受付中 博多の食文化を繋ぐ ごま鯖ファンド

冷凍技術で美味しさアップ!絶品ごま鯖をご自宅へ

一口金額
30,000円
募集総額
12,000,000円
事業者名
株式会社ヒラノ
参加人数
65人
地域
福岡県 福岡市
分野
食品製造、酒、小売
募集期間
2025年8月29日~2026年3月31日
特典
・1口につき、博多ごま鯖180g×3パック(送料税込5,500円相当)
・ご出資口数3口毎に、1口分の特典を開発中の冷凍鯖商品3個セットに代えてお届け(送料税込18,000円)
特典の詳細を見る
本匿名組合契約の名称 博多の食文化を繋ぐ ごま鯖ファンド
営業者 株式会社ヒラノ
出資金募集最大総額(口数) 12,000,000円 (400口)
出資金募集最低総額 3,000,000円
申込単位(1口あたり) 30,000円/口 (内訳:出資金30,000円)
(上限口数:400口)
会計期間 2026年4月1日~2027年3月31日
決算日 2027年3月31日
報告日 決算日から90日以内
分配日 決算日から120日以内
決済方法 (1)お振込み
お申込後、当社からお送りするメールに記載の金融機関口座へお振込みください。
(2)クレジットカード決済(以下のカードに対応)
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ファンド対象事業

本匿名組合契約に基づき、営業者が行う不動産賃貸業を除くすべての事業(食品小売・卸事業、瞬間冷凍加工事業)のことをいいます。
 

資金使途

ファンド資金は、以下のとおり使用いたします。
項 目 金 額
原材料仕入代 10,000,000円
業務委託費(最大) 2,000,000円
合  計 12,000,000円
*1 資金使途の実際支出額が想定を下回った場合には、残額を広告宣伝費として使用します。

事業計画

今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
 
1. 事業計画上の売上について
事業計画上の累計売上金額(税抜)、本匿名組合契約におけるリクープ売上金額(税抜)は下記のとおりです。
 

前期実績 2025年3月期 税抜 396,892千円
損益分岐 1年間 税抜 365,853千円
事業計画 1年間 税抜 420,245千円
スクロールしてご覧ください。
 
(内訳:1年目)
  1年目
事業計画
(売上金額)
420,245千円
食品小売・卸事業 383,545千円
瞬間冷凍加工事業 36,700千円

 

2. 事業計画上の実施施策(運営の方針)について
営業者は設立6年目の会社です。創業以来、生鮮品スーパーや酒屋での食品小売・卸事業、また、瞬間冷凍加工事業及びそれに付随する業務を行い、実績を積み上げてきました。今後は以下の施策の実施を進めることで、事業計画の達成を図ります。
 
a. スーパー「はかた新鮮市場」、酒屋「Mr.ワールド」を拠点とした食料品の小売及び卸売
営業者は従前より福岡市博多区にて店舗運営を行っており、既に必要な仕入先、販売設備を有しております。今後も鮮度の良い生鮮品などを仕入れて販売することで顧客満足度の高い店舗運営を行っていきます。
 
b. 全国の商業施設や飲食店、食品卸会社への瞬間冷凍加工品販売
営業者は2025年3期より瞬間冷凍加工品の販売を行っており、既にいくつかの販路を有しております。今後は商業施設や飲食店、食品卸会社への営業活動等を行うことで、売上の拡大を図ります。
 
c. 瞬間冷凍加工商品の開発
営業者は既に鯖を原材料とした商品の開発を行っております。今後、更なる商品開発を進め、量産体制を整備することで、販売先の需要に応えていくよう計画を進めています。

分配計算式

匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。
なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。

リクープ前:
売上金額(税抜)×3.28%÷400口×1口

リクープ後:
リクープ売上金額(税抜)×3.81%÷400口×1口+(売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×1.15%÷400口×1口
 
※リクープ

匿名組合員にとっての損益分岐点のことをいいます。本匿名組合契約に基づく分配金額の合計が匿名組合員からの出資金と同額になることです。

金銭による分配金額のシミュレーション

本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。
なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。
したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。

(1口30,000円を出資の場合)

