運用中 熊本 東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンド
記憶力・健康寿命のサポートに挑む!乳酸菌ベンチャーを応援
本匿名組合契約の名称 | 熊本 東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンド |
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営業者 | 株式会社プロバイオ |
出資金募集最大総額(口数) | 6,000,000円 (600口) |
出資金募集最低総額 | - |
申込単位(1口あたり) | 10,000円/口 (内訳:出資金10,000円) (上限口数:300口) |
会計期間 | 2025年10月1日~2030年7月31日 |
決算日 | 第1回 2026年7月31日 第2回 2027年7月31日 第3回 2028年7月31日 第4回 2029年7月31日 第5回 2030年7月31日 |
報告日 | 決算日から90日以内 |
分配日 | 第2回決算日から120日以内 |
決済方法 | (1)お振込み お申込後、当社からお送りするメールに記載の金融機関口座へお振込みください。 (2)クレジットカード決済(以下のカードに対応) ![]() |
ファンド対象事業
本匿名組合契約に基づき、営業者が行う乳酸菌由来製品製造・販売事業のことをいいます。資金使途
ファンド資金は、以下のとおり使用いたします。項 目 | 金 額 |
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運転資金 | 5,000,000円 |
業務委託費(最大) | 1,000,000円 |
合 計 | 6,000,000円 |
事業計画
今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。1. 事業計画上の売上について
事業計画上の累計売上金額(税抜)、本匿名組合契約におけるリクープ売上金額(税抜)は下記のとおりです。
前期実績 | 2024年7月期 | 税抜 | 443千円 |
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損益分岐 | 4.8年間 | 税抜 | 90,909千円 |
事業計画 | 4.8年間 | 税抜 | 147,199千円 |
(内訳:1〜5年目)
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | |
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事業計画 (売上金額) |
12,588千円 | 23,377千円 | 30,353千円 | 37,025千円 | 43,854千円 |
2. 事業計画上の実施施策(運営の方針)について
営業者は設立4年目の会社です。創業以来、乳酸菌研究と乳酸菌由来製品の開発製造販売及びそれに付随する業務を行い、実績を積み上げてきました。今後は以下の施策の実施を進めることで、事業計画の達成を図ります。a. スーパー・百貨店での販売に向けた営業
営業者は、従前より乳酸菌由来製品を開発しており、生産に必要な原材料の仕入先、生産設備、生産技術を有しております。スーパーや百貨店での取り扱いを増やすことで売上拡大を図ります。
b. ホテル・介護施設での販売に向けた商品の開発
営業者は、業務用製品(豆乳ヨーグルト、菌粉末)の開発を既に進めています。ホテルや介護施設などへの営業活動等を行うことで、ソイペディオ菌の有する機能と親和性の高いお客様を有する事業者への販売を促進します。
c. 新商品の生産販売
本匿名組合契約の対象事業には、新商品の生産販売が含まれます。機能性表示取得後、ソイペディオ菌の持つ機能性を明確にした新商品を開発し、販売を進めていく予定です。
分配計算式
匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。
なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。
リクープ前:
売上金額(税抜)×6.6%÷600口×1口
リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額以下の場合:
リクープ売上金額(税抜)×6.6%÷600口×1口
+(売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×2.3%÷600口×1口
リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額を超える場合:
リクープ売上金額(税抜)×6.6%÷600口×1口+(事業計画売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×2.3%÷600口×1口+(売上金額(税抜)-事業計画売上金額(税抜))×0.01%÷600口×1口
匿名組合員にとっての損益分岐点のことをいいます。本匿名組合契約に基づく分配金額の合計が匿名組合員からの出資金と同額になることです。
※分配上限額設定期間
第1回 0円、第2回 2,500円、第3回 5,000円
上記決算に係る分配日において1口当たり分配金額が分配上限額を超過した場合には、翌分配日以降の1口当たり分配金額が分配上限額に満たなかった分配日、又は最終の分配日に当該超過金額を分配するものとします。
金銭による分配金額のシミュレーション
本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。
なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。
したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1口10,000円を出資の場合)
4.8年間 | 売上金額 | 分配金額 | 償還率 | 源泉徴収後 償還率 |
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損益分岐前 | ¥45,454,546 | ¥5,000 | 50.0% | 50.0% |
損益分岐 | ¥90,909,091 | ¥10,000 | 100.0% | 100.0% |
事業計画 | ¥147,199,815 | ¥24,315 | 121.6% | 117.2% |
(注1)匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上記に記載の算出式に基づいて計算されます。
(注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。
1口10,000円の出資金に対し、1口分配金額が10,000円となる時点を償還率100%としています。
匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/10,000円
(注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20.42%(復興特別所得税0.42%含む)の源泉税徴収が行われます。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。また、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。
熊本 東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンドの締結については、以下のような留意点およびリスクがあります。
1. 債務超過のリスク
営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過ではありませんが、今後、債務超過に陥った場合には、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、債務超過の営業者は新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算等の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となり事業継続に支障をきたす可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。
2. 営業者の倒産に関するリスク
今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、各分配日において分配金額の上限を超過し翌分配日以降まで繰越留保されている分配金の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。
3. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。なお、本匿名組合契約での資金調達の状況により、金融機関からの借入やリース契約等で資金調達を行い、本匿名組合事業を開始する可能性があります。
4. 経営陣の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
5. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する要因により、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。
6. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。
7. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
8. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。
9. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合には、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、利益の分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。
10. 生産に関するリスク
本匿名組合事業の商品の生産については、原料の調達状況、設備の稼働状況、不慮の事故、天災・伝染病その他の不可抗力等により、想定を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
11. 販売に関するリスク
本匿名組合事業で販売する商品については、営業者の判断の下で販売されますが、販売時の景気動向、市場の需給状況、天災・伝染病その他の不可抗力等により、予定単価及び予定量を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
12. 食中毒が生じるリスク
本匿名組合事業において食中毒が発生し、営業停止等の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。また、食中毒が生じた場合、その後の営業者の事業に著しい悪影響を及ぼすリスクがあります。
13. 新商品に関するリスク
本匿名組合事業には新商品の生産及び販売が含まれます。当該新商品については、商品の研究開発スケジュールの進捗状況や研究過程における不慮の事故等により、開発が失敗に終わり、商品化できないリスクがあります。また、新商品の生産及び販売の体制構築、販路の拡大等に予想外のコストや時間を要する可能性があります。これらの結果、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
14. 特典の進呈に関するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。
15. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者への質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査が誤るリスクがあります。また、取扱者の事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。
すべての出資者さまへECサイトでお得にお買い物いただける「出資者さま限定クーポン」と、出資口数に応じてプロバイオがこだわり抜いて開発した商品をご用意いたしました。
以下内容の特典をファンド募集終了後、会計期間中にお届けいたします。
■すべての出資者さまへ
自社ECサイト(Sweetie & Smoothie)で使える1,000円OFFクーポン
加えて、口数に応じて
■2口~5口のご出資で
①豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(3個入り)(送料・税込 2,700円相当)
▲写真はイメージです。3種×各1本をお届いたします。
■6口~9口のご出資で
①豆乳ヨーグルトアイスクリーム「SOYOGU」6個セット(送料・税込 4,800円相当)
②豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(6個入り)(送料・税込 3,900円相当)
■10口以上のご出資で
感謝の気持ちを込めて、特別3点セットをお届けいたします。
①豆乳ヨーグルトアイスクリーム「SOYOGU」6個セット(送料・税込 4,800円相当)
②豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(6個入り)(送料・税込 3,900円相当)
③アイスクリーム・バラエティセット(8個入り)(送料・税込 5,660円相当)
➡【内容】「SOYOGU」新フレーバー2種×各2個、東海大学オリジナルアイス4種×各1個
▲東海大学オリジナルアイス(※写真はイメージです。4種×各1個をお届いたします。)
※特典はすべて【冷凍便】にてお届けいたします。
(注1) 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。 |
(注2) 特典の詳細につきましては、募集終了以降、別途ご連絡いたします。 |
(注3) 海外への発送はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 |
ファンド概要
株式会社プロバイオは、東海大学の最先端研究をルーツに持つ乳酸菌バイオベンチャーです。2021年、熊本県阿蘇郡西原村に設立されました。

