受付中 西原村から届ける山田さんちの牛乳ファンド
現役75歳の挑戦!ミルクでつなぐ酪農と地域の未来を応援

②2口:①に加えて、山田さんちのButter 200g×3個
③3口~4口:①・②に加えて、山田さんちのアイスクリーム8個
④5口以上:①~③に加えて、西原村の特産品詰め合わせセット10,000円相当 特典の詳細を見る
本匿名組合契約の名称 | 西原村から届ける山田さんちの牛乳ファンド |
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営業者 | 有限会社山田牧場 |
出資金募集最大総額(口数) | 6,000,000円 (200口) |
出資金募集最低総額 | - |
申込単位(1口あたり) | 30,000円/口 (内訳:出資金30,000円) (上限口数:166口) |
会計期間 | 2026年4月1日~2027年3月31日 |
決算日 | 2027年3月31日 |
報告日 | 決算日から90日以内 |
分配日 | 決算日から120日以内 |
決済方法 | (1)お振込み お申込後、当社からお送りするメールに記載の金融機関口座へお振込みください。 (2)クレジットカード決済(以下のカードに対応) ![]() |
ファンド対象事業
本匿名組合契約に基づき、営業者が行う事業全体(酪農・乳製品等加工品販売)のことをいいます。資金使途
ファンド資金は、以下のとおり使用いたします。項 目 | 金 額 |
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運転資金 | 5,000,000円 |
業務委託費(最大) | 1,000,000円 |
合 計 | 6,000,000円 |
事業計画
今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。1. 事業計画上の売上について
事業計画上の累計売上金額(税抜)、本匿名組合契約におけるリクープ売上金額(税抜)は下記のとおりです。
前期実績 | 2024年3月期 | 税抜 | 187,002千円 |
---|---|---|---|
損益分岐 | 1年間 | 税抜 | 186,915千円 |
事業計画 | 1年間 | 税抜 | 210,000千円 |
2. 事業計画上の実施施策(運営の方針)について
営業者は設立32年目の会社です。創業以来、酪農業及び乳製品の製造販売、また、それに付随する業務を行い、実績を積み上げてきました。今後は以下の施策の実施を進めることで、事業計画の達成を図ります。a. 高品質な生乳の生産
営業者は従前より生乳の生産を行っており、既に生産に必要な原材料の仕入先、生産設備、生産技術を有しております。現在行っている循環型農業を今後も継続しながら、更に高品質な生乳生産に務めます。
b. 新商品の開発
本匿名組合契約の対象事業には、新商品の製造販売が含まれます。営業者は、新商品の開発に必要な設備の導入を完了しており、既に商品開発を進めております。今後、直売店「ミルクの里」やふるさと納税をはじめとしたEC販売においてニーズの高い商品ラインナップを拡充し、販売を進めていく予定です。
c. 自社ECサイトの運営
営業者は自社ECサイトの開発を完了しており、運用開始に向けた準備を進めております。直売店「ミルクの里」来場者やふるさと納税等利用者のリピート購入を促進し売上増加を図ります。
分配計算式
匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。
なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。
リクープ前:
売上金額(税抜)×3.21%÷200口×1口
リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額以下の場合:
リクープ売上金額(税抜)×3.21%÷200口×1口+(売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×1.35%÷200口×1口
リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額を超える場合:
リクープ売上金額(税抜)×3.21%÷200口×1口+(事業計画売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×1.35%÷200口×1口+(売上金額(税抜)-事業計画売上金額(税抜))×0.8%÷200口×1口
匿名組合員にとっての損益分岐点のことをいいます。本匿名組合契約に基づく分配金額の合計が匿名組合員からの出資金と同額になることです。
金銭による分配金額のシミュレーション
本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。
なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。
したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1口30,000円を出資の場合)
1年間 | 売上金額 | 分配金額 | 償還率 | 源泉徴収後 償還率 |
---|---|---|---|---|
損益分岐前 | ¥93,457,944 | ¥15,000 | 50.0% | 50.0% |
損益分岐 | ¥186,915,888 | ¥30,000 | 100.0% | 100.0% |
事業計画 | ¥210,000,000 | ¥31,558 | 105.2% | 104.1% |
前期実績の場合(ご参照用)
2024年3月期 | 売上金額 | 分配金額 | 償還率 | 源泉徴収後 償還率 |
---|---|---|---|---|
前期実績 ×会計期間年数 |
¥187,002,194 | ¥30,005 | 100.0% | 100.0% |
(注1)匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上記に記載の算出式に基づいて計算されます。
(注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。