本匿名組合契約の対象事業の売上計画
1年間 売上金額 分配金額 償還率 源泉徴収後
償還率
損益分岐前 ¥182,926,830 ¥15,000 50.0% 50.0%
損益分岐 ¥365,853,659 ¥30,000 100.0% 100.0%
事業計画 ¥420,245,000 ¥31,563 105.2% 104.1%
スクロールしてご覧ください。 
 
 
前期実績の場合(ご参照用)
2025年3月期 売上金額 分配金額 償還率 源泉徴収後
償還率
前期実績
 ×会計期間年数
¥396,892,075 ¥30,892 103.0% 102.4%
スクロールしてご覧ください。
 
 
(注1)匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上記に記載の算出式に基づいて計算されます。

(注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。
1口30,000円の出資金に対し、1口分配金額が30,000円となる時点を償還率100%としています。
匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/30,000円

(注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20.42%(復興特別所得税0.42%含む)の源泉税徴収が行われます。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。また、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。

博多の食文化を繋ぐ ごま鯖ファンドの締結については、以下のような留意点およびリスクがあります。

 
1. 債務超過のリスク
営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過であり、一般的に債務超過状態の営業者は、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、債務超過の営業者は新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算等の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となり事業継続に支障をきたす可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。

2. 営業者の倒産に関するリスク
今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。

3. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。なお、本匿名組合契約での資金調達の状況により、金融機関からの借入やリース契約等で資金調達を行い、本匿名組合事業を開始する可能性があります。

4. 経営陣の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。

5. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する要因により、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。

6. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。

7. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。

8. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。

9. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合、募集期間が終了したにもかかわらず、申込者からの出資金額が出資金募集最低総額(3,000,000円)に満たなかった場合には、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。

10. 商品の調達に関するリスク
本匿名組合事業の商品の調達については、調達先の商品の生産状況、不慮の事故、天災・伝染病その他の不可抗力等により、想定を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。

11. 販売に関するリスク
本匿名組合事業で販売する商品については、営業者の判断の下で販売されますが、販売時の景気動向、市場の需給状況、天災・伝染病その他の不可抗力等により、予定単価及び予定量を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。

12. 食中毒が生じるリスク
本匿名組合事業において食中毒が発生し、営業停止等の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。また、食中毒が生じた場合、その後の営業者の事業に著しい悪影響を及ぼすリスクがあります。

13. 店舗を撤退するリスク及び業態を変更するリスク
営業者が、本匿名組合事業の継続が不適当又は不可能であると判断した場合には店舗を撤退する可能性があり、その場合、出資金は減額されて返還されるリスクがあります。また、営業者が、本匿名組合事業の業態のままでは事業の継続が不適当又は不可能であると判断した場合には業態を変更して事業を継続する可能性があり、その場合、当初の事業計画上の売上金額を達成することができなくなるリスクがあります。

14. 新商品に関するリスク
本匿名組合事業には新商品の生産及び販売が含まれます。当該新商品については、商品の研究開発スケジュールの進捗状況や研究過程における不慮の事故等により、開発が失敗に終わり、商品化できないリスクがあります。また、新商品の生産及び販売の体制構築、販路の拡大等に予想外のコストや時間を要する可能性があります。これらの結果、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。

15. 兼業に関するリスク
営業者の代表者は株式会社タツヤの代表者として活動に携わっていることから、営業者の代表者が同社の活動に労力・時間等を割かれる結果、本匿名組合事業の計画遂行に悪影響を及ぼすリスクがあります。

16. 特典の進呈に関するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。

17. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者への質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査が誤るリスクがあります。また、取扱者の事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。

出資者の皆さまには、9月~2月に水揚げされた脂の乗った鯖を厳選して作る瞬間冷凍「ごま鯖」(送料・税込5,500円相当)をお届けいたします。
また、3口以上ご出資の方には、現在開発中の鯖商品もご用意いたしました。
募集終了後、会計期間中にお送りいたします。

■1口につき、博多ごま鯖(180g)×3パック(送料・税込5,500円相当)
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※写真は試作の商品です