プロバイオでは、大学で培った乳酸菌研究を社会へ届け、人・動植物・環境すべてを健康に保つ「One Health(ワンヘルス)」の実現を目指しています。
本ファンドを通じて、未来の健康を支える乳酸菌食品の開発に、あなたも参加してみませんか?

出資者の皆様へ
出資口数に応じた“お楽しみ特典”と、売上高に応じた分配金をお届けします。【特典】健康志向の方々から好評いただいているこだわりの商品をお届け

※写真はイメージです。3種×各1本をお届けいたします。
6口以上の出資で、豆乳ヨーグルトを使用したアイスクリームや、現在開発中の新商品等もお楽しみいただけます。▶特典の詳細はこちらから
■ご確認ください■
本ファンドは、ミュージックセキュリティーズ株式会社が取扱者として募集する「東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンド」と合わせて6,000,000円の募集を計画しております。
2つのファンドの合計出資額が当該金額に達した場合、募集を終了いたします。
このため、本ファンドの「集まっている金額」は、2つのファンドの合計額となるよう随時情報を更新しております。
また、6,000,000円を超えてお申し込みがあった場合、お申し込みのキャンセルをさせていただくことがございます。
この場合には、メールにてお知らせいたします。何卒ご了承をお願いいたします
▶本ファンドについてのFAQはこちら |
本ファンドを通じて目指すこと

本ファンドでは、「大学の研究成果を社会へ届ける」ことを使命に、人・動植物・環境すべてを健康に保つ「One Health」の実現を目指し、誰もが安心して食べられる乳酸菌食品の開発に挑戦します。
食品の開発にあたっては、添加物を使用しない安全なものであることはもちろん、美味しさにもこだわった本物の食品をお届けできるよう追求して参ります。
株式会社プロバイオ
二度の大きな地震を通じて感じた「無力感」と「食」の大切さ

プロバイオは、乳酸菌や発酵食品に関する知見及び技術をもとに創業された東海大学発のベンチャー企業です。
代表取締役CEO・木下氏が起業を決意したのは、東日本大震災と熊本地震がきっかけでした。
宮城大学在職中に東日本大震災に、東海大学着任後すぐに熊本地震に遭った木下氏。
一変した世界に「無力感」を抱きながら日々を過ごしました。
また、避難生活を送る中では「食べるものがないつらさ」や「心と身体が日々弱っていくこと」を痛感。
「心と身体を守るには、日々の食事が何より大切である」
そして「自分にできることは研究での社会貢献である」
──そうした思いが、研究成果を社会に届ける原動力となりました。
乳酸菌の研究
そもそも乳酸菌とは?

乳酸を作る細菌の総称で、人間の腸内や自然界に広く生息。腸内で大腸菌など悪玉菌の繁殖を抑え、腸内菌のバランスをとる役割を持っています。
乳酸菌は、昔から人々の食と健康を支えてきた、身近で頼れる存在です。
自然界のあらゆる場所に存在しますが、世界的に見ても、これほど人々に親しまれている菌はほかにないと木下氏は考えています。
▼私たちの生活に身近な乳酸菌の例

近年の研究において、乳酸菌の健康への有益な効果も科学的に解明されつつありますが、昔の人々は経験を通じてその価値を見出してきました。
食べるうちに「身体にいい気がする」と感じられ、そうした経験がやがてヨーグルトやチーズといった発酵文化を育んできました。
このように、古くから経験的な知識が積み重なり、やがて科学的研究へと発展していきました。
プロバイオの研究の強み

《東海大学独自の「菌株ライブラリー」:1,000菌株を越える植物由来乳酸菌を活用》
プロバイオでは、特に野菜や果物など植物由来の乳酸菌に注目し、15年近くかけて約1,000株を集めた独自の「菌株ライブラリー」を築いています。

研究プロセスは、まず多様な環境から乳酸菌を集め、菌の母数を増やし、
その後、機能性試験を行って「この菌は発酵力が優れている」「この菌は特定の機能に秀でている」といった知見を蓄積しています。
そして、複数の試験で機能性が確認された菌を選抜し、詳細な研究を進めていきます。

これまで30種以上の食材と130以上の乳酸菌を掛け合わせる中で、高い発酵力や健康機能を持つ菌の選抜に成功しています。

例えば・・・豆乳×乳酸菌「豆乳ヨーグルト」


現在、少しずつ豆乳ヨーグルトの商品が世に出ていますが、プロバイオはこの豆乳ヨーグルトの素晴らしさにいち早く気づき、10年以上研究を行っています。
乳酸菌は掛け合わせる食材によって、発酵後の機能性が大きく変わることがあります。
元々高機能性食品である豆乳を、選抜した乳酸菌で発酵させることで、更に機能性を高めることが可能であるということが研究ベースで分かっています。
(参考論文)
・ Yamamoto et al., Antioxidant capacity of soymilk yogurt and exopolysaccharides produced by lactic acid bacteria. Biosci Microbiota Food Health. 38(3):97-104 (2019).
・Nakashima et al., In vitro evaluation of the anti-diabetic potential of soymilk yogurt and identification of inhibitory compounds on the formation of advanced glycation end-products. Food Bioscience. 50, 102051 (2022).
・ Nakashima et al., Soymilk yogurt fermented using Pediococcus pentosaceus TOKAI 759 m improves mice gut microbiota and reduces pro-inflammatory cytokine production. Biosci Biotechnol Biochem. 88(11):1349-1361 (2024)
豆乳ヨーグルト種菌―「ソイペディオ」
15年近くの研究を経て、豆乳との相性が良いことが分かった乳酸菌を”ソイペディオ菌”として商品化しています。
一般的なヨーグルト中の菌数が100mLあたり約1億個程度であるのに対し、“ソイペディオ菌”を使えば、100mLに4,000億個という驚異的な数の乳酸菌を含む豆乳ヨーグルトが完成します。(※東海大学調べ)
独自の機能性
脳内炎症の抑制と認知機能の改善


現在、市場には「睡眠の質向上」、「花粉症改善」、「内臓脂肪の減少」、「整腸作用」などの健康効果を促す乳酸菌商品が存在しています。
プロバイオでは、15年近くの研究の中で、マウス実験により「脳内炎症の抑制」や「認知機能の改善効果」を確認しています。
(参考論文) Nakashima et al., Soymilk yogurt prepared using Pediococcus pentosaceus TOKAI 759m ameliorates cognitive function through gut microbiota modulation in high-fat diet mice. Curr Res Food Sci. 10, 100993 (2025).
機能性表示食品の販売を目指して

