受付中 熊本 東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンド

記憶力・健康寿命のサポートに挑む!乳酸菌ベンチャーを応援

一口金額
10,000円
募集総額
6,000,000円
事業者名
株式会社プロバイオ
参加人数
66人
地域
熊本県
分野
食品製造、酒、小売
募集期間
2025年3月31日~2025年9月30日
特典
・出資者全員:自社ECサイトで使える1,000円OFFクーポン
・口数に応じて:豆乳ヨーグルトスムージーや豆乳ヨーグルトアイスクリームなどをお届けいたします。
特典の詳細を見る
本匿名組合契約の名称 熊本 東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンド
営業者 株式会社プロバイオ
出資金募集最大総額(口数) 6,000,000円 (600口)
出資金募集最低総額 -
申込単位(1口あたり) 10,000円/口 (内訳:出資金10,000円)
(上限口数:300口)
会計期間 2025年10月1日~2030年7月31日
決算日 第1回 2026年7月31日
第2回 2027年7月31日
第3回 2028年7月31日
第4回 2029年7月31日
第5回 2030年7月31日
報告日 決算日から90日以内
分配日 第2回決算日から120日以内
決済方法 (1)お振込み
お申込後、当社からお送りするメールに記載の金融機関口座へお振込みください。
(2)クレジットカード決済(以下のカードに対応)
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ファンド対象事業

本匿名組合契約に基づき、営業者が行う乳酸菌由来製品製造・販売事業のことをいいます。
 

資金使途

ファンド資金は、以下のとおり使用いたします。
項 目 金 額
運転資金 5,000,000円
業務委託費(最大) 1,000,000円
合  計 6,000,000円
 

事業計画

今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
 
1. 事業計画上の売上について
事業計画上の累計売上金額(税抜)、本匿名組合契約におけるリクープ売上金額(税抜)は下記のとおりです。
 

前期実績 2024年7月期 税抜 443千円
損益分岐 4.8年間 税抜 90,909千円
事業計画 4.8年間 税抜 147,199千円
スクロールしてご覧ください。
 
 
(内訳:1〜5年目)
  1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
事業計画
(売上金額)
12,588千円 23,377千円 30,353千円 37,025千円 43,854千円
スクロールしてご覧ください。
 

 

2. 事業計画上の実施施策(運営の方針)について
営業者は設立4年目の会社です。創業以来、乳酸菌研究と乳酸菌由来製品の開発製造販売及びそれに付随する業務を行い、実績を積み上げてきました。今後は以下の施策の実施を進めることで、事業計画の達成を図ります。

a. スーパー・百貨店での販売に向けた営業
営業者は、従前より乳酸菌由来製品を開発しており、生産に必要な原材料の仕入先、生産設備、生産技術を有しております。スーパーや百貨店での取り扱いを増やすことで売上拡大を図ります。

b. ホテル・介護施設での販売に向けた商品の開発
営業者は、業務用製品(豆乳ヨーグルト、菌粉末)の開発を既に進めています。ホテルや介護施設などへの営業活動等を行うことで、ソイペディオ菌の有する機能と親和性の高いお客様を有する事業者への販売を促進します。

c. 新商品の生産販売
本匿名組合契約の対象事業には、新商品の生産販売が含まれます。機能性表示取得後、ソイペディオ菌の持つ機能性を明確にした新商品を開発し、販売を進めていく予定です。

分配計算式

匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。
なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。

リクープ前:
売上金額(税抜)×6.6%÷600口×1口

リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額以下の場合:
リクープ売上金額(税抜)×6.6%÷600口×1口
+(売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×2.3%÷600口×1口

リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額を超える場合:
リクープ売上金額(税抜)×6.6%÷600口×1口+(事業計画売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×2.3%÷600口×1口+(売上金額(税抜)-事業計画売上金額(税抜))×0.01%÷600口×1口
 

※リクープ

匿名組合員にとっての損益分岐点のことをいいます。本匿名組合契約に基づく分配金額の合計が匿名組合員からの出資金と同額になることです。

※分配上限額設定期間
第1回 0円、第2回 2,500円、第3回 5,000円
上記決算に係る分配日において1口当たり分配金額が分配上限額を超過した場合には、翌分配日以降の1口当たり分配金額が分配上限額に満たなかった分配日、又は最終の分配日に当該超過金額を分配するものとします。

金銭による分配金額のシミュレーション

本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。
なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。
したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。

(1口10,000円を出資の場合)

本匿名組合契約の対象事業の売上計画
4.8年間 売上金額 分配金額 償還率 源泉徴収後
償還率
損益分岐前 ¥45,454,546 ¥5,000 50.0% 50.0%
損益分岐 ¥90,909,091 ¥10,000 100.0% 100.0%
事業計画 ¥147,199,815 ¥24,315 121.6% 117.2%
スクロールしてご覧ください。 
 
(注1)匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上記に記載の算出式に基づいて計算されます。

(注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。
1口10,000円の出資金に対し、1口分配金額が10,000円となる時点を償還率100%としています。
匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/10,000円

(注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20.42%(復興特別所得税0.42%含む)の源泉税徴収が行われます。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。また、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。

熊本 東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンドの締結については、以下のような留意点およびリスクがあります。


1. 債務超過のリスク
営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過ではありませんが、今後、債務超過に陥った場合には、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、債務超過の営業者は新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算等の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となり事業継続に支障をきたす可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。

2. 営業者の倒産に関するリスク
今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、各分配日において分配金額の上限を超過し翌分配日以降まで繰越留保されている分配金の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。

3. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。なお、本匿名組合契約での資金調達の状況により、金融機関からの借入やリース契約等で資金調達を行い、本匿名組合事業を開始する可能性があります。

4. 経営陣の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。

5. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する要因により、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。

6. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。

7. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。

8. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。

9. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合には、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、利益の分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。

10. 生産に関するリスク
本匿名組合事業の商品の生産については、原料の調達状況、設備の稼働状況、不慮の事故、天災・伝染病その他の不可抗力等により、想定を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。

11. 販売に関するリスク
本匿名組合事業で販売する商品については、営業者の判断の下で販売されますが、販売時の景気動向、市場の需給状況、天災・伝染病その他の不可抗力等により、予定単価及び予定量を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。

12. 食中毒が生じるリスク
本匿名組合事業において食中毒が発生し、営業停止等の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。また、食中毒が生じた場合、その後の営業者の事業に著しい悪影響を及ぼすリスクがあります。

13. 新商品に関するリスク
本匿名組合事業には新商品の生産及び販売が含まれます。当該新商品については、商品の研究開発スケジュールの進捗状況や研究過程における不慮の事故等により、開発が失敗に終わり、商品化できないリスクがあります。また、新商品の生産及び販売の体制構築、販路の拡大等に予想外のコストや時間を要する可能性があります。これらの結果、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。

14. 特典の進呈に関するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。

15. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者への質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査が誤るリスクがあります。また、取扱者の事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。

すべての出資者さまへECサイトでお得にお買い物いただける「出資者さま限定クーポン」と、出資口数に応じてプロバイオがこだわり抜いて開発した商品をご用意いたしました。
以下内容の特典をファンド募集終了後、会計期間中にお届けいたします。