■ご出資口数3口毎に、1口分の特典を、以下開発中の冷凍鯖商品3個セットに変えてお届けします。(送料・税込18,000円)
(1)炙りとろしめ鯖の押し寿司(300g)×1個
(2)おぼろ昆布巻き締め鯖寿司(300g)×1個
(3)博多炙りとろ鯖と辛子高菜いため(230g)×1パック
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※写真は試作の商品です


【1口ご出資の場合】
・博多ごま鯖(180g)×3パック
【2口ご出資の場合】
・博多ごま鯖(180g)×6パック
【3口以上ご出資の場合】
・博多ごま鯖(180g)×6パック
・炙りとろしめ鯖の押し寿司(300g)×1個
・おぼろ昆布巻き締め鯖寿司(300g)×1個
・博多炙りとろ鯖と辛子高菜いため(230g)×1パック

(注1) 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。
(注2) 特典の詳細につきましては、募集終了以降、別途ご連絡いたします。
(注3) 海外への発送はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
博多名物のごま鯖は、新鮮な鯖の刺身を甘い醤油に漬け、胡麻やネギなどの薬味を添えた地元の方々や観光客に愛されている福岡の郷土料理です。
 
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しかし近年、寄生虫であるアニサキスを原因とした食中毒が課題となっており、将来的に鯖の消費量が減少し、鯖の漁獲量も減ってしまうかもしれません。
 
その危機に立ち上がったのが、朝獲りにこだわった鮮魚を取り扱うスーパー「はかた新鮮市場」を運営する株式会社ヒラノです。
福岡市博多区で約40年、地域密着型スーパーとして、鮮魚や生肉の品質管理において確かな知見を培いながら家庭の台所を支え続けてきました。
 
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本ファンドは、株式会社ヒラノの持つ魚の目利き力と瞬間冷凍技術を用いて、味と品質にこだわった安心して食べることができる冷凍ごま鯖の魅力をお届けするファンドです。
 
出資金は、冷凍ごま鯖を製造するため、秋から冬にかけて脂が一番乗った美味しい鯖の仕入資金として活用します。
 
皆様も一緒に美味しさを味わっていただき、福岡の郷土料理を守る取り組みに参加しませんか?
    
■出資者特典のご紹介
出資者の皆さまには、9月~2月に水揚げされた脂の乗った鯖を厳選して作る瞬間冷凍「ごま鯖」(送料・税込5,500円相当)をお届けいたします。
また、3口以上ご出資の方には、現在開発中の鯖商品もご用意いたしました。
募集終了後、会計期間中にお送りいたします。
 
■1口につき、博多ごま鯖(180g)×3パック(送料・税込5,500円相当)
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■ご出資口数3口毎に、1口分の特典を、以下開発中の冷凍鯖商品3個セットに代えてお届けします。(送料・税込18,000円)
(1)炙りとろしめ鯖の押し寿司(300g)×1個
(2)おぼろ昆布巻き締め鯖寿司(300g)×1個
(3)博多炙りとろ鯖と辛子高菜いため(230g)×1パック
 
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※写真は試作の商品です

  

■ご確認ください■
本ファンドは、ミュージックセキュリティーズ株式会社が取扱者として募集する『博多の食文化を守る ごま鯖ファンド』と合わせて12,000,000円の募集を計画しております。2つのファンドの合計出資額が当該金額に達した場合、募集を終了いたします。このため、本ファンドの「集まっている金額」は、2つのファンドの合計額となるよう随時情報を更新しております。
また、12,000,000円を超えてお申し込みがあった場合、お申し込みのキャンセルをさせていただくことがございます。この場合には、メールにてお知らせいたします。何卒ご了承をお願いいたします

   

事業者紹介

 
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株式会社ヒラノは、地域密着型スーパー「はかた新鮮市場」を運営しています。
福岡中央魚市場や地方市場から毎日仕入れる朝穫れ・活〆の魚介類をはじめ、九州各地から選び抜いた精肉や青果物を幅広く取り扱っており、新鮮さと高い品質を追求し、時には市場でも滅多に見られない珍しい食材まで揃えています。
  