現在、豆乳ヨーグルトで機能性表示食品として販売しているのは1件(整腸作用)のみだそうです。
今後、プロバイオでは臨床試験を行い、日本初の「記憶力を高める」機能性表示食品の販売を目指していきます。
主な事業内容
・医療、介護施設や家庭向けに「豆乳ヨーグルト」を提供・大手スーパーや百貨店で、豆乳ヨーグルトを使った製品を展開
・機能性乳酸菌を、食品メーカーや農家などと連携し販売

「豆乳ヨーグルト」の種菌を使用した既存食品
これらの商品は、地元企業や農家との共創によって誕生しました。乳酸菌を通じて、地域の絆も育まれています。
「ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスSOYOGU」や「豆乳ヨーグルトスムージー」など、出資者特典としてご家庭でもお楽しみいただけます。
▶特典の詳細はこちら
メッセージ
代表取締役CEO 木下 英樹氏

私がこの会社を立ち上げたきっかけは、東日本大震災と熊本地震の2つの大きな震災でした。
慣れ親しんだ環境が一変し、復興の力になれない自分に無力感を抱きましたが、自分にできることで社会貢献しようと一念発起し、研究成果を社会に還元するために学内ベンチャー企業を立ち上げました。
また、震災後、心身の健康には「食」が大切であると身をもって知り、"乳酸菌を活用した健康を守る食"の研究を社会に届けたいと思いました。
我々は、1,000株以上の乳酸菌の菌株ライブラリーを持っています。中でも「ソイペディオ菌」は長年の研究により豆乳に特化して選び抜いた乳酸菌です。
抗酸化作用や抗炎症作用のほか、認知機能の維持機能などを見出しており、それぞれ論文で発表しています。
乳酸菌の活用法は「食」だけではありません。
家畜やペットの健康、植物免疫の活性化、環境浄化など、人・動植物・環境の健康を一体として考えるOne Healthの実現に向けて取り組んでまいります。
ぜひこのファンドを通じて、”健康と地域をつなぐ乳酸菌”の未来を、私たちと一緒に育てていただけたら嬉しいです。
FAQ
Q1. このファンドの分配金はどのように分配されますか?
売上高に応じて分配金をお支払いいたします。
会計期間中の対象事業の売上金額のうち、一定の比率を分配することとなります。
対象事業:営業者の行う乳酸菌由来製品製造・販売事業
会計期間:2025年10月1日~2030年7月31日
事業計画達成時の償還率(税引前):121.4%(年利率4.0%)
▶詳細はこちらをご覧ください。
Q2. 元本保証はありますか?
ファンドは元本保証ではありません。
ただし、出資金額以上の損失負担はございません。
会計期間終了時において分配金累計額が出資金額を下回った場合には元本割れとなります。
Q3. 投資後に解約できますか?
出資金はファンド営業者が事業資金として使用しているため、途中の解約はできません。
ただし、今後発生する分配金の受け取りを放棄していただくことは可能です。(その分、営業者の分配金の支払義務が免除されることとなります。)
その場合、既に支払留保金へ入金済みの分配金が控除されることはありません。
また、ファンドの出資者限定情報は、マイページにて引き続きご確認いただくことができます。
Q4. 特典はいつ、どのように届きますか?
ご出資口数に応じて、割引クーポンや乳酸菌食品を特典としてお届けします。発送時期・詳細は、募集期間終了後に別途ご案内いたします。
▶特典の詳細はこちらをご確認ください。
Q5. ソイペディオ菌とは何ですか?
ソイペディオ菌は、プロバイオが15年近くの研究の末に選抜・商品化した、豆乳に特化した乳酸菌です。
一般的なヨーグルト中の菌数が100mLあたり約1億個程度であるのに対し、“ソイペディオ菌”を使えば、100mLあたり約4,000億個の乳酸菌を含むヨーグルトをつくることができます。(※東海大学調べ)
現在、「認知機能」や「脳内炎症」に関連する機能性を研究しています。
Q6. なぜ豆乳ヨーグルトに着目したのですか?
豆乳はもともと栄養価の高い食品であり、そこに特定の乳酸菌を掛け合わせることで、さらに高い機能性を持つ食品ができるためです。
植物性食品へのニーズが高まる中、豆乳ヨーグルト市場には大きな可能性があります。
Q7. どのような販路で事業を展開しているのですか?
スーパーや百貨店、道の駅などでの商品販売、医療・介護施設等への種菌提供に加え、食品メーカー・農家との共同開発など、多方面で展開しています。Q8. どのようなリスクがありますか?
事業の売上に応じて分配されるファンドのため、業績によっては分配金が変動する可能性がございます。本ファンドのリスク詳細については、以下よりご確認ください。
▶留意点およびリスク
Q9. どのように社会貢献につながりますか?
人・動植物・環境すべてを健康に保つ「One Health」の考え方に基づき、安全で健康的な乳酸菌製品を社会へ届けることがプロバイオの使命です。
また、地元農家などとの連携により、地域経済や食文化の振興にも貢献しています。
Q10. 投資後の進捗はどのように確認できますか?
出資いただいた皆様には、定期的にメール等で事業の進捗や商品開発の状況をご報告いたします。特典の発送時期や分配金に関するお知らせもあわせてご案内いたします。
営業者紹介