 
すべての出資者さまへ
自社ECサイト(Sweetie & Smoothie)で使える1,000円OFFクーポン

加えて、口数に応じて
 
2口~5口のご出資で
①豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(3個入り)(送料・税込 2,700円相当)

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▲写真はイメージです。3種×各1本をお届いたします。

6口~9口のご出資で
①豆乳ヨーグルトアイスクリーム「SOYOGU」6個セット(送料・税込 4,800円相当)
②豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(6個入り)(送料・税込 3,900円相当)

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10口以上のご出資で
感謝の気持ちを込めて、特別3点セットをお届けいたします。

①豆乳ヨーグルトアイスクリーム「SOYOGU」6個セット(送料・税込 4,800円相当)
②豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(6個入り)(送料・税込 3,900円相当)
③アイスクリーム・バラエティセット(8個入り)(送料・税込 5,660円相当)
➡【内容】「SOYOGU」新フレーバー2種×各2個、東海大学オリジナルアイス4種×各1個

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東海大学オリジナルアイス(※写真はイメージです。4種×各1個をお届いたします。
 

※特典はすべて【冷凍便】にてお届けいたします。
 

(注1) 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。
(注2) 特典の詳細につきましては、募集終了以降、別途ご連絡いたします。
(注3) 海外への発送はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

ファンド概要

株式会社プロバイオは、東海大学の最先端研究をルーツに持つ乳酸菌バイオベンチャーです。
2021年、熊本県阿蘇郡西原村に設立されました。

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プロバイオでは、大学で培った乳酸菌研究を社会へ届け、人・動植物・環境すべてを健康に保つ「One Health(ワンヘルス)」の実現を目指しています。

本ファンドを通じて、未来の健康を支える乳酸菌食品の開発に、あなたも参加してみませんか?
 
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出資者の皆様へ
出資口数に応じた“お楽しみ特典”と、売上高に応じた分配金をお届けします。

【特典】健康志向の方々から好評いただいているこだわりの商品をお届け
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▲2口~5口のご出資でお楽しみいただける、「豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(3個入り)」
※写真はイメージです。3種×各1本をお届けいたします。

6口以上の出資で、豆乳ヨーグルトを使用したアイスクリームや、現在開発中の新商品等もお楽しみいただけます。▶特典の詳細はこちらから

■ご確認ください■
本ファンドは、ミュージックセキュリティーズ株式会社が取扱者として募集する「東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンド」と合わせて6,000,000円の募集を計画しております。

2つのファンドの合計出資額が当該金額に達した場合、募集を終了いたします。

このため、本ファンドの「集まっている金額」は、2つのファンドの合計額となるよう随時情報を更新しております。

また、6,000,000円を超えてお申し込みがあった場合、お申し込みのキャンセルをさせていただくことがございます。

この場合には、メールにてお知らせいたします。何卒ご了承をお願いいたします

 
▶本ファンドについてのFAQはこちら
 

本ファンドを通じて目指すこと 

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本ファンドでは、「大学の研究成果を社会へ届ける」ことを使命に、人・動植物・環境すべてを健康に保つ「One Health」の実現を目指し、誰もが安心して食べられる乳酸菌食品の開発に挑戦します。

食品の開発にあたっては、添加物を使用しない安全なものであることはもちろん、美味しさにもこだわった本物の食品をお届けできるよう追求して参ります。

株式会社プロバイオ

二度の大きな地震を通じて感じた「無力感」と「食」の大切さ
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プロバイオは、乳酸菌や発酵食品に関する知見及び技術をもとに創業された東海大学発のベンチャー企業です。
 
代表取締役CEO・木下氏が起業を決意したのは、東日本大震災と熊本地震がきっかけでした。

宮城大学在職中に東日本大震災に、東海大学着任後すぐに熊本地震に遭った木下氏。
一変した世界に「無力感」を抱きながら日々を過ごしました。

また、避難生活を送る中では「食べるものがないつらさ」や「心と身体が日々弱っていくこと」を痛感。

「心と身体を守るには、日々の食事が何より大切である」
そして「自分にできることは研究での社会貢献である」 

──そうした思いが、研究成果を社会に届ける原動力となりました。

乳酸菌の研究

そもそも乳酸菌とは?
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乳酸を作る細菌の総称で、人間の腸内や自然界に広く生息。腸内で大腸菌など悪玉菌の繁殖を抑え、腸内菌のバランスをとる役割を持っています。

乳酸菌は、昔から人々の食と健康を支えてきた、身近で頼れる存在です。
自然界のあらゆる場所に存在しますが、世界的に見ても、これほど人々に親しまれている菌はほかにないと木下氏は考えています。

▼私たちの生活に身近な乳酸菌の例
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近年の研究において、乳酸菌の健康への有益な効果も科学的に解明されつつありますが、昔の人々は経験を通じてその価値を見出してきました。
食べるうちに「身体にいい気がする」と感じられ、そうした経験がやがてヨーグルトやチーズといった発酵文化を育んできました。

このように、古くから経験的な知識が積み重なり、やがて科学的研究へと発展していきました。
 
プロバイオの研究の強み
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《東海大学独自の「菌株ライブラリー」:1,000菌株を越える植物由来乳酸菌を活用》

プロバイオでは、特に野菜や果物など植物由来の乳酸菌に注目し、15年近くかけて約1,000株を集めた独自の「菌株ライブラリー」を築いています。

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研究プロセスは、まず多様な環境から乳酸菌を集め、菌の母数を増やし、
その後、機能性試験を行って「この菌は発酵力が優れている」「この菌は特定の機能に秀でている」といった知見を蓄積しています。

そして、複数の試験で機能性が確認された菌を選抜し、詳細な研究を進めていきます。

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これまで30種以上の食材と130以上の乳酸菌を掛け合わせる中で、高い発酵力や健康機能を持つ菌の選抜に成功しています。

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例えば・・・豆乳×乳酸菌「豆乳ヨーグルト」
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現在、少しずつ豆乳ヨーグルトの商品が世に出ていますが、プロバイオはこの豆乳ヨーグルトの素晴らしさにいち早く気づき、10年以上研究を行っています。

乳酸菌は掛け合わせる食材によって、発酵後の機能性が大きく変わることがあります。
元々高機能性食品である豆乳を、選抜した乳酸菌で発酵させることで、更に機能性を高めることが可能であるということが研究ベースで分かっています。

(参考論文)
・ Yamamoto et al., Antioxidant capacity of soymilk yogurt and exopolysaccharides produced by lactic acid bacteria. Biosci Microbiota Food Health. 38(3):97-104 (2019).
・Nakashima et al., In vitro evaluation of the anti-diabetic potential of soymilk yogurt and identification of inhibitory compounds on the formation of advanced glycation end-products. Food Bioscience. 50, 102051 (2022).
・ Nakashima et al., Soymilk yogurt fermented using Pediococcus pentosaceus TOKAI 759 m improves mice gut microbiota and reduces pro-inflammatory cytokine production. Biosci Biotechnol Biochem. 88(11):1349-1361 (2024)

豆乳ヨーグルト種菌―「ソイペディオ」
15年近くの研究を経て、豆乳との相性が良いことが分かった乳酸菌を”ソイペディオ菌”として商品化しています。

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一般的なヨーグルト中の菌数が100mLあたり約1億個程度であるのに対し、“ソイペディオ菌”を使えば、100mLに4,000億個という驚異的な数の乳酸菌を含む豆乳ヨーグルトが完成します。(※東海大学調べ)
 

独自の機能性

脳内炎症の抑制と認知機能の改善
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現在、市場には「睡眠の質向上」、「花粉症改善」、「内臓脂肪の減少」、「整腸作用」などの健康効果を促す乳酸菌商品が存在しています。
 
プロバイオでは、15年近くの研究の中で、マウス実験により「脳内炎症の抑制」や「認知機能の改善効果」を確認しています。

(参考論文) Nakashima et al., Soymilk yogurt prepared using Pediococcus pentosaceus TOKAI 759m ameliorates cognitive function through gut microbiota modulation in high-fat diet mice. Curr Res Food Sci. 10, 100993 (2025).
 