1口30,000円の出資金に対し、1口分配金額が30,000円となる時点を償還率100%としています。
匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/30,000円
(注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20.42%(復興特別所得税0.42%含む)の源泉税徴収が行われます。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。また、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。
西原村から届ける山田さんちの牛乳ファンドの締結については、以下のような留意点およびリスクがあります。
1. 債務超過のリスク営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過ではありませんが、今後、債務超過に陥った場合には、 次のような不利益を被るリスクがあります。まず、債務超過の営業者は新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算等の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となり事業継続に支障をきたす可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。
2. 営業者の倒産に関するリスク
今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。 匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。
3. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。なお、本匿名組合契約での資金調達の状況により、金融機関からの借入やリース契約等で資金調達を行い、本匿名組合事業を開始する可能性があります。
4. 経営陣の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
5. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する要因により、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。
6. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。
7. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
8. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。
9. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合には、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。
10. 生産に関するリスク
本匿名組合事業の商品の生産については、原料の調達状況、設備の稼働状況、不慮の事故、天災・伝染病その他の不可抗力等により、想定を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
11. 販売に関するリスク
本匿名組合事業で販売する商品については、営業者の判断の下で販売されますが、販売時の景気動向、市場の需給状況、天災・伝染病その他の不可抗力等により、予定単価及び予定量を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
12. 食中毒が生じるリスク
本匿名組合事業において食中毒が発生し、営業停止等の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。また、食中毒が生じた場合、その後の営業者の事業に著しい悪影響を及ぼすリスクがあります 。
13. 店舗を撤退するリスク及び業態を変更するリスク
営業者が、本匿名組合事業の継続が不適当又は不可能であると判断した場合には店舗を撤退する可能性があり、その場合、出資金は減額されて返還されるリスクがあります。また、営業者が、本匿名組合事業の業態のままでは事業の継続が不適当又は不可能であると判断した場合には業態を変更して事業を継続する可能性があり、その場合、当初の事業計画上の売上金額を達成することができなくなるリスクがあります。
14. 新商品に関するリスク
本匿名組合事業には新商品の生産及び販売が含まれます。当該新商品については、商品の研究開発スケジュールの進捗状況や研究過程における不慮の事故等により、開発が失敗に終わり、商品化できないリスクがあります。また、新商品の生産及び販売の体制構築、販路の拡大等に予想外のコストや時間を要する可能性があります。これらの結果、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
15. 特典の進呈に関するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。
16. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者への質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査が誤るリスクがあります。また、取扱者の事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。
■1口(30,000円)ご出資の方<送料税込 5,600円相当>
・山田さんちの牛乳(900ml)×2本
・山田さんちのカフェラテ(900ml)×2本
【発送時期】
2026年4~5月予定(冷蔵)
■2口(60,000円)ご出資の方<送料税込 10,000円相当>
・山田さんちの牛乳(900ml)×2本
・山田さんちのカフェラテ(900ml)×2本
・山田さんちのButter(200g)×3個セット(有塩2個・無塩1個)
【発送時期】
2026年4~5月予定(冷蔵)