営業者概要
商号 | 株式会社プロバイオ |
---|---|
所在地 | 熊本県阿蘇郡西原村布田1330-1 |
事業内容 | 乳酸菌由来製品製造・販売、種菌販売、共同開発、受託研究 |
設立日 | 2021年11月1日 |
代表者 | 木下 英樹 |
決算日 | 7月31日 |
ホームページ | https://probio.co.jp/ |
代表者紹介
代表取締役CEO 木下 英樹
1981年、福岡県糸島市生まれ。東北大学大学院農学研究科 修了・博士(農学)
【現職】東海大学農学部食生命科学科 准教授
【研究内容】乳酸菌や発酵食品の機能性とその応用に関する研究
2008年 | 宮城大学食産業学部フードビジネス学科 助教 |
2016年 | 東海大学農学部バイオサイエンス学科 講師 |
2022年 | 東海大学農学部食生命科学科 准教授(学科名称変更)(現職) |
2023年 | 株式会社プロバイオ 代表取締役CEO就任 |
- 2025年9月30日 09:30ファンド募集終了まで残り1日!大阪万博へ出発!
-
ファンド募集終了まで残り1日となりました。この記事で33回目の呼びかけとなります。
この投稿量を通じて私達の熱量を感じ取っていただければ幸いです。
残り1日ですが、まだまだ最後まで私達の取り組みに共感いただける出資者の方を募集しています。
下記の通り出資特典もご用意しております。満額達成まであと一息です。
ぜひ応援よろしくよろしくお願いいたします。
今日はいよいよ大阪・関西万博の出展です。
9月30日と明後日10月1日の2日間に渡り、ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』にて取り組みを紹介いたします。
お近くの人もそうでない方もぜひお越しください。会場でお待ちしております!!
出資者特典はこちらです↓↓
◆ 出資者特典の魅力を改めてご紹介
このファンドでは、「応援」だけでなく、毎日の生活で楽しめる特典もご用意しています。
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すべての出資者様
自社ECサイト「Sweetie & Smoothie」で使える 1,000円OFFクーポン をプレゼント。
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1~2口 出資(送料込み 約2,700円相当)
「豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット」(3種各1個、計3個)を1セットお届け。
-
3~4口 出資(送料込み 約8,700円相当)
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ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスクリーム「SOYOGU」6個入り ×1
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豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(3種各2個、計6個入り) ×1
-
-
5口以上 出資(送料込み 約14,360円相当)
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「SOYOGU」6個入り ×1
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スムージーセット(3種各2個、計6個入り) ×1
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アイスクリーム・バラエティセット 8個入り(「SOYOGU」の新フレーバー2種 × 各2個、東海大学オリジナルアイス4種 × 各1個、計8個) ×1
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特典すべてが冷凍でお届けされます。日々の“おいしい時間”としてお楽しみいただけますし、応援を形にできる実感も得られます。◆ このファンドが実現しようとしていること
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東海大学食品バイオ化学研究室とプロバイオが長年研究してきた独自の乳酸菌「ソイペディオ菌」を使い、豆乳ヨーグルトをさらに進化させ、皆様の元にお届けします。
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マウス実験確認した「脳内炎症の抑制」や「認知機能の改善」の効果をベースに、これを臨床実験へと進め、日本初の「記憶力を高める」機能性表示食品の販売を目指します。
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「One Health」(人・動植物・環境すべての健康)を理念に、研究成果を地域にも、全国にも届けたいと考えています。
◆ どう応援できるか
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一口からのご出資でも十分力になります。36口分のどこかにあなたのご支援があれば、目標達成に大きく近づきます。
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SNSでのシェアや、友人・家族・知人への呼びかけを頂けると大変嬉しいです。
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特典付きの出資は、ご自身用にもプレゼント用にもおすすめです。健康志向の方や、発酵食品好きな方への贈り物にもなります。
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皆さまの「あとひと押し」で、このファンドは成功します。
この機会をお見逃しなく、未来の健康を共に育てる一員になっていただけると嬉しいです。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
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- 2025年9月29日 09:30【最終話】ひとりの学生から、ひとつの企業へ──挑戦の歩みとこれから
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こんにちは。株式会社プロバイオの福地です。
これまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。今回で、私が綴る記事は最後になります。
私は学生時代、ただ「おいしいものを作りたい」という想いからサークルを立ち上げ、仲間とアイスクリームを開発しました。最初は“ロット”という言葉すら知らず、商談でも失敗ばかり。それでも、試作や販売を通して得た学びや経験は、どんな授業よりも大きな財産になりました。
あの小さな一歩がなければ、今の私はありません。
そして、その挑戦が形を変えて「株式会社プロバイオ」というベンチャー企業にまでつながったのです。
記事を書くのは初めてで、読みづらい部分も多かったと思います。それでも最後までお付き合いいただけたのは、本当にありがたいことです。
これからは「SOYOGU」シリーズや新しい商品を通して、もっと多くの人に“おいしさ”と“ワクワク”を届けられるように挑戦を続けます。
私の学生時代から始まった物語を読んでくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。そして、どうかこれからも温かく見守っていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
◆ 出資者特典の魅力を改めてご紹介
このファンドでは、「応援」だけでなく、毎日の生活で楽しめる特典もご用意しています。
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すべての出資者様
自社ECサイト「Sweetie & Smoothie」で使える 1,000円OFFクーポン をプレゼント。
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1~2口 出資(送料込み 約2,700円相当)
「豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット」(3種各1個、計3個)を1セットお届け。
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3~4口 出資(送料込み 約8,700円相当)
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ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスクリーム「SOYOGU」6個入り ×1