機能性表示食品の販売を目指して
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現在、豆乳ヨーグルトで機能性表示食品として販売しているのは1件(整腸作用)のみだそうです。

今後、プロバイオでは臨床試験を行い、日本初の「記憶力を高める」機能性表示食品の販売を目指していきます。 
 

主な事業内容

・医療、介護施設や家庭向けに「豆乳ヨーグルト」を提供
・大手スーパーや百貨店で、豆乳ヨーグルトを使った製品を展開
・機能性乳酸菌を、食品メーカーや農家などと連携し販売
 
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「豆乳ヨーグルト」の種菌を使用した既存食品 

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これらの商品は、地元企業や農家との共創によって誕生しました。乳酸菌を通じて、地域の絆も育まれています。

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「ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスSOYOGU」や「豆乳ヨーグルトスムージー」など、出資者特典としてご家庭でもお楽しみいただけます。
 
▶特典の詳細はこちら

メッセージ

代表取締役CEO 木下 英樹氏
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私がこの会社を立ち上げたきっかけは、東日本大震災と熊本地震の2つの大きな震災でした。

慣れ親しんだ環境が一変し、復興の力になれない自分に無力感を抱きましたが、自分にできることで社会貢献しようと一念発起し、研究成果を社会に還元するために学内ベンチャー企業を立ち上げました。
また、震災後、心身の健康には「食」が大切であると身をもって知り、"乳酸菌を活用した健康を守る食"の研究を社会に届けたいと思いました。

我々は、1,000株以上の乳酸菌の菌株ライブラリーを持っています。中でも「ソイペディオ菌」は長年の研究により豆乳に特化して選び抜いた乳酸菌です。
抗酸化作用や抗炎症作用のほか、認知機能の維持機能などを見出しており、それぞれ論文で発表しています。

乳酸菌の活用法は「食」だけではありません。
家畜やペットの健康、植物免疫の活性化、環境浄化など、人・動植物・環境の健康を一体として考えるOne Healthの実現に向けて取り組んでまいります。

ぜひこのファンドを通じて、”健康と地域をつなぐ乳酸菌”の未来を、私たちと一緒に育てていただけたら嬉しいです。

FAQ

Q1. このファンドの分配金はどのように分配されますか?

売上高に応じて分配金をお支払いいたします。

会計期間中の対象事業の売上金額のうち、一定の比率を分配することとなります。
対象事業:営業者の行う乳酸菌由来製品製造・販売事業
会計期間:2025年10月1日~2030年7月31日
事業計画達成時の償還率(税引前):121.4%(年利率4.0%)

▶詳細はこちらをご覧ください。

Q2. 元本保証はありますか?

ファンドは元本保証ではありません。
ただし、出資金額以上の損失負担はございません。

会計期間終了時において分配金累計額が出資金額を下回った場合には元本割れとなります。
 

Q3. 投資後に解約できますか?

出資金はファンド営業者が事業資金として使用しているため、途中の解約はできません。

ただし、今後発生する分配金の受け取りを放棄していただくことは可能です。(その分、営業者の分配金の支払義務が免除されることとなります。)
その場合、既に支払留保金へ入金済みの分配金が控除されることはありません。

また、ファンドの出資者限定情報は、マイページにて引き続きご確認いただくことができます。
 

Q4. 特典はいつ、どのように届きますか?
ご出資口数に応じて、割引クーポンや乳酸菌食品を特典としてお届けします。
発送時期・詳細は、募集期間終了後に別途ご案内いたします。

▶特典の詳細はこちらをご確認ください。

 

Q5. ソイペディオ菌とは何ですか?

ソイペディオ菌は、プロバイオが15年近くの研究の末に選抜・商品化した、豆乳に特化した乳酸菌です。
一般的なヨーグルト中の菌数が100mLあたり約1億個程度であるのに対し、“ソイペディオ菌”を使えば、100mLあたり約4,000億個の乳酸菌を含むヨーグルトをつくることができます。(※東海大学調べ)
現在、「認知機能」や「脳内炎症」に関連する機能性を研究しています。
 

Q6. なぜ豆乳ヨーグルトに着目したのですか?

豆乳はもともと栄養価の高い食品であり、そこに特定の乳酸菌を掛け合わせることで、さらに高い機能性を持つ食品ができるためです。
植物性食品へのニーズが高まる中、豆乳ヨーグルト市場には大きな可能性があります。
 

Q7. どのような販路で事業を展開しているのですか?
スーパーや百貨店、道の駅などでの商品販売、医療・介護施設等への種菌提供に加え、食品メーカー・農家との共同開発など、多方面で展開しています。
 
Q8. どのようなリスクがありますか?
事業の売上に応じて分配されるファンドのため、業績によっては分配金が変動する可能性がございます。

本ファンドのリスク詳細については、以下よりご確認ください。
▶留意点およびリスク
 
Q9. どのように社会貢献につながりますか?

人・動植物・環境すべてを健康に保つ「One Health」の考え方に基づき、安全で健康的な乳酸菌製品を社会へ届けることがプロバイオの使命です。
また、地元農家などとの連携により、地域経済や食文化の振興にも貢献しています。
 

Q10. 投資後の進捗はどのように確認できますか?
出資いただいた皆様には、定期的にメール等で事業の進捗や商品開発の状況をご報告いたします。
特典の発送時期や分配金に関するお知らせもあわせてご案内いたします。

営業者紹介

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営業者概要
 2025年3月31日現在
商号 株式会社プロバイオ
所在地 熊本県阿蘇郡西原村布田1330-1
事業内容 乳酸菌由来製品製造・販売、種菌販売、共同開発、受託研究
設立日 2021年11月1日
代表者 木下 英樹
決算日 7月31日
ホームページ https://probio.co.jp/
  

代表者紹介

代表取締役CEO 木下 英樹/data/fund/6074/probio048.jpg
 
1981年、福岡県糸島市生まれ。東北大学大学院農学研究科 修了・博士(農学)
【現職】東海大学農学部食生命科学科 准教授
【研究内容】乳酸菌や発酵食品の機能性とその応用に関する研究
 
2008年 宮城大学食産業学部フードビジネス学科 助教
2016年 東海大学農学部バイオサイエンス学科 講師
2022年 東海大学農学部食生命科学科 准教授(学科名称変更)(現職)
2023年 株式会社プロバイオ 代表取締役CEO就任
2025年6月11日 10:00【第三話】ついに完成!東海大学オリジナルアイス誕生の舞台裏