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福岡中央魚市場
 
食材の目利き力は、高く評価されており、スーパーという枠に収まらず、地元飲食店など多くの事業者への卸売も行っています。
 

アニサキスが及ぼす「ごま鯖」への影響

現在、環境変化による漁獲量の減少*1や近年の原油高を要因とした鮮魚の価格高騰により、日本における古くから育まれてきた豊かな魚食文化の衰退が心配されています。
*1)農林水産省 公式サイト
 
そこに追い打ちをかけているのが、全国的に急増しているアニサキスの食中毒問題です。
アニサキスによる食中毒は、2018年以降、最多件数となっており、2022年には全国における食中毒件数の58.8%(566/962件)にまで達しています*2。
*2)国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
  
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アニサキスは、鯖やアジなど青魚の内臓に寄生し、それを口にすることで食中毒を引き起こします。
 
株式会社ヒラノの平野代表は、市場の状況を振り返ります。

「アニサキスは、寄生している魚が死ぬと内臓から筋肉へ移動します。
昔の福岡中央市場に水揚げされていた鯖は、アニサキスが筋肉へ移動しておらず、内臓を取り除けば、生食用の鯖として安全に提供できていました。
 
近年は、半数以上の鯖が筋肉までアニサキスに寄生されており、仕入の時点で寄生の有無を判断できないことから我々のような仕入業者が購入しづらい状況にあります。
その結果、消費量の減少に繋がり、近い将来、鯖の水揚げができないようになると地元漁師とも話をしています。」
  
このままでは、博多名物「ごま鯖」という、魚を生食で楽しむ食文化そのものが消えてしまうかもしれません。
 

株式会社ヒラノが取り組む解決策

一般的なアニサキスの対策は、目視除去という極めて地道な作業です。
直径わずか1mm・長さ2cmほどの糸のような寄生虫を、職人たちが魚を捌く際に一つ一つ手作業で取り除きます。
しかし、アニサキスは目視でも見落としやすく、完全除去は困難です。
  
そこで、株式会社ヒラノは、HACCP*に対応した冷凍商品加工場で、「超低温急速凍結装置」を用いたアニサキスの除去に取り組んでいます。
-68度以下で急速冷凍を可能とする「ロックフローズン冷凍技術」により、アニサキスを完全に死滅させ、食中毒の不安を排除した冷凍ごま鯖を提供します。
  
*HACCPに沿った衛生管理についてはこちら

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ロックフローズン冷凍技術の主な効果をご紹介します。
 
1.食の安全確保
ロックフローズン冷凍技術を活用することで、細胞膜を破壊せず短時間で内部まで凍結し、保存料や薬剤を使わずに、アニサキスを確実に死滅させます。
 
また、飲食店にとっても、アニサキス除去の手間からも解放され、食中毒の心配がなく安心して提供できるようになります。さらに凍った状態でカットができるので、仕込み時間を大幅に短縮。アニサキス駆除の労力と精神的な負担をなくし、作業効率とスピードの両面で飲食店を力強くサポートします。
  
2.フードロスの削減
ごま鯖は通常、消費期限が短く廃棄リスクの高い食材ですが、急速冷凍を活用することで旬の鮮度をそのまま長期保存します。
必要な分だけ解凍できるので、在庫や売れ残りの無駄を減らすことにつながります。
 
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冷凍技術による博多の鯖の活用

「博多の郷土料理として愛される「ごま鯖」を守り、水産業・小売業・飲食業に新たな活気を生み出す。」
この想いを胸に、株式会社ヒラノはすでに第一号となる商品の開発を完了しています。
  
商品紹介:「博多三昧ごま鯖」
博多の名店「博多鯖鉄」が監修した、「博多三昧ごま鯖」 です。
薄く切った鯖に醤油やごまをからめた「博多のごま鯖」は、熱いごはんにのせたり、お茶漬けにしたり、酒の肴にもぴったりです。
  
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この商品は、「旬寒鯖(しゅんかんさば)」を使用しています。
※旬寒鯖とは、9月~2月の秋から冬にかけて最高に脂の乗った鯖を使い、ロックフローズン冷凍技術で冷凍加工した株式会社ヒラノの独自ブランドです。

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旬寒鯖をその日のうちに加工・たれ付け、急速冷凍。
旬の最高な鯖から作ったごま鯖を年間を通してお召し上がりいただけます。
 