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豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(3種各2個、計6個入り) ×1
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5口以上 出資(送料込み 約14,360円相当)
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「SOYOGU」6個入り ×1
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スムージーセット(3種各2個、計6個入り) ×1
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アイスクリーム・バラエティセット 8個入り(「SOYOGU」の新フレーバー2種 × 各2個、東海大学オリジナルアイス4種 × 各1個、計8個) ×1
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特典すべてが冷凍でお届けされます。日々の“おいしい時間”としてお楽しみいただけますし、応援を形にできる実感も得られます。
◆ このファンドが実現しようとしていること
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東海大学食品バイオ化学研究室とプロバイオが長年研究してきた独自の乳酸菌「ソイペディオ菌」を使い、豆乳ヨーグルトをさらに進化させ、皆様の元にお届けします。
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マウス実験確認した「脳内炎症の抑制」や「認知機能の改善」の効果をベースに、これを臨床実験へと進め、日本初の「記憶力を高める」機能性表示食品の販売を目指します。
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「One Health」(人・動植物・環境すべての健康)を理念に、研究成果を地域にも、全国にも届けたいと考えています。
◆ どう応援できるか
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一口からのご出資でも十分力になります。36口分のどこかにあなたのご支援があれば、目標達成に大きく近づきます。
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SNSでのシェアや、友人・家族・知人への呼びかけを頂けると大変嬉しいです。
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特典付きの出資は、ご自身用にもプレゼント用にもおすすめです。健康志向の方や、発酵食品好きな方への贈り物にもなります。
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皆さまの「あとひと押し」で、このファンドは成功します。
この機会をお見逃しなく、未来の健康を共に育てる一員になっていただけると嬉しいです。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
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- 2025年9月24日 16:30残り7日!あと少しで目標達成です!
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皆さまのご支援のおかげで、「東海大学発 未来の健康を育む乳酸菌ファンド」は、6,000,000円の目標額に対し、現在 5,240,000円 が集まっています。
残り 760,000円 で目標達成!
募集期間も残り 7日間。
このラストスパートを、一緒に駆け抜けませんか?
出資者特典の魅力を改めてご紹介
このファンドでは、「応援」だけでなく、毎日の生活で楽しめる特典もご用意しています。
・すべての出資者様
自社ECサイト「Sweetie & Smoothie」で使える 1,000円OFFクーポン をプレゼント。
・1~2口 出資(送料込み 約2,700円相当)
「豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット」(3種各1個、計3個)を1セットお届け。
・3~4口 出資(送料込み 約8,700円相当)
・ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスクリーム「SOYOGU」6個入り ×1
・豆乳ヨーグルトスムージー3種のバラエティセット(3種各2個、計6個入り) ×1
・5口以上 出資(送料込み 約14,360円相当)
・「SOYOGU」6個入り ×1
・スムージーセット(3種各2個、計6個入り) ×1
・アイスクリーム・バラエティセット 8個入り(「SOYOGU」の新フレーバー2種 × 各2個、東海大学オリジナルアイス4種 × 各1個、計8個) ×1
特典すべてが冷凍でお届けされます。日々の“おいしい時間”としてお楽しみいただけますし、応援を形にできる実感も得られます。このファンドが実現しようとしていること
・東海大学食品バイオ化学研究室とプロバイオが長年研究してきた独自の乳酸菌「ソイペディオ菌」を使い、豆乳ヨーグルトをさらに進化させ、皆様の元にお届けします。
・マウス実験確認した「脳内炎症の抑制」や「認知機能の改善」の効果をベースに、これを臨床実験へと進め、日本初の「記憶力を高める」機能性表示食品の販売を目指します。
・「One Health」(人・動植物・環境すべての健康)を理念に、研究成果を地域にも、全国にも届けたいと考えています。どう応援できるか
・一口からのご出資でも十分力になります。36口分のどこかにあなたのご支援があれば、目標達成に大きく近づきます。
・SNSでのシェアや、友人・家族・知人への呼びかけを頂けると大変嬉しいです。
・特典付きの出資は、ご自身用にもプレゼント用にもおすすめです。健康志向の方や、発酵食品好きな方への贈り物にもなります。
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この機会をお見逃しなく、未来の健康を共に育てる一員になっていただけると嬉しいです。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
- 2025年9月19日 12:00「SOYOGU」シリーズに待望の新フレーバー誕生! ― バニラと柚子、9月27日発売。物産フェアにて先行お披露目 ―
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はじめに
「SOYOGU(ソヨグ)」──この名前には、「そよぐ(風)」と「Soymilk Yogurt(豆乳ヨーグルト)」が合わさった、心地よく、健やかな風を感じさせるブランドメッセージが込められています。熊本県の農村地帯から始まったこのブランドは、地域の素材と東海大学・株式会社プロバイオなどの乳酸菌研究を背景に、“健康と安心”、“地域活性化”をかけ合わせた新商品です。
現在、SOYOGUはブルーベリー味の豆乳ヨーグルトアイスクリームがリリースされており、多くのファンを獲得していますが、この秋、 ブルーベリー以外の2種類の新フレーバー の発売が予定されています。新フレーバーの投入は、SOYOGUにとって単なる味の拡充以上の意味を持ちます。本記事では、その背景、狙い、ファンドとしての意義、リスクなどを整理しながら、この新展開をともに応援・参加するための情報をお届けします。
SOYOGUとは何か:原点とこれまでの歩み
まずはSOYOGUがどのように生まれ、育ってきたかを振り返ります。
- 研究と発酵技術
SOYOGUを生み出すのは、株式会社プロバイオ。東海大学発の乳酸菌ベンチャーで、植物由来の乳酸菌を多数ストックする「菌株ライブラリー」を持ち、豆乳ヨーグルトの研究開発を長年続けてきました。これらの研究成果を、ただ健康と結びつけるのではなく、“食べておいしい”という体験と組み合わせることにこだわっています。
- 地域素材・地元協力の重視
原材料の多くは熊本県産です。豆乳は西原村の田代食品、ブルーベリーは広瀬ブルーベリー園、製造は菊池市のアイスクリーム店「ついんスター」など、地元の事業者との連携体制を整えています。これにより、素材の鮮度や安心感だけでなく、地域経済への還元が見込めます。
- 製品の特徴
現在のメイン商品「ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスクリーム」は、豆乳ヨーグルト特有のさっぱりとした後味、乳酸菌による発酵風味、そしてブルーベリーの自然な酸味・甘味のバランスが取れた味わいが好評です。研究で抗炎症作用や認知機能への影響が確認されており、「健康を感じるアイスクリーム」というブランドイメージに寄与しています。
- ブランド名と意味
“そよぐ”(風で軽く揺れる様子)という日本語と、“Soymilk Yogurt”を混ぜた造語。自然との調和、そよ風のように軽やかで心地よい構造をイメージさせます。商品の味や素材だけでなく、ネーミングからもブランドの核心が伝わります。
新フレーバー発売の展開