こんにちは。私たちのプロジェクトに興味を持ってくださり、ありがとうございます。

今回は、私たちのサークルがどのようにしてオリジナルアイスを完成させたのか、その裏側にあった苦労や工夫、そしてたくさんの「はじめて」をお伝えしていきます。

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アイス完成までの道のり──製造先との出会い
私たちがオリジナルアイスを作ろうと決意したのは、まだサークルができて間もない頃でした。もちろん、アイスの製造などしたこともなければ、どこにお願いしたら良いかも分かりません。そこで、まずは全国のアイスクリーム工房やスイーツ製造業者に片っ端からメールを送り、電話をかけて、可能性を探るところから始まりました。
いくつかの業者さんから丁寧な返信をいただいた中で、特にご縁があったのが、熊本県菊池市にあるアイスクリーム専門店でした。問い合わせの際、「一度打ち合わせをしてみませんか?」とお声がけいただき、すぐに現地での打ち合わせが決定。初めての試みで不安もありましたが、私たちは希望を胸に向かいました。

立ちはだかった「ロット」の壁
現地での打ち合わせは実りあるものでしたが、いくつもの課題にも直面しました。そのひとつが「ロット」という言葉。正直に言えば、当時の私はその意味すら知りませんでした。
製造業界では、「ロット」とは一度に製造できる最小単位を意味します。つまり、たとえ100個だけ欲しくても、最低500個からしか作れない、というような事情があるのです。これは私たちのような小さな団体にとっては大問題でした。
500個ものアイスを一気に保管できる場所は当然なく、食べきることもできません。かといって製造側に無理も言えず、この問題をどう解決するかが大きなハードルになりました。

保管場所の確保──キャンパス内での奮闘
次なる課題は、アイスの保管場所です。当時の私たちは、まだ大学から正式に認定されていないサークルで、当然部室も冷凍庫も持っていませんでした。アイスの保管には冷凍設備が不可欠です。どうにかしなければ、プロジェクトはこの段階で頓挫してしまうかもしれません。
そこで私たちは大学に相談しに行きました。当時、コロナ禍の影響で食堂が一時的に使用されていなかったため、「一部のスペースを使わせてもらえないか」とお願いしました。大学側は私たちの熱意を理解してくださり、特別に許可をいただくことができました。
この対応がなければ、私たちのアイスは日の目を見ることはなかったでしょう。本当に、大学の理解と支援には感謝しかありません。

限られた試作費用──一発勝負の緊張
そして、もうひとつの大きな課題が「資金」でした。サークル創設初年度で、まだ活動資金はほとんどありません。アイスの試作には数万円の費用がかかります。ですが、予算の関係でそのチャンスは一度きり。「一発で成功させるしかない」というプレッシャーの中で、試作に臨むことになりました。
そのため、試作前の準備にはとにかく時間と手間をかけました。味の方向性、使う素材、見た目の印象、そして「誰に届けたいのか」──あらゆる視点から検討し、完成品のイメージを具体的に固めていきました。

商品コンセプトの決定──「全国キャンパスを巡るアイス」
ここで、商品開発にあたって私たちが最も大切にしたのが「コンセプト」でした。せっかく作るなら、東海大学らしい意味を込めたいと考えました。
東海大学は、全国にキャンパスを持っている珍しい大学です。この特色を生かし、「全国のキャンパスを巡る旅」をテーマにしたアイスをシリーズで作ることにしました。第一弾として選んだのは、北海道にある札幌キャンパス。北海道といえば酪農が盛んな土地。そこから着想を得て、「チーズアイス」を開発することにしました。

チーズ×ベリーソース──味の試行錯誤
チーズアイスというベースはすぐに決まりましたが、試食を重ねる中で「もうひと味足りない」と感じました。そこでアイスに合うソースをトッピングしようと、いくつかのベリーソースを試作することにしました。
候補に上がったのは、ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、そしてクランベリー。メンバー全員で試食会を行い、率直に意見を出し合いました。「チーズの主張が控えめだから、ソースのインパクトがもっと欲しいよね」「甘すぎず、酸味があるものがいいかも」といった声が上がり、最終的にクランベリーソースが最もバランスよくマッチするという結論に至りました。
こうして完成したのが、「札幌キャンパスをイメージしたクランベリーソース入チーズアイス」です。
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仲間とともに作った“初めての味”
初めてのアイス開発。資金も人手も限られる中で、仲間とアイデアを出し合い、困難を一つずつ乗り越えて完成させたアイスには、私たちの思いがたくさん詰まっています。
この経験を通じて、「モノを作る」ということの大変さと喜びを実感しました。最初は何も知らなかった私たちが、自ら動き、学び、周囲に助けられながら、形あるものを生み出すことができたのです。

次回に向けて──定番アイスと販売への挑戦
アイスは完成しましたが、ここからが本番です。次回は、定番商品としてのアイスの開発や、販売に向けた準備、広報活動などについてお話ししていきます。
このアイスプロジェクトは、ただの学生の趣味ではありません。地域とのつながり、大学の特色、そして仲間の熱意が融合した、かけがえのない挑戦です。引き続き、応援をどうぞよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2025年6月4日 10:30【期間限定!産学官で取り組む「健康」と「地域」の未来:産学官連携スイーツ】

こんにちは!研究員の中島です。

今回は、私たちプロバイオが熊本県大津町と、東海大学、そして九州産交リテール様(どらがしあんあん)との産学官連携プロジェクトとして開発した、特別なスイーツのご紹介です。

その名も――
「大津町熟成からいもどらやき」

東海大学の研究から生まれた私たちの豆乳ヨーグルトと、大津町産のさつまいも(からいも)を使用した、しっとり&ヘルシーなどらやきです。
この商品は、現在どらがしあんあん様(熊本サクラマチ地下1階)にて2025年6月末までの期間限定で販売されています。
(先日、店舗に買いに行ったときは、ご好評につき売り切れていました。嬉しい限りです!購入されるときは、早めに買ったあとにサクラマチを散策するのが良いかもしれません)
 

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▶ プロバイオ公式Instagram:
https://www.instagram.com/llc.probio/

▶ どらがしあんあん公式Instagram:
https://www.instagram.com/doragashianan_kumamoto/
 



■ なぜ豆乳ヨーグルトで「どらやき」?
「ヨーグルト×和菓子」という一見意外な組み合わせですが、
豆乳ヨーグルトは、乳製品を使っていない、クセの少ない優しい風味が特徴。
乳酸菌のやさしい酸味と、からいもの自然な甘みが相性抜群で、冷やしてもおいしい一品に仕上がっています。
また、腸内環境を整える機能性が期待できる豆乳ヨーグルトは、からだに気を遣う方にもぴったり。

熊本県大津町は全国に誇るからいもの生産地です!またからいもの旬は「今」!
大津町では秋に収穫後「45日以上」貯蔵庫で寝かせた「熟成いも」であり、美味しさは今がベスト!

そして、「どらがしあんあん」は、熊本の素材と人々の想いが詰まった、温もり溢れる和菓子店で、これまでに「くまもと菓子祭り 推しどらグランプリ」グランプリを受賞されています。

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熟成した「今」が一番美味しい大津町産のからいもと、東海大学の研究成果を社会に還元したい「想い」をどら焼きを通してお届けいたします!
 