超低温急速凍結機により、無駄な水分を抜くことができ、生の状態よりも臭みがなく、歯ごたえが良くなります。
また、熟成魚に似た旨みを感じていただけるようになり、“冷凍で良いではなく、冷凍が良い”と言える逸品に仕上がっています。
 
今後の展望
福岡の鯖の消費拡大を目指し、今後、あらたな商品開発を進めていきます。
すでに、鯖寿司、鯖高菜いためなども完成間近です。
 
また、鯖に限らず、冷凍加工設備を活用して博多の有名料理店と協業し、名店グルメの冷凍食品開発にも取り組み、博多自慢の味を自宅で手軽に楽しめる商品を提供していきます。
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開発中の天神もつ鍋 仙頭(せんどう)監修 味噌もつ鍋セット
天神もつ鍋仙頭 公式サイト
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事業者からのメッセージ

福岡で水揚げされる鯖について、現場の状況を見ると、福岡で水揚げされる鯖の半数以上がアニサキスに寄生されている状況です。一匹一匹、寄生の有無を判別するのは現実的ではなく、買い手側としても扱うことが困難な状況にあります。
 
はかた新鮮市場は、業務用スーパーという枠にとどまらず、新鮮で美味しい魚、自慢の肉類や野菜、手作りの総菜などを通じて、普段の食卓を少しでも豊かにしたいという想いで営業してきました。
 
プロの料理人にもご家庭にも選ばれる店を目指し、朝獲り・活〆にこだわる鮮魚や厳選した美味しいお肉、旬の食材へのこだわりを大切に。より良いものをより安く。
地域に根差し、地元の皆さまに愛される博多のスーパーとして、食のプロが認めた品質を、手軽に楽しんでいただけるよう努めています。
 
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本ファンドでは、博多名物「ごま鯖」を次世代へ繋ぎ守るとともに、鮮度を落とさず安心して楽しめる冷凍技術を活用した新たな商品開発にも挑戦します。
地域の飲食店や事業者への卸売りから、一般のお客様への小売りまで、幅広く支えられる仕組みを整え、博多の味を全国へお届けしたいと考えています。
 
日々の営業を支えてくださる皆さまへの感謝を胸に、これからも「美味しい、安心、選ばれる」食品をお届けし、博多の食卓と食文化をさらに豊かにしていきたい。

皆さまとともに、はかた新鮮市場の新しい挑戦を歩んでいけますと幸いです。
 
株式会社ヒラノ
代表取締役 平野達也
 
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営業者紹介

株式会社ヒラノ
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【沿革】
2020年5月 前身企業から事業を承継し創業。
2020年8月 新型コロナ第2波の真っ只中に業務用食品スーパー「はかた新鮮市場」をオープン。
業務用酒販店「Mr.ワールド」と併せて2店舗を運営。
2024年7月 外部環境に左右されない新事業として「瞬間冷凍加工」に着目、事業再構築補助金を活用し加工場を新設。
  営業者概要
 2025年8月29日現在
商号 株式会社ヒラノ
所在地 福岡県福岡市博多区諸岡一丁目16番26号
事業内容 食品小売・卸事業、瞬間冷凍加工事業、不動産賃貸業
設立日 2020年5月13日
代表者 平野 達也
決算日 3月31日
 

代表者紹介

代表取締役 平野 達也
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2004年3月 中村調理師専門学校(福岡県)卒業後、㈱ヒラノ(営業者の前身企業)へ入社し飲食事業部の新規立ち上げを行い、「博多一番どり松橋店」オリジナル飲食店「魚鳥天」「農家レストラン大地」をオープン。
その他、配送部門や魚屋「魚達」の立ち上げなど同社の事業多角化を行い、生鮮3品・業務用外販酒、雑貨などの総合卸に発展させる。
2020年5月 現・(株)ヒラノの代表取締役へ就任。
 
長く飲食に携わってきた経験を活かし、瞬間冷凍加工事業において、加工スタッフの指導や地元有名店と協業した商品開発を行う。
 
 
2025年9月29日 17:31このままでは博多の郷土料理が危ない!