■3口(90,000円)~ 4口(120,000円)ご出資の方<送料税込 16,600円相当>
・山田さんちの牛乳(900ml)×2本
・山田さんちのカフェラテ(900ml)×2本
・山田さんちのButter(200g)×3個セット(有塩2個・無塩1個)
・山田さんちのアイスクリーム(バニラ味) 8個セット
【発送時期】
牛乳・カフェラテ・Butter:2026年4〜5月発送予定(冷蔵)
アイスクリーム:2026年7〜8月発送予定(冷凍)

■5口(150,000円)以上ご出資の方<送料税込 26,600円相当>
※6口以上のご出資の場合も、以下特典となります。
・山田さんちの牛乳(900ml)×2本
・山田さんちのカフェラテ(900ml)×2本
・山田さんちのButter(200g)×3個セット(有塩2個・無塩1個)
・山田さんちのアイスクリーム(バニラ味) 8個セット
・西原村特産品詰め合わせ10,000円分
■新米 5kg
■さつまいも〔シルクスイート〕 5kg
【発送時期】
牛乳・カフェラテ・Butter:2026年4〜5月発送予定(冷蔵)
アイスクリーム:2026年7〜8月発送予定(冷凍)
特産品詰め合せ:2026年10〜11月予定(常温)

(※写真はイメージです)
(注1) 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。 |
(注2) 特典の詳細につきましては、募集終了以降、別途ご連絡いたします。 |
(注3) 海外への発送はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 |
(注4)「山田さんちの牛乳」、「山田さんちのカフェラテ」はお届け日の指定ができません。消費期限の都合上、ご不在が多い方やお受け取りが難しい方には、代替として「山田さんちのチーズケーキ(冷凍)」、「山田さんちの牧場 濃厚バターロール(冷凍)」各1個をお届けすることも可能です。※代替をご希望の場合は、特典実施時のご案内にてご相談ください。 |
(注5)発送時期について 各商品の旬の時期に分けてお届けいたします。 ・「山田さんちの牛乳」、「山田さんちのカフェラテ」、「山田さんちのButter」:2026年4~5月【冷蔵】 ・「山田さんちのアイスクリーム」:2026年7~8月【冷凍】 ・西原村特産品セット:2026年10~11月【常温】 |

熊本・阿蘇の麓にある西原村。豊かな自然と清らかな湧水に恵まれたこの地で、有限会社山田牧場は半世紀近くにわたり酪農を営んできました。
代表の山田氏は、20年近く地域酪農の先頭に立ち、
75歳を迎えた今も、地域とともに未来を育もうとしています。
「酪農を通して、この村の魅力を全国へ伝えたい」
そんな想いから生まれた今回のファンドは、地域で生きる農家が次世代の農業に希望をつなぐための挑戦です。
本ファンドを通じて、地方と農業の未来を一緒に育てる仲間になりませんか?
出資者の皆様へ
売上高に応じた分配金と、山田牧場が丹精込めて育んだ恵みを、“特別な特典”としてお届けします。ぜひご堪能ください。

5口以上の出資で、お米やさつまいもなど、阿蘇の自然が育んだ旬の恵みも一緒にお届けします。▶特典の詳細はこちらから
■ご確認ください■
本ファンドは、ミュージックセキュリティーズ株式会社が取扱者として募集する「地域と酪農の未来をつくる山田牧場ファンド」と合わせて6,000,000円の募集を計画しております。
2つのファンドの合計出資額が当該金額に達した場合、募集を終了いたします。
このため、本ファンドの「集まっている金額」は、2つのファンドの合計額となるよう随時情報を更新しております。
また、6,000,000円を超えてお申し込みがあった場合、お申し込みのキャンセルをさせていただくことがございます。
この場合には、メールにてお知らせいたします。何卒ご了承をお願いいたします
山田牧場の歩み
山田牧場のはじまりは1976年。
40頭の牛から飼育を始め、地域に根ざした酪農を歩んできました。
代表の山田氏は、「自分の手で、誰かの暮らしを支える仕事がしたい」
「人の温もりを感じる仕事がしたい」
という想いから、酪農の道へ。
就農からこれまで、牛たちと真摯に向き合いながら、地域とともに育つ酪農を続けてきました。
阿蘇・西原村と酪農
熊本県阿蘇郡西原村は、阿蘇の最西端に位置する村です。
その豊かな自然と清らかな水は、人々の暮らしを潤してきました。
山麓から広がる台地を活かして米や唐芋を作る農家が多かった村へ、
1960年代に50頭の牛を迎えたことで、地域内での酪農が始まりました。
約50戸の農家が牛を育てる、まさに“支え合い”の酪農。
その後、熊本地震やコロナ禍を経て今では6戸が残り、その中心となっているのが山田牧場です。
地域の自然、文化、そして人とのつながりを大切にしながら、山田牧場は今も“村の要”として酪農を守り続けています。
「前に進む」酪農家 山田 政晴氏
山田牧場を率いるのは、75歳を迎えてなお、酪農の最前線で挑み続ける代表・山田政晴氏です。
山田氏が見つめているのは、自身の牧場の成功だけではありません。
この村で、若い世代や新たに農業を志す人たちに、挑戦する勇気を与えること。
そして、西原村の自然、文化、そして人々の温かさといった“この村ならでは”の魅力を、全国に伝えていくこと。
山田牧場は、酪農から生まれる商品や地域の魅力を体感できる場所を作ることで、この想いの実現に向けて邁進しています。
復興にかけた、地域を照らす背中
2016年の熊本地震では、当時の西原村の酪農組合員9戸すべてが甚大な被害を受け、牛舎や設備の倒壊、牛の死といった深刻な事態に見舞われました。
本来なら心が折れても不思議ではない状況の中、山田氏はいち早く地域の再建に動き、“創造的復興”の立役者のひとりとして、村全体を巻き込む再生の道筋を築きました。
「3年もすれば明かりが見える」
そう言って酪農家の仲間を奮い立たせ、定期的に顔を合わせて現状を報告し合う場を持つなどして、孤立を防ぎました。
山田氏の「誰一人離農させない」という強い意志のもと、9戸すべてが酪農を再開。震災後に後継者が戻ってきた農家もいます。
こうした一連の功績が認められ、山田氏は2020年旭日双光章を受章。
地域を支え、後進を導くリーダーとしての姿勢が高く評価されています。
自然の厳しさ、熊本地震という大きな試練にも決して立ち止まらず、「自分の人生にはバックギアはない」と語る山田氏の姿は、まさに村を照らすリーダーそのものです。
山田牧場のこだわり
阿蘇・西原村の大自然で、自給する粗飼料を豊富に食べた牛から搾る新鮮な牛乳。
牛乳の美味しさだけでなく、牛の健康、そして地域の活性化。
それらはすべて、山田氏がこだわる“地域と人を大切にする姿勢”から生まれています。
①循環型農業
山田牧場の酪農は、環境にもやさしい循環型です。
飼料として牛に与えるトウモロコシは、地域農家と協力しながら自家栽培しています。その耕作面積はおよそ20ヘクタール(東京ドーム約5個分)。