■ 産学官で取り組む「健康」と「地域」の未来
今回のどらやき開発は、ただの商品づくりではありません。
地域の農産物を活かしながら、地元の魅力や健康価値を再発見してもらう取り組みです。
  • 大津町:特産品である「からいも」の生産地
  • 東海大学:乳酸菌・豆乳ヨーグルトの研究拠点
  • 九州産交リテール(どらがしあんあん):地域に根ざす販売チャネル
  • プロバイオ:研究成果を商品化し、社会に還元する大学発ベンチャー
それぞれの立場から知恵と技術を持ち寄り、未来の「地域と健康」を支える挑戦が始まっています。
 

■ ご支援くださっている皆さまへ
今回のどらやき販売は、研究成果が社会実装につながった一例です。
このような取り組みを今後も継続・拡大していくために、私たちはこのファンドで研究資金を募っています。
豆乳ヨーグルトの可能性をもっと広げるために。
地域と大学がつながる新しいモデルを全国に広げるために。
皆さまの応援が、研究と社会の未来をつなぐ原動力になります。

来週の投稿もぜひお楽しみに。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!

中島

2025年5月30日 14:00栄養満点!豆乳ヨーグルトの驚くべき成分

こんにちは!東海大学で准教授をする傍ら、株式会社プロバイオのCEOを努めている木下です。


今日は豆乳ヨーグルトの魅力について書こうと思います。

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豆乳ヨーグルトは、実はとっても栄養価が高い食品です。普通のヨーグルトとは違い、動物性の成分が一切使われていないにもかかわらず、以下のような優れた栄養素がたっぷり含まれています。

・植物性タンパク質
豆乳の主成分は、大豆由来の植物性タンパク質。大豆のアミノ酸スコアは乳・肉・卵と同じ100で私達が体内で合成できない必須アミノ酸をしっかり補給することができます。ダイエット中や筋トレしている人にもぴったり!


・ビタミンB群&E
豆乳ヨーグルトには、エネルギー代謝を助け、疲れにくい体作りをサポートするビタミンB群が豊富。また、ビタミンEの抗酸化作用で、肌の老化を防いで、シミやシワの予防にも最適です。

・カリウム・マグネシウム・鉄などのミネラル
豆乳には、カリウムが豊富に含まれており、過剰なナトリウムを排出して血圧調節に役立ちます。また、代謝を維持するためのマグネシウムや貧血予防に必要な鉄分も含まれています。ほかにも牛乳ほどではありませんが、カルシウムも含まれており骨の健康にも役立ってくれます。

・食物繊維やオリゴ糖
豆乳ヨーグルトには腸内環境を整える食物繊維が含まれており、便秘を解消したり、消化を助けたりします。乳酸菌は一部を除き食物繊維やオリゴ糖を分解しないので発酵後もこれらの成分が残っています。腸の健康は全身の健康に繋がっているので、腸活において必須とも言える成分です。

・大豆イソフラボン
女性ホルモンに似た作用を持つ大豆イソフラボンが豊富で、更年期の症状を和らげたり、肌のハリを保つ手助けをしてくれます。その他にも沢山の機能が報告されています。

その他
その他、抗酸化能が高い大豆サポニン、細胞や脳細胞の材料となる大豆レシチン、正常な細胞維持に関わるポリアミン、乳酸菌が作り出す多種多様な発酵生成物など様々な成分が含まれています。

いかがでしたでしょうか?これだけでもう食べるしかないという気がしてきませんか?
これらは使用する乳酸菌により成分や機能性が変わってきます。
少しずつ記事化できればと思います。

私達の取り組みに共感いただける方はぜひ、この投資型クラウドファンディングをご検討ください。

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2025年5月21日 09:00【第二話】コロナ禍の壁を越えて──大学生たちの“アイス開発プロジェクト”の挑戦

【第二話】コロナ禍の壁を越えて──大学生たちの“アイス開発プロジェクト”の挑戦



2020年、新型コロナウイルスの影響で大学生活は大きく変わりました。私たち学生にとって、ただ授業がオンラインになっただけではなく、サークルや仲間との活動、何より「自分の可能性を試す場所」が突然奪われたように感じたのです。そんな中でも、「何か行動を起こしたい」「仲間と何かを作りたい」との思いから、私は商品開発サークルを立ち上げました。

サークル発足の経緯と苦悩
2021年5月、大学4年生の私は商品開発に興味を持ち、自分でサークルを立ち上げました。当初は意気揚々としていたものの、活動は困難を極めました。なぜなら、ちょうどその時期は新型コロナウイルスの真っ只中。大学の施設は使えず、対面での集まりはもちろんできず、オンラインでのアイスブレイク程度しか行えなかったのです。
Zoomでの集まりはどうしても距離を感じるもので、熱意の共有や新しいアイデアを膨らませるには限界がありました。何より、メンバーのモチベーションを保つのが難しく、心が折れそうになる日もありました。
しかし、秋学期に入り、状況が少しずつ改善してきました。教室の利用が可能となり、全体で集まることができるようになったのです。サークルメンバーも30〜40人と増えていたので、私たちはグループ制を導入し、いくつかのチームに分けて活動を進めていくことにしました。

「アイス班」の誕生とアイデアの種
その中でも特に印象深いのが「アイス班」の誕生です。なぜ私たちは“アイス”に注目したのか?
理由はシンプルでした。一つは「賞味期限」。商品開発をするにあたり、販売網が整っていない中で、賞味期限が短い商品は扱いにくいという課題がありました。その点、アイスは冷凍保存が可能で、流通までの猶予がある。そしてもう一つの理由が、「みんなアイスが大好きだった」からです。
身近で親しみやすく、かつ学生らしいチャレンジとして、私たちは“オリジナルアイス”の開発に挑むことに決めました。

実現に向けた壁と学び
いざアイスを作ろうとしたものの、当然ながら私たちには製造設備も、衛生管理の知識もありません。家庭用のアイスメーカーで試作もしましたが、商品レベルのクオリティには程遠く、現実の厳しさを思い知りました。
そこで私たちは、「製造委託」できる企業を探すことにしました。大学のネットワークやインターネットで情報を集め、食品製造業者にメールを送ったり、電話をかけたりする日々が始まりました。
時には返事すらもらえず、失望することも多々ありましたが、その中で少しずつ、可能性のあるパートナー候補が見えてきました。
この過程で、私たちは「開発=モノづくり」だけではなく、「人と人の信頼関係づくり」が何よりも大切だということを学びました。そしてある運命的な出会いでアイス開発が始まりました…                              福地

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2025年5月14日 08:33【出店レポート】益城町ジョギングフェアに参加しました!

こんにちは、研究員の中島です。
いつも私たちのクラウドファンディングをご支援いただき、本当にありがとうございます。
先週末(2025年5月11日)、熊本県益城町で開催された「ジョギングフェア in 益城町」に出店してまいりました!
当日は多くのランナーやご家族連れの方々で会場は大いに賑わっていました。事前申し込みは1,700名の応募枠が埋まるほど大変好評でした。
 
私たちプロバイオは、健康志向のイベントにぴったりのラインナップで出店させていただきました。
 

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◆販売した商品はこちら!
 