博多名物「ゴマサバ」提供やめる店も 寄生虫アニサキス急増 背景に”海水温の上昇””海流の変化”か(福岡・佐賀ニュース RKB毎日放送)
https://u.lin.ee/KQgSjx6?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

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私たち(株)ヒラノは先代会長の時代より博多区で飲食店や一般消費者の方々へ玄界灘で水揚げされた生食用の鯖を提供して参りました。
上記URLに張り付けているように海水温度の上昇に伴いアニサキスが鯖の身にまで侵入してしまい、今では飲食店、一般消費者の方々皆がアニサキスを恐れ鯖を生食用で食べる機会が減りました。
現状、生鯖(ごまさば)などを提供し続けている飲食店も地場の魚屋などからリスクを承知の上で博打状態です。

そんな中、我々の取引先の飲食店様から「安心して美味しいゴマサバを提供したい!」と言う声を多方面から聞き、多種多様な急速冷凍機の中から刺身に最適な瞬間冷凍機の新設を決めました。

瞬間冷凍機の導入で取引先の飲食店様から「ありがとう!アニサキスを怖がらずに美味しいゴマサバが提供できる!」と声を頂きました。
その取引先の一つに鯖料理専門店 老舗の「博多 鯖鉄」があり、そこのオーナーの二宮氏と今回のゴマサバは共同開発された博多の本場の味です。
博多の鯖料理専門店だけあり、なかなか予約の取れない有名店です。
そんな博多 鯖鉄の二宮オーナー監修の「博多三昧ごまさば」を日本全国、世界各国の食卓へ届けたい!そんな思いで開発致しました。

今回クラウドファンディンに初チャレンジしたのは「博多三昧ごまさば」を日本全国の方々に知って頂きたい。と言う思いで宣伝広告費やSNS発信の為に活用できたらと思います。

皆様が応援して頂いた分、漁師、市場、魚屋、飲食店、一般消費者など生鯖に携わる全ての人が救われます!
我々も日々生食用鯖の良さを伝えていきます。

ご協力、応援よろしくお願い致します。

 

2025年9月1日 19:15募集を開始しました。

はじめまして。株式会社ヒラノ 代表の平野達也と申します。
この度は弊社ファンドページに関心をお寄せいただきありがとうございます。
 
募集ページ内でも触れられていますが、近年、私たちが仕入を行う市場では水揚げされた鯖の半数以上がアニサキスに寄生されています。
仕入の時点で寄生の有無を判断できないことから、食中毒を避けるため、多くの業者は仕入れを諦めざるを得ない状況です。
 
このままなにもしなければ消費量は更に減少していき、近い将来、鯖の水揚げ自体を諦めなければいけなくなります。
 
以前は生食でも安心して食べられていたからこそ、郷土料理として根付いてきた「ごまさば」。
この食文化を守るために瞬間冷凍加工事業を新しく始めました。
 
超低温急速凍結により無駄な水分を抜くことで、生の状態よりも臭みがなく歯ごたえが良くなり、また、熟成魚に似た旨みを感じることのできる鯖は、“冷凍で良いではなく、冷凍が良い”と言える逸品です。
 
本ファンドを機に、全国の皆さまにごま鯖を知っていただき、食べていただき、そして、地方の水産業を一緒に守っていただけますと幸いです。

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forum出資者コメント
神奈川県 2025.10.11
安心して食べられる食品の生産を応援します。
愛知県 2025.10.11
さば大好きです。
茨城県 2025.10.3
大変なことが多いでしょうが頑張ってください。
京都府 2025.9.20
いいものを作れば必ず売れると信じています。応援しています。
佐賀県 2025.9.19
地域の食文化を守る仕事を応援します。
静岡県 2025.9.19
アニキサスの拡大をニュースで見て、食の伝統を守る内容に共感しました
神奈川県 2025.9.15
博多へ行った時はごま鯖を毎回食べてます。是非全国に広めてください!
長野県 2025.9.14
応援しています!
千葉県 2025.9.9
福岡市在住の時は生鯖を買って来て自分でいろいろ調理しました。刺身かごま鯖にして楽しみました。夫は福岡県、私は佐賀県出身です。今は千葉県なので残念です。
愛知県 2025.9.5
ごま鯖大好き。美味しいごま鯖を末永く提供してください!
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