未来の子どもたちから預かっている財産です。
再びこの庭園に人々の笑顔が集う日を信じて。 私たちは歩み続けます。
どうか松浜軒再生への挑戦に、温かいお力添えを賜りますよう、
心よりお願い申し上げます。松井家第十四代当主
松井 葵之
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