  • 豆乳ヨーグルトスムージー(濃厚バナナ、さっぱりバナナ、すっきりざくろ風味)
     爽やかな甘みと豆乳ヨーグルトのまろやかさが特徴のスムージー。走った後のクールダウンにもぴったりで、多くの方に「美味しい!」とお声をいただきました。

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  • アイスクリーム(SOYOGU、大学コラボアイスクリーム)
     ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスクリームSOYOGUな熊本県産の食材をたっぷり使用。また、熊本県産大豆で作った豆乳をソイペディオ菌で発酵した豆乳ヨーグルトをたっぷり使用しています。運動後のデザートにもぴったりです!。

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  • 豆乳ヨーグルト専用種菌ソイペディオ
     ご自宅で簡単に豆乳ヨーグルトを作れる種菌も販売しました。「家でも作ってみたい!」という健康志向の方々が興味を持ってくださり、こちらも好評でした!

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◆地域との交流も大きな収穫
益城町の皆さんはとても温かく、出店を通じてたくさんの方々とお話することができました。中には「熊本地震のときから益城を応援していて、こういう地域イベントに出てくれて嬉しい」と声をかけてくださる方もいらっしゃり、私たちも励まされる思いでした。
また、今回のフェアを通して、「地域の健康づくりに貢献できる商品」としての可能性を改めて感じました。今後はこうしたイベント出店にも積極的に取り組みながら、豆乳ヨーグルトの魅力をもっと多くの方に届けていきたいと思います。
 

◆クラウドファンディングも継続中!
現在、私たちは事業成長に向けたクラウドファンディングを実施しています。
今回のような地域イベントへの出店や、より多くの方に商品を届ける体制を整えるためにも、みなさまの応援が力になります。日々の食と健康から、皆様と一緒に未来のための一歩を創って参りますので、ご協力頂けると嬉しいです!

来週の投稿もぜひお楽しみに。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!

中島

2025年5月7日 08:10豆乳ヨーグルトの魅力

こんにちは、㈱プロバイオ代表の木下です。東海大学で准教授をしており、長年乳酸菌や豆乳ヨーグルトの研究を行っています。
本日は、大学教員という立場から豆乳ヨーグルトの魅力(概略)について書きたいと思います。
 

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豆乳ヨーグルトという名称

豆乳ヨーグルトという言葉を最近よく耳にすると思います。豆乳ヨーグルトとは豆乳で作ったヨーグルトですが、学術的には発酵豆乳や豆乳発酵物という方が正しいかもしれません。豆乳ヨーグルトの明確な定義はないため、豆乳で作ったヨーグルトのようなものを豆乳ヨーグルトと言っています。ただ随分とこの呼び方が定着してきたようなので今後、一般化していくと思います。私自身も最初は豆乳ヨーグルトという言葉に抵抗がありましたが今はこの言葉を使っています。言葉は分かりやすければいいし、変化していくものだと思うからです。


ヴィーガンと植物代替ミルク

日本では実感できないと思いますが、世界的には今、ベジタリアンやヴィーガンといった菜食主義者が増えています。ヴィーガンの人は乳製品も摂らないため、ミルクの代わりとなる植物代替ミルク(植物性ミルク)が非常に脚光を浴びています。その市場規模は右肩上がりに増え、ここ10年で10倍に伸びています。最近は豆乳以外にもアーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルク、ヘンプミルク、ヘーゼルナッツミルクなど様々な植物代替ミルクが登場しています。中でも豆乳は歴史も古く、タンパク質やイソフラボンなど注目される物質も多く、機能性研究が最も進んでいると言っていい植物性ミルクです。


豆乳の歴史

一説によると豆乳は2200年前の中国で生まれたとされています。非常に長い歴史を経てもなくならなかったということは、それだけ有用だということの現れだと思います。そのまま飲んだり、苦汁(にがり)を加えて豆腐にしても良く古くから活用されてきました。豆乳が2200年も前からあるとすれば恐らく乳酸菌が自然に生育した豆乳ヨーグルトも食されていたであろうことは想像に難くありません。

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豆乳の有用成分

下記に豆乳の有用成分を簡単に記載しました。

イソフラボンは女性ホルモン様作用があり、女性ホルモンが足りないときは補い、過剰なときは抑えてくれる働きがあります。骨粗鬆症の予防、抗酸化、抗炎症、抗糖化など素晴らしい機能が知られています。

大豆は畑の肉と言われる様にタンパク質が豊富です。大豆タンパク質は、アミノ酸スコア(必須アミノ酸含有の指標)が非常に高いのが特徴です。また、ダイエット効果もあります。

大豆レシチンは、細胞膜の構成成分になるほか、脳にも良い働きがあることが分かっています。

大豆サポニンは、抗酸化能に優れており、大腸がんの予防効果も期待されています。

また、豆乳にはオリゴ糖、水溶性食物繊維が含まれ、これらは腸内の善玉菌の餌になり腸内環境を良くしてくれます。

さらに、ビタミンやミネラルも多く含まれ抗酸化や代謝機能の正常化に大いに役に立ちます。


豆乳ヨーグルト

そんな素晴らしい機能性食材である豆乳を乳酸菌で発酵させたのが豆乳ヨーグルトです。乳酸菌には整腸作用、病原菌の増殖抑制作用、免疫賦活・調整化作用、抗がん作用など様々な機能性が知られています。菌体自身のパワーと発酵により新たに生み出されるパワーが期待できます。

この乳酸菌による発酵で豆乳はまた新たなパワーを得ることになります。ただ、どんな乳酸菌でも良いわけではありません。逆に機能が落ちる場合もあります。

人も一人一人個性があり、能力に違いがあるように菌もまた同じです。だから乳酸菌を商品に使うにあたっては、いかに良い菌を選ぶかがポイントとなります。我々は大学の研究によって選び抜いた乳酸菌(ソイペディオ®菌)を販売していますが、その素晴らしい機能性については今後、書いていこうと思います。


大学の研究で選び抜いた乳酸菌で豆乳ヨーグルトを作りたい方は下記もご参考になさってください。
https://soypedio.probio.co.jp/

2025年4月28日 08:08【第一話】東海大学発ベンチャーへの道──小さな違和感から始まった物語

こんにちは。私は東海大学発ベンチャー企業「株式会社プロバイオ」の福地雄大です。
今回は、私がなぜこの道を選んだのか。そのはじまりについて、お話したいと思います。
 

研究に憧れて──大学入学のころ
 

思い返せば、東海大学への入学を決めた理由は明確でした。
授業を受けるためではありません。
「たくさんの研究をしたい。」
その一心でした。
幼い頃から、何かを作り上げること、まだ世の中にないものを形にすることに、漠然と憧れを抱いていました。
大学では机に向かうだけではなく、自分の手で実験し、考え、試行錯誤を重ねて、新しい発見をしたい。そんな理想を胸に、東海大学の門をくぐったのです。
ところが、現実は想像していたものとは違いました。
1年、2年、そして3年と、大学生活はアルバイト中心の生活になっていました。
毎年、夏までに扶養内(103万円)ギリギリまで稼ぎ、秋冬は自由気ままに遊び、過ごす。
「まだ本気を出す時期じゃない。」
そう自分に言い訳をして、日々をやり過ごしていました。
 