9月27日に同時発売となる新フレーバー「バニラ」と「柚子」の販売します。
バニラ豆乳ヨーグルトアイスクリーム
シンプルだからこそ素材の質が問われるフレーバー。豆乳ヨーグルトのさっぱり感に、芳醇でやさしいバニラの香りを重ねました。甘さを抑えつつも満足感があり、子どもから大人まで幅広く楽しめます。
柚子豆乳ヨーグルトアイスクリーム
熊本を含む九州産の柚子を使用予定。発酵ヨーグルトの酸味と、柚子の爽やかな香りとほろ苦さが絶妙に調和し、後味にすっきりとした余韻を残します。季節感のあるフレーバーで、ギフトや贈答にも最適です。
この二つの新味が加わることで、SOYOGUは「ブルーベリー・バニラ・柚子」という3本柱に進化。
幅広い嗜好に対応できるだけでなく、バラエティセットやギフト需要に大きな追い風となります。
さいごに
「SOYOGU」シリーズ新フレーバー、バニラと柚子。
この2つの味わいが皆さまの日常にそっと寄り添い、ほっとする時間を届けられることを願っています。
9月27日の発売、そしてグランメッセで行われる物産フェアでのお披露目。
第30回 くまもと物産フェア 熊本県の特産品が集まった物産フェア。
この瞬間を皆さまと分かち合えることが、私たちにとって何よりの喜びです。
これからも「SOYOGU」は、応援してくださる皆さまと共に育ち、進化していきます。どうぞ引き続きのご支援、ご期待をよろしくお願いいたします。 - 研究と発酵技術
- 2025年9月15日 11:30「大阪万博へ!“記憶力を高める豆乳ヨーグルト”の挑戦を世界へ発信」未来の健康を育む乳酸菌ベンチャー・プロバイオ
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こんにちは!研究員の中島です。
いつもプロバイオを応援いただき、本当にありがとうございます。
皆さまのお力添えにより、私たちはこれまで研究や商品開発・販売を進めております。
今回は皆様にぜひお伝えしたいことがございます。
それは、、、
2025年大阪・関西万博に出展することが決まりました!!
【 9/30、10/1 】 にORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』の2階、:「宴-UTAGE-ミートアップ:オオサカKizuなイチバ~復興産地を知って、食べて、応 援しよう~」
にて、熊本県内の他の事業者様と一緒に出展させて頂くことになりました。
いつも応援頂いている皆様、今回の機会を頂いた関係者の方々に心より御礼申し上げます。大阪万博は、世界中から人・企業・研究が集まる特別な場所です。
ここで私たちが大切にしてきた 「乳酸菌の研究」や「大学発の豆乳ヨーグルト」 を発信できることは、これまで応援してくださった皆さまと一緒に歩んできた成果を世界に届けられる大きなチャンスだと感じています。
・豆乳ヨーグルトの魅力を、実際に味わっていただける体験
・記憶力や脳の健康に関わる研究の紹介
・「One Health」という、未来の健康と環境を守るプロバイオの取り組みの発信
こうした内容を、万博の場で多くの方々に伝えていく予定です。
プロバイオにとって、万博への出展は単なる挑戦ではなく、皆さまからいただいた応援を未来につなげる舞台でもあります。
「一緒にここまで来たんだ」そう感じていただけるような出展にしていきますので、どうぞ楽しみにしていてください。
当日、社員の福地と研究員の中島が現地にて、商品の試食や、熊本地震後の復興とプロバイオの挑戦について熱く語ります!!
9/30、10/1にご予定が調整頂ける方、まだ万博に行ってないよという方は、ぜひお越し頂きお話しできますと嬉しいです!
本クラウドファンディングも残り16日とわずかとなりましたが、達成までのゴールまであと一歩となって参りました。
本当に皆様の応援が日々のチカラになっていると実感しております。引き続き、クラウドファンディングを通じて、私たちの挑戦を見守っていただけたら嬉しいです。
- 2025年9月13日 11:00必見!大学での豆乳ヨーグルトの最新研究成果を一挙に解説しました!
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こんにちは、プロバイオCEOで東海大学で准教授をしている木下です。このクラウドファンディングも月末で締め切りを迎えます。現在までに、私達の取り組みに共感していただける多くの方にご支援をいただいていること感謝申し上げます。事業をやり遂げるために何としても目標金額を達成して頑張りたいと思いますので、引き続き多くの方のご支援をお願いできれば幸いです。
本日は、かなり気合を入れて、大学教員の立場で、私達の豆乳ヨーグルトに関する研究成果をまとめました。ここはアピールする場なので言わせていただくと(普段は謙虚な気持ちで研究しています。笑)、豆乳ヨーグルトの機能性データとしては世界でもトップレベルのデータ(と乳酸菌)を持っていると自負しています。できるだけわかりやすい言葉で書いたつもりですが、少し難しいかもしれませんので、最後のまとめを先に読んでいただき、概要だけでも掴んでいただければ幸いです。
はじめに ― 植物代替ミルクと豆乳の魅力
近年、健康志向の高まり、乳アレルギー対応、環境負荷低減の観点から、植物由来の代替ミルクが世界中で注目されています。アーモンドミルクやオーツミルク、ライスミルクなど、多様な植物性飲料が市場に登場していますが、その中でも豆乳は最も古くから利用され、栄養価と機能性に優れた植物性ミルクです。
大豆には高品質な植物性タンパク質が豊富に含まれ、必須アミノ酸をバランスよく摂取できるため、筋肉や臓器の維持、免疫機能のサポートに役立ちます。また、大豆にはイソフラボン、サポニン、オリゴ糖、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど生理活性成分が含まれ、抗酸化作用や女性ホルモン様作用、さらには血管や骨の健康維持に寄与することが知られています。さらに豆乳はコレステロールを含まず、植物性ステロール(大豆ステロール)が含まれているため、心血管疾患リスク低減を意識する方にもオススメの飲料です。
加えて、大豆の生産は牛乳に比べて温室効果ガス排出量や水使用量が少なく、環境負荷が低いため、持続可能性の高い食品としても注目されています。また、豆乳は、乳糖不耐症や乳アレルギーの方、ヴィーガンの方用の代替ミルクとしてもその存在意義を増してきています。しかし、豆乳には独特の風味や食感があり、そのままでは継続して摂取しにくい場合があります。また、飲みやすくした調製豆乳には砂糖などの甘味料が大量に含まれているためダイエット中の方や糖分摂取が気になる方には必ずしも最適な選択肢とは言えません。そこで私たちは、乳酸菌による発酵を通して風味改善と機能性の向上を同時に狙い、「豆乳ヨーグルト」としての利用価値を探求してきました。
私たちはこれまでの研究により、豆乳ヨーグルトの抗酸化作用、抗糖化作用、抗炎症作用、整腸作用、認知機能向上など、多面的な健康効果を持つ可能性を見出しています。以下で、各作用の詳細とメカニズム、そして私たちの研究成果について順を追って解説します。
1. 抗酸化作用 ― 活性酸素から体を守る
解説する論文
Naoki Yamamoto, Momoka Shoji, Hiroki Hoshigami, Kohei Watanabe, Kohei Watanabe, Tappei Takatsugu, Shin Yasuda, Keiji Igoshi and Hideki Kinoshita. Antioxidant capacity of soymilk yogurt and exopolysaccharides produced by lactic acid bacteria. Bioscience of Microbiota, Food and Health, 38(3), 97–104, 2019.
リンク解説する論文
人間の体は酸素呼吸によってエネルギーを得ますが、その過程で活性酸素が生成されます。活性酸素は適量であれば免疫応答や細胞シグナル伝達に必要ですが、過剰になると細胞膜やDNA、タンパク質を酸化し、老化やがん、生活習慣病の原因となります。この酸化ダメージを防ぐ物質が抗酸化物質です。食品から抗酸化物質を摂取することで、体内の酸化ストレスを緩和し、健康維持や老化予防に役に立ちます。豆乳はイソフラボンやサポインなどの抗酸化物質を含む飲料ですが、乳酸菌で発酵させた豆乳ヨーグルト(発酵豆乳)は、抗酸化能の向上が見られるのではないかと考えました。
私たちの研究成果
この論文では、発酵させた豆乳ヨーグルトの抗酸化能を評価しました。その結果、一部の乳酸菌で作った豆乳ヨーグルトは、発酵前よりも抗酸化能が顕著に向上しました。培養細胞を使った試験でも豆乳ヨーグルト(の上清)を添加した際に、顕著に活性酸素種の産生を抑制したほか、DNAの損傷も効果的に減少させました。
さらに、発酵によって大豆イソフラボンが配糖体型からアグリコン型に変換されることを確認しました。このアグリコン型イソフラボンは体内での吸収率が高く、より強力な抗酸化作用を示すため、発酵による抗酸化能向上の一つのメカニズムだと考えられました。また、乳酸菌が作り出す菌体外多糖(EPS)も抗酸化に寄与している可能性が示されました。
日常生活での意味と課題