収穫したトウモロコシは牛に与えられ、牛たちの栄養となり、そのふんは大地へと還り、再び実りを生み出します。

こうして、自然の循環を生かした持続可能な畜産を実現しています。
②"顔の見える酪農”「ミルクの里」

「西原村の“いま”を、そのまま届けたい。」
そんな想いから生まれたのが、牧場直営の店舗「ミルクの里」です。
牧場で搾ったばかりの生乳をその日のうちに提供する“顔の見える酪農”。
山田牧場は6次産業化の先駆けとして、「ミルクの里」をオープンしました。
自家製ソフトクリームやジェラート、乳製品スイーツを通じて、生産者の想いと「食」の感動を届けています。

阿蘇・西原村は、年間200万人が行き交う、南阿蘇の生命線。
中でも「ミルクの里」は、旅の楽しみのひとつとして、多くの方に親しまれています。
▽「ミルクの里」では、ポニーなどの動物たちを見ることもできます。

今では年間10万人が訪れる地域の名所に。
旅の途中で立ち寄る人々の「おいしい!」の声が、地域の誇りへとつながっています。
③ “搾りたての旬の味”を届ける
牧場で搾ったばかりの生乳をその日のうちに提供できるのは、生産から加工・販売まで自ら手がける“顔の見える酪農”を実現しているからこそ。「ミルクの里」では、“今日しぼった牛乳”を、その日のうちに味わうことができます。

良質なクリームは新鮮な証
高温殺菌で長期保存を可能にした「ロングライフ牛乳」とは異なり、山田牧場では60度30分の低温殺菌にこだわり、牛乳本来の風味と香りを損なうことなく守り抜いています。
昔、一升瓶で買った牛乳の表面に自然と膜が張っていたことをご存じの方もいるかもしれません。
それは、脂肪分がたっぷりと含まれた証。
山田牧場では、この牛乳の持つ脂肪球を手を加えて壊すことなく自然のまま、絞りたてで届けています。
▽ビンの上部に良質のクリームが浮上。よくビンを振ってからでないと牛乳が出てきません。これは安全と安心を美味しく詰めた証です。

しかし今では、その自然な脂肪の証が、「固まっている」と誤解される時代になりました。
だからこそ、鮮度そのままの”本物の味わい”を次の世代にも伝えていくことが大切だと山田氏は考えています。