コロナ禍がもたらした停滞
 

そんな中、世界は未曾有の危機に見舞われました。
新型コロナウイルスの大流行。
大学ではすべてが止まりました。
研究室への配属も、通常なら3年生の5月には決まるはずでしたが、何度も延期され、最終的に配属が決まったのは11月。
しかも、感染対策のため、研究室に入れる人数が大幅に制限される事態に。
私は、思い描いていた「研究の大学生活」から、さらに遠ざかっていく感覚に苛まれました。
「自分は何をするために大学に入ったんだろう。」
それでも時間は無情に過ぎていきます。
周囲は就職活動を始めていましたが、企業説明会の開催も激減し、募集する企業そのものが少ない。
かつてない不安な空気が、学生たちの間に漂っていました。
「このまま、何も成し遂げずに卒業してしまうのか。」
そんな焦りを感じながら、4年生の4月を迎えました。
 

はじめての「挑戦」
 

4年生になったある日、私は在籍していた「食品バイオ化学研究室」で、ひとつのテーマに取り組み始めました。
山羊乳を使用したヨーグルトの試作。
研究室では、山羊のミルクを使った新しい乳製品開発にチャレンジしていました。
実際に試作品を作り、初めてそのヨーグルトを口にした瞬間、私は衝撃を受けました。
「美味しくない。」
クセのある香り、独特の後味。
申し訳ないですが、私はもう一度食べたいとは思えませんでした。
そのとき、指導教員であり、現在プロバイオ代表取締役CEOである木下先生が、私にこう声をかけてくれました。
「なら、美味しいものを作ってみなよ。」
その一言が、私の眠っていた"何かを生み出したい"という気持ちに火をつけました。
自分だったら、もっと美味しくできるかもしれない。
せっかくここまで来たんだ。何か形にして、大学生活に爪痕を残したい。
そんな思いから、私は動き出しました。
 

商品開発サークルの立ち上げ
 

思い立ったが吉日。
私はすぐに「商品開発サークル」を立ち上げました。
正直、最初は右も左もわからない状態でした。
仲間を集めるにも、何から始めればいいのかもわからない。
でも、不思議とワクワクしていました。
試作を重ね、アイデアを出し合い、失敗して、またやり直す。
そこには、アルバイトや講義では味わえなかった、本物の「ものづくり」の楽しさがありました。
やっと、やっと自分のやりたかった「研究」「挑戦」の世界に一歩踏み出せた。
そんな手応えを感じた瞬間でもありました。
そして、この小さな挑戦が、のちに私の人生を大きく変えることになるとは、このときはまだ、知る由もありませんでした。

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2025年4月22日 19:40【研究者の想い】豆乳ヨーグルトに込めた、未来への想い ― 東海大学発ベンチャー「プロバイオ」の挑戦 ―

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はじめまして。株式会社プロバイオの(前)代表取締役社長であり、現在は日本学術振興会特別研究員(PD)として東海大学で豆乳ヨーグルトの研究を続けている中島勇貴と申します(写真右から、現社長で東海大学名誉教授の井越、中島、CEOで東海大学准教授の木下、社員の福地)。
(※「前」という肩書がつく理由については、記事の後半でご紹介いたします)


今回は、私たちが情熱を込めて開発した「豆乳ヨーグルト」のお話……の前に、まずは「なぜプロバイオという会社を立ち上げたのか」、その想いについて私自身の視点からご紹介させてください。
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  • 熊本地震を経験して

前回の記事では、代表の木下が熊本地震をきっかけに、大学の研究成果を社会に還元したいという想いからプロバイオを設立した経緯をご紹介しました。
実は、私自身も熊本地震の被災者です。
東海大学農学部に入学してわずか2週間後、熊本地震が発生。住んでいたアパートが倒壊し、当時1階に住んでいた私は生き埋めの状態になりました。倒壊した家屋の外から、意識を失わないよう声をかけてくださった大家さん、県外から駆けつけてくれたレスキュー隊の方々に助けられ、こうして今があります。本当に感謝してもしきれません。


避難所生活を経て、一時的に実家へ戻ることになった帰り道、高速道路のサービスエリアで蛇口からお湯が出た瞬間、そして温かいご飯を口にしたときの感動は、今でも忘れることができません。


「当たり前だと思っていた日常が、どれだけ尊いものなのか」


この経験が、今の私の原点になっています。

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  • 研究との出会いが人生を変えた

その後、大学が再開しても、しばらくは心が動かず、何に対しても気力が湧かない日々が続きました。
転機となったのは、大学3年次に配属された研究室での出会いです。そこは、現代表の木下が主宰する研究室で、「乳酸菌」や「発酵食品」をキーワードに、健康、環境、農業、畜産など幅広い分野に取り組むユニークな研究を行っていました。


中でも私が取り組んだのは、乳酸菌が持つ小さなRNA分子(small RNA)の研究です。
正直、最初は難しすぎて不安だらけでしたが、実験を重ねるうちに、ある発見をしました。乳酸菌由来のsmall RNAを免疫細胞に作用させると、驚くほど免疫応答が変化したのです。研究室に駆け込んで「先生!面白いデータが出ました!」と報告したあの瞬間のワクワク感は、今でも鮮明に覚えています。世界で初めての瞬間に立ち会えることが研究者の特権ですね(100回実験してもあるか無いかというほど貴重ですが)


それをきっかけに研究に没頭し、国内外の学会での発表や国際論文の執筆など、貴重な経験を積むことができました。

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「就職」ではなく、「起業」という決断
修士課程2年になり、周囲が就職活動を始める中で、私も企業への就職を考えていました。
そんな中、木下から「一緒に起業しよう」と真剣に声をかけられました。最初は「そんなこと本当にできるのか」と不安でいっぱいでした。
奨学金の返済、親の将来、自分の生活。頭で考えると「起業」という選択肢はあまりにも現実的ではありませんでした。


しかし、ある企業の最終面接で、自分の研究そのものを否定されたことで、心の底から悔しさと怒りが込み上げてきました。

その感情の正体を突き詰めたとき、「自分は、研究が心の底から好きなんだ」という気持ちに気づいたのです。

そして何より、今自分が踏み出さなければ、その研究成果は誰かのために役立つことなく、アカデミアの研究のまま眠ってしまうのではないか、なんて勿体ないんだ!と熊本地震での経験が頭の中で湧き上がってきました。


そのまま研究室に戻り、木下に「一緒に起業します!」と伝えました。
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  • 研究と起業、そしてこれから

こうして、研究者としての道と起業家としての道、両方を歩むことになりました。
博士課程に進学して豆乳ヨーグルトの研究をしながらプロバイオの代表を務め(豆乳ヨーグルトの魅力は別の記事でたっぷりお話させてください)、2025年3月には無事に博士号を取得。現在は国の支援を受けて日本学術振興会特別研究員として豆乳ヨーグルトの研究を続けており、その関係で今年度は社長の肩書を一時的に外しておりますが、来年度には正式に復帰予定です。
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  • 仲間と共に歩むプロバイオ

ここまでの道のりを振り返ると、私一人の力では絶対に実現できなかったと感じています。
木下が声をかけてくれたこと、東海大学名誉教授・井越先生のサポート、社員の福地、そしてたくさんの方々の温かいご支援があって、今のプロバイオがあります。


私たちの理念は「ワンヘルスの実現」。
人の健康、動物の健康、環境の健全性。すべてをつなぐ社会を、発酵と乳酸菌の力で支えていきたいと考えています。

 

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  • 豆乳ヨーグルトと未来

現在、私たちは豆乳ヨーグルトという新しい選択肢を広げるため、クラウドファンディングに挑戦しています。
この豆乳ヨーグルトの開発と商品化は、大学での研究成果を社会に届ける第一歩です。
研究室で生まれたこのヨーグルトが、全国、そして世界中の人々の健康を支える製品になること。
それが研究者として、そして開発者としての私の願いです。


もし少しでも共感いただけましたら、下記のページをご覧いただけると幸いです。
応援の一つひとつが、未来への力になります。
クラウドファンディングページ:
https://www.securite.jp/fund/detail/8410
 
これからも、誠実に、地道に、そして情熱を持って。
「発酵のチカラ」を未来へ届けてまいります。

どうか、プロバイオのこれからと、広がる“未来の風景”を、共に応援していただければ幸いです。
次回は、プロバイオの社員・福地より、また新たな視点でお届けします!
 