本論文でPediococcus pentosaceus TOKAI 759m (論文中ではMYU759と記載)などのいくつかの有用菌を発見しました。豆乳ヨーグルトを日常的に摂取することで、食事から自然に抗酸化物質を補給でき、老化や酸化ストレス関連疾患の予防に寄与することが期待されます。サプリメントに頼らず、毎日の食事で簡単に抗酸化対策が可能な発酵食品として豆乳ヨーグルトは優れていると考えられます。しかし、本研究での成果はin vitro(試験管や細胞レベル)での試験ですので、実際に生体での検証が必要なのが課題と言えます。
2. 抗糖化作用 ― 老化や糖尿病合併症の抑制
解説する論文
Yuki Nakashima, Naoki Yamamoto, Ryosuke Tsukioka, Hikari Sugawa, Rina Ohshima,
Kaede Aoki, Tomoyuki Hibi, Kotone Onuki, Yudai Fukuchi, Shin Yasuda, Ryoji Nagai and Hideki Kinoshita. In vitro evaluation of the anti-diabetic potential of soymilk yogurt and identification of inhibitory compounds on the formation of advanced glycation end-products. Food Bioscience, 50, 102051, 2022. リンク背景および目的
日本における糖尿病およびその予備軍はそれぞれ1000万人以上いると言われており、非常に深刻な問題と言えます。糖尿病の方の食事として、血糖値を急激に上げない食事、すなわち低GI食品が挙げられます。豆乳は低GI食品として知られ糖尿病やその予備軍の方の飲み物としても優れた特性を持っています。その他、血糖値を急激に上げない方法として、糖類分解酵素の阻害能を示す食事の摂取が挙げられます。本研究ではそれらの酵素阻害にも着目しています。
また、近年では血中などの糖とタンパク質が結びついてできる終末糖化産物(AGEs, エージーイーズ)が糖尿病患者で高いことも指摘されています。AGEsは血管、コラーゲン、脳などの組織に蓄積し、生活習慣病などの様々な疾病や骨・肌の健康にも影響し老化の原因となることが知られています。糖尿病などは、一度なってしまうとなかなか完治しにくい病気と言えます。そのため、普段の食事による糖化抑制はアンチエイジングや生活習慣病予防に重要と考えられています。
以上のような背景から、豆乳ヨーグルトの糖類分解酵素阻害やAGEs生成阻害能を評価しました。私たちの研究成果
21菌株の乳酸菌を用いて発酵豆乳ヨーグルトを作製し、糖類分解酵素の阻害試験を行ったところ、いくつかのサンプルで未発酵の豆乳よりも高い阻害効果が見られました。この効果は糖の吸収を穏やかにする効果を試験官での試験で見たものになります。また、インスリンを分解する酵素であるDPP-Ⅳという酵素の阻害能も調べたところ、7つサンプルは豆乳よりも高いことが分かりました。インスリンはペプチド(短いタンパク質)であるため、乳酸菌の発酵によってできるペプチドが競合的に阻害している可能性が示されました。
また、AGEs生成阻害効果を調べた結果、CMAやCMLというAGEsの生成阻害を示したものの、こちらは未発酵の豆乳と統計学的な差は見られませんでした(豆乳も豆乳ヨーグルトも同程度の阻害能がある)。そこで蛍光性AGEsの阻害を調べたところ、イソフラボンをアグリコン化する能力が高いLactiplantibacillus plantarum TOKAI 17(プランタラム菌)などで作製した豆乳ヨーグルトで豆乳より高い阻害効果が見られました。
そこでイソフラボンのAGEs生成阻害能を調べたところ、アグリコン型イソフラボンの方が配糖体イソフラボンより高い阻害活性を示しました。AGEs生成阻害は抗酸化も影響することから、アグリコン型イソフラボンやその他の抗酸化物質(可能性として抗酸化ペプチドやインドール乳酸など)がこの阻害に関与している可能性が示されました。すなわち、豆乳ヨーグルトの抗酸化作用が、糖化ストレスに対する防御効果にも寄与している可能性が示されました。
日常生活での意味と課題
糖の吸収を穏やかにし、抗糖化効果を持つ豆乳ヨーグルトは、糖尿病やその予備軍の方への食事や、美容や老化対策を意識する方にとって非常に良い選択肢になる可能性があります。日常的に豆乳ヨーグルトを摂取することで、糖化リスクを低減できる食品としての利用が期待されます。この論文ではありませんが、既に糖尿病モデルマウスでの投与試験によってAGEsの蓄積を減らすことを明らかにしていますが(未公表データ)、やはり人での検証は課題の一つです。
3. 抗炎症作用 ― 腸内環境と全身の免疫調節
解説する論文
Yuki Nakashima, Kotone Onuki, Tomoyuki Hibi, Rei-Ichi Ohno, Hikari Sugawa, Yuki Tominaga, Shin Yasuda,
and Hideki Kinoshita. Soymilk yogurt fermented using Pediococcus pentosaceus TOKAI 759 m improves mice gut microbiota and reduces pro-inflammatory cytokine production. Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 88(11), 1349–1361, 2024. リンク背景および目的
急性炎症は、細菌感染やケガなどに対して体がすぐに起こす防御反応で、赤み・腫れ・熱・痛みなどが現れます。この反応は通常は数日から数週間で収まります。ところが、ゆるい炎症状態がずっと続く慢性炎症が現在、問題視されています。慢性炎症は糖尿病、動脈硬化、ガンなど多くの生活習慣病のリスク要因の一つとされています。
また、腸内細菌は免疫や炎症に深く関与しており、腸内環境改善は全身の炎症抑制に繋がります。以上のような背景から本論文では、乳酸菌や豆乳ヨーグルトが免疫応答や腸内細菌叢へ与える影響について解析しました。
私たちの研究成果
上記のTOKAI 759m(ペディオコッカス菌)とTOKAI 17(プランタラム菌)で作った豆乳ヨーグルトと菌体をそれぞれマウスに与え、腸内環境と炎症マーカーを測定しました。その結果、TOKAI 759mで作製した豆乳ヨーグルトで血中や脾臓に存在する免疫細胞が出す一部の炎症性サイトカイン(免疫応答を惹起するタンパク質)を抑制しました。
また、酪酸は炎症を抑えることが報告されていますが、その酪酸を作る酪酸産生菌が増えていることが明らかになりました。様々なメカニズムが考えれますが、腸内フローラ改善 → 短鎖脂肪酸増加 → 免疫調節 → 炎症抑制 という多段階作用を持つ可能性が示唆されました。
日常生活での意味と課題
本研究ではTOKAI 759mで作製した豆乳ヨーグルトが高い抗炎症能を持つことが明らかになりました。腸内環境を整えることで慢性炎症を抑え、生活習慣病リスク低減に寄与する可能性があります。日常的に摂取しやすい食品として、非常に実用的と言えます。
TOKAI 17乳酸菌は豆乳ヨーグルト投与より菌体だけの投与で酪酸産生菌やビフィズス菌を増やし、抗炎症作用が見られるという面白い結果が得られました。これは豆乳の成分や発酵により新たに産生される成分なども関与していると考えられますが、複雑でまだ完全なメカニズム解明はできていません。しかし、この乳酸菌は菌体だけのサプリメントでの利用が有効である可能性が考えられます。
4. 認知機能への可能性 ― 腸内細菌-腸-脳相関を介して
解説する論文
Yuki Nakashima, Tomoyuki Hibi, Masafumi Urakami, Maki Hoshino, Taiki Morii, Hikari Sugawa, Nana Katsuta, Yuki Tominaga, Himeno Takahashi, Asako Otomo, Shinji Hadano, Shin Yasuda, Ayaka Hokamura, Saki Imai and Hideki Kinoshita. Soymilk yogurt prepared using Pediococcus pentosaceus TOKAI 759m ameliorates cognitive function through gut microbiota modulation in high-fat diet mice. Current Research in Food Science, 10, 100993, 2025. リンク
背景および目的
世界では10億人以上の肥満者がいると言われています。肥満は様々な疾病のリスクとなるほか、神経炎症や認知機能低下のリスクを高めることも知られています。上記で示したようにTOKAI 759mで作製した豆乳ヨーグルトは、腸内環境改善や抗炎症作用を示しました。そのため、この豆乳ヨーグルトが肥満による認知機能低下や神経炎症を和らげる効果があるのではないかと考え、検証しました。
私たちの研究成果
本研究では、高脂肪食をマウス与え太らせたマウスを用いて研究を行いました。
マウスを以下の食餌群に分け、15週間にわたり観察しました。