出資者へのメッセージ
有限会社山田牧場 代表・山田政晴

酪農は、大地と語り合う営みです。
雨の日も風の日も、休むことなく、牛たちと向き合い続けています。
でも、それだけに留まらず、村の恵みと温もりを届けたいのです。
その想いで「うまいなあ」と言ってもらえる牛乳の向こうに、西原村の“顔”が見えるような酪農をずっとやってきました。
今回の挑戦は、酪農の誇りと地域の想いを、未来へ橋渡しする一歩。
出資いただいた資金は、循環型農業と顔の見える酪農を実現し続けていくための運転資金として活用させていただきます。
希望に満ちた地域と農業を、“形にしてみせる”のが、今の自分の使命です。
「地方がもっと注目され、次の世代につながっていくように。」
皆様からのご支援が、挑戦の後押しになります。
このファンドを通して、西原村の魅力を知るきっかけとしていただき、地域と酪農に“希望の種”をまいていただけますと幸いです。
営業者紹介
有限会社山田牧場
【沿革】
1976年 | 自営業として40頭で酪農業を開始 |
1994年 | 有限会社山田牧場 創業 畜産活性化事業のモデル牧場に認定 |
1994年 | フリーストール式に牛舎を改築 新搾乳システム実証展示施設、モデル牧場の管理委託を受ける |
1997年 | 農村青少年の先進地農家留学研修生の受入 社団法人全国農村青少年教育振興会より感謝状を贈られる |
1998年 | "顔の見える酪農"のモデル、牧場直営店「ミルクの里」オープン |
2000年 | ミルク製造工場【ミルクプラント】増設(ミルクの里横) |
2005年 | 「レストランまきば」オープン |
営業者概要
商号 | 有限会社山田牧場 |
---|---|
所在地 | 熊本県阿蘇郡西原村小森1843 |
事業内容 | 酪農、乳製品加工・販売 |
設立日 | 1994年4月1日 |
代表者 | 山田 政晴 |
決算日 | 3月31日 |
「山田さんちの牧場」公式サイト:https://www.yamada-milk.com/
代表者紹介
代表取締役 山田 政晴
1950年、熊本県阿蘇郡西原村生まれ。
20代でカーディーラーを経営していたが、「自分の手で、人の暮らしに寄り添う仕事がしたい」と一念発起し、酪農の道へ進む。1976年に山田牧場を開始し、1994年に法人化、代表取締役に就任。
2008年からは西阿蘇酪農業協同組合の組合長を務め、地域酪農の発展に尽力。6次産業化や直営店「ミルクの里」の開設にも取り組み、地域とともに歩む酪農経営を実践している。
2020年、長年の功績が認められ、旭日双光章を受章。
2025年 05月
- 2025年5月20日 17:00募集を開始しました。
-
はじめまして。有限会社山田牧場 代表の山田政晴と申します。
この度、「西原村から届ける山田さんちの牛乳ファンド」として、地域と酪農の未来を応援していただくための挑戦をスタートいたしました。
私たちは、阿蘇の自然とともに牛と向き合いながら、牛乳本来の美味しさを届けてまいりました。
また、地域に根差した酪農を目指し、直営店「ミルクの里」での乳製品づくりや、次の世代へつなぐ取り組みにも力を入れています。
75歳となった今も、酪農の現場に立ち続けておりますが、この牧場は私ひとりのものではありません。
地域の仲間や若い世代とともに、酪農を続けられるものにすることが、私の役割だと考えています。
このファンドを通じて、酪農の誇りと西原村の自然や人の温もりが、牛乳という形で皆さまのもとへ届くことを願っております。
ぜひ応援していただけましたら幸いです。
- forum出資者コメント
-
熊本県 2025.5.21山田さん!微力ながら応援させていただきます!頑張ってください!神奈川県 2025.5.21人生100年時代、まだまだ頑張っていただきたいです。応援してます!三重県 2025.5.21ご自愛くださいませ。熊本県 2025.5.20山田さんの人柄や思いにとても共感し、私も頑張って行こうと思いました。バター大好きです。熊本県 2025.5.20酪農にかける思いが非常に共感しました!応援しています!東京都 2025.5.20頑張ってください。応援しています。熊本県 2025.5.20山田さんちのButterは最高です!応援しています!東京都 2025.5.20皆の命のために頑張って下さっている酪農林漁業者さんに存続して欲しい。特に循環型で環境を配慮し持続可能な酪農であることは魅力。恵みを分けてくれる牛さんにとっても幸せな飼育方法になると更に良いと思います。兵庫県 2025.5.20十数年前ですが、訪ねた際に飲んだ牛乳がとても美味しかったのを覚えています。神奈川県 2025.5.20美味しい牛乳を楽しみにしています。
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