中島勇貴
 

2025年4月16日 13:16私達の想いー熊本地震を偲んでー

株式会社プロバイオ・代表取締役CEOの木下です。
まずは、これまでにご出資いただいた方々に厚く御礼申し上げます。
弊社は、東海大学農学部食生命科学科・食品バイオ化学研究室の長年にわたる乳酸菌や発酵食品の研究成果を社会に還元するために設立されました。私、木下は代表取締役をする傍ら、そこで准教授として研究も行っています。

今日はこの会社を立ち上げるキッカケについて少しお話させていただきます。

本日、4月16日は私達にとっては忘れられない日です。それは熊本地震(本震)が起こった日だからです。

熊本地震では4月14日と16日の二度大きな揺れが起こりました。特に16日の揺れによる被害は深刻なものでした。私は当時、震度7の揺れが観測された熊本県西原村で震災に遭いました(東日本大震災では当時宮城大学に奉職しており、宮城県仙台市におりましたので二度目の大きな地震でした)。元々阿蘇のキャンパスに農学部がありましたが、震災で使用できなくなり、今では熊本県の震災遺構になっております。ロビン像もありますので熊本に起こしの際はぜひお立ち寄りください。/data/blog/archive/original/60179.jpg/data/blog/archive/original/60180.jpg/data/blog/archive/original/60183.jpg/data/blog/archive/original/60182.jpg/data/blog/archive/original/60184.jpg/data/blog/archive/original/60185.jpg
この地震で東海大学農学部の学生3名の尊い命が失われました。2年前に空港近くに新しいキャンパスができ、今はそこで研究を行っていますが、そこには農学部として熊本地震のこと、亡くなられた同志のこと忘れないために、慰霊のためのモニュメントが設置されております。本日は、そこに献花台が設けられ私も祈りを捧げてきました。早いものであれから9年経ちましたが今でも当時の震災の状況はリアルに目に浮かびます。残された私達は彼・彼女らの分も前向きに一生懸命生きなければならないと心新たにしました。/data/blog/archive/original/60176.png

キャンパス内に設置されているモニュメント

実は、弊社の前社長である中島も私以上に、熊本地震で大変な目にあっています。彼も東海大学出身で、当時、入学したての新入生でしたが、当時住んでいたアパートの1階部分が倒壊し、生き埋め状態となり九死に一生を得る体験をしています。その後、私の研究室に入り、ベンチャー立ち上げ時に私が誘って、学生社長になってもらいました。そんな中島も私と同じ想いで「社会に貢献したい」という強い気持ちを持っています。今年3月に博士号の学位を取得し、現在は日本学術振興会特別研究員に採択されたため(多くの学生がいる東海大学で当時採用されたのは彼含めたった3名でした)、一時的にプロバイオの業務から離れておりますが、大学での研究部門で活躍してくれています。1年後はまたプロバイオ社長に復帰する予定ですが、このブログでは彼目線での記事を書いてもらおうと思っています。

実はその中島の研究テーマが豆乳ヨーグルトの認知機能に関する研究でした。その内容については、また別日にアップしたいと思いますが、非常に面白い研究データが得られています。

私は震災においてあまりにも無力でした。でも自分にできることは何かと考え、自分の得意とすることで社会に貢献しようと思い、株式会社プロバイオを立ち上げました。お陰で2倍忙しくなりましたが、この想いがあるから頑張れるし、続けられている気がします。まだ会社としてはヨチヨチ歩きですが、長年の研究に裏付けられた「本物」を提供していきますので応援の程、よろしくお願いいたします。

また、数年前には商品開発サークルも立ち上げ顧問もしています。実はその初代サークル長が今、唯一の社員としてプロバイオで奮闘しています。その視点からも記事を投稿してもらおうと思っていますので楽しみにしていてください。

今日は少し暗い記事となりましたが、会社は明るく元気に取り組んでいますので、その様子もまた投稿したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
株式会社プロバイオ
代表取締役CEO 木下英樹

2025年4月1日 15:40ヒト・動植物・環境の「ワンヘルス」を実現します!

はじめまして。株式会社プロバイオ 代表取締役の木下英樹と申します。
弊社は東海大学の最先端研究をルーツに持つ乳酸菌バイオベンチャーです。
 
多用な環境から集めた乳酸菌はひとつひとつ異なる特徴を持つため、それぞれに「この菌は発酵力が優れている」「この菌は特定の機能に秀でている」といった機能性試験を行います。
私たちは15年近い研究の中で、1,000菌株を越える植物性由来乳酸菌についての知見を蓄積してきました。
その中から高い発酵力や健康機能を持つ菌として選抜したのが「ソイペディオ菌」です。
相性の良い豆乳とソイペディオ菌を掛け合わせることで出来る豆乳ヨーグルトには、脳内炎症の抑制や認知機能の改善といった他にはない機能性がマウス実験で確認されています。
 
このソイペディオ菌を研究で終わらせずに社会へ届け、『健康を守る食』として皆様の生活の中に在る未来を作りたい。そのような想いで日々研究や商品開発に取り組んでいます。
 
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乳酸菌を活用してヒト・動植物・環境の「ワンヘルス」を実現し、誰もが安心・健康で共に生きる社会を創る。このビジョンを実現するため、是非多くの皆様に応援いただけますと幸いです。
 
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forum出資者コメント
鹿児島県 2025.6.11
面白い試みです。応援してます。
静岡県 2025.6.11
手軽に脳の健康管理ができるとありがたいです。
新潟県 2025.5.28
地道な研究が成果に出る業種なので失敗を恐れれず、慌てず事業を進めてください。
茨城県 2025.5.25
未来が明るくなるように、努力してください。
神奈川県 2025.5.22
みんなの健康につながる科学研究、すばらしいです。 「ソイペディオ」菌で自家製豆乳ヨーグルトも作っていますが、優しいきれいな味でおいしいです。
神奈川県 2025.4.29
世の中に健康に良い食品を届けてください!
兵庫県 2025.4.20
少しでも痴呆の減少になるように期待しています
神奈川県 2025.4.18
高齢化社会において必要な物だと思いました。
熊本県 2025.4.14
乳酸菌で世界の健康を!
熊本県 2025.4.12
植物性タンパク質を発酵させることで多くの可能性があると思いました。
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