- 通常食(コントロール群)
- 高脂肪食(高脂肪食投与群)
- 高脂肪食 + 豆乳(豆乳投与群)
- 高脂肪食 + 豆乳ヨーグルト(豆乳ヨーグルト投与群)
- 高脂肪食 + TOKAI 759m菌体(菌体投与群)
その後、血清および海馬における炎症性サイトカインのレベルを測定しました。高脂肪食投与群と比較して、豆乳ヨーグルト投与群は新規物体認識試験のスコアが高く、記憶を司る海馬の炎症性サイトカイン値が低いことが示されました。
さらに、糞便サンプルを収集して腸内細菌叢を測定したところ、豆乳ヨーグルト投与群では酪酸産生菌の割合が高脂肪食投与群よりも高い傾向が見られました。
その他、追加のin vitro実験では、豆乳ヨーグルトの成分であるダイゼイン、ゲニステイン、アデニンが、ミクログリア細胞(脳のマクロファージのような役割をしている細胞)における炎症性サイトカイン産生を低下させることが示されました。
結論として、TOKAI 759m を用いた豆乳ヨーグルトは腸内細菌叢を調節し、神経炎症を抑制することで認知機能の改善につながる可能性があることが示されました。
日常生活での意味と課題
まだまだ研究段階ではありますが、豆乳ヨーグルトは、腸内細菌–腸–脳軸(microbiota–gut–brain axis)を介して脳の健康を間接的にサポートする食品としての可能性が示されました。今後、ヒトへの臨床試験によりその効果の検証が必要ですが、この研究により普段の食生活において、認知症予防に繋がる可能性が示されました。現在、長期投与でどうなるかの試験を行っており、一部面白い結果も得られています。その報告は論文で公表されたらご報告したいと思います。
まとめ ― 私たちの研究の意義と展望
私たちの研究により、豆乳ヨーグルトは単なる乳代替品ではなく、多面的に健康をサポートする食品である可能性を示すことができました。
- 抗酸化作用:活性酸素から細胞を守る
- 抗糖化作用:AGEs生成を抑え、老化や血管リスクを低減(糖尿病患者およびその予備軍の方への食事としての可能性も)
- 抗炎症作用:腸内環境改善を通じて免疫調節
- 認知機能向上:腸内細菌–腸–脳軸を介した間接的サポート
- 整腸作用:腸内環境改善(有用細菌群の増加)
本研究はあくまで可能性を示した段階ですが、今後はヒト臨床試験や長期摂取研究を通じ、これらの機能性が実際に健康維持や疾病予防にどの程度寄与するかを検証していきたいと考えています。しかしながら、私たちの研究は、豆乳ヨーグルトが日常生活に自然に取り入れられる「機能性食品」として、幅広い健康効果を提供できる可能性を示していると考えています。今後も研究を続け、少しでも皆さんの健康に役立つ情報を提供していきたいと考えています。
私達の事業はこのような研究をベースに確かな機能をもった安心・安全な発酵食品の提供を目指して行っています。是非、クラウドファンディングにもご協力いただければ幸いです。
今回解説した論文情報まとめ(私たちの研究)
抗酸化:Antioxidant capacity of soymilk yogurt and exopolysaccharides produced by lactic acid bacteria. Bioscience of Microbiota, Food and Health, 38(3), 97–104, 2019. リンク
抗糖化:In vitro evaluation of the anti-diabetic potential of soymilk yogurt and identification of inhibitory compounds on the formation of advanced glycation end-products. Food Bioscience, 50, 102051, 2022. リンク
抗炎症:Soymilk yogurt fermented using Pediococcus pentosaceus TOKAI 759 m improves mice gut microbiota and reduces pro-inflammatory cytokine production. Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 88(11), 1349–1361, 2024. リンク
認知機能向上:Soymilk yogurt prepared using Pediococcus pentosaceus TOKAI 759m ameliorates cognitive function through gut microbiota modulation in high-fat diet mice. Current Research in Food Science, 10, 100993, 2025. リンク - 2025年9月9日 08:00【第三話】いよいよ販売開始「SOYOGU」
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ついにその日がやってきました。
何十回もの試作を経てようやく完成した「ブルーベリー豆乳ヨーグルトアイスクリーム SOYOGU」が、初めて店頭に並ぶ日です。
早朝から慌ただしく準備を進め、冷凍ケースに商品を並べ終えた瞬間、胸の奥からじんわりと熱いものが込み上げてきました。冷たいケースのガラス越しに、自分たちが作り上げたカップアイスが整然と並んでいる光景は、これまでの努力が一つの形となった証でした。学生の頃から「商品化」を夢見て取り組んできましたが、いざその瞬間を目にすると、ただ嬉しいだけでなく「本当にお客さんに手に取ってもらえるのだろうか」という大きな不安も押し寄せてきました。
その場にいたメンバーの誰もが、しばらくの間はお客さんの動きを固唾をのんで見守っていました。数分後、年配のご夫婦が冷凍ケースの前に立ち止まり、「あら、豆乳のヨーグルトアイスクリームって珍しいわね」と話す声が耳に届きました。心臓が一気に高鳴り、息をするのも忘れるほどでした。ご夫婦は少し迷ったあと、ひとつのカップを手に取り、レジへと向かいました。その瞬間、私たちは顔を見合わせ、思わず小さくガッツポーズをしました。人生で初めて、自分たちの努力が「商品」として誰かの手に渡る瞬間を体験したのです。
夕方になると、試しに買ってくださった方々が戻ってきて、「これ、美味しかったからまた買いに来たよ」と言ってくださる場面もありました。私たちはその言葉に何度もうなずきながら、「ああ、本当に受け入れてもらえたんだ」と胸がいっぱいになりました。
販売開始から数日後、SNSに「酸味と甘さのバランスが絶妙」などの投稿が寄せられました。スクリーン越しに届く言葉を何度も読み返しながら、「自分たちのアイスが見知らぬ誰かの日常の一部になっている」という不思議な実感と喜びを噛みしめました。
もちろん順風満帆というわけではありませんでした。販売初期には「豆乳のクセが気になる」という声もありましたし、製造コストの高さや流通の難しさといった現実的な課題も次々に浮かび上がりました。とくに「もっと多くの人に届けたいのに、販売先が見つからない」という悩みは大きく、どうすれば継続して販売できるのか頭を抱える日々が続きました。
それでも、最初に買ってくださったお客様の笑顔や、SNSで寄せられた温かい言葉を思い出すたびに、「この挑戦をやめるわけにはいかない」と強く思いました。販売開始は決してゴールではなく、むしろ本当のスタート。SOYOGUが、阿蘇の風のようにやさしく、そして力強く広がっていく未来を描きながら、私たちは次の挑戦へと歩みを進めています。今週からは、週に二回の記事として発信していく予定です。クラウドファンディングを応援してくださった皆さまに、その後のストーリーをきちんとお届けしたい。そして、まだ「SOYOGU」に出会っていない方にも、このアイスの背景を知ってもらい、共に歩んでいただけたらと願っています。
小さな一歩ではありますが、この一歩が新しい風を生むと信じています。どうかこれからも「SOYOGU」の挑戦を見守り、応援していただければ幸いです。
- 2025年9月3日 10:00腸から脳へ――【世界初!】豆乳ヨーグルト研究で見えてきた新しい可能性
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こんにちは、研究員の中島です!
今回は、私たちが世界で初めて明らかにした「ソイペディオ®菌で発酵させた豆乳ヨーグルトの認知機能への効果」に関する研究をご紹介します。
この研究は、私自身が博士課程で取り組んだ最も思い入れのあるテーマで、苦労と試行錯誤の末に博士号を取得することができました。
成果は食品科学分野の国際学術誌「Current Research in Food Science」(IF=6.2、Q1ジャーナル)に掲載されています。また、嬉しいことに今年に日刊ゲンダイ、Yahoo!ニュースでも本研究の記事が掲載されました(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/health/367335#goog_rewarded)!
ご興味のある方はぜひこちらの論文の原本もご覧ください(英語論文ですが…!):
https://doi.org/10.1016/j.crfs.2025.100993
記事は少し長めですが、最後に概要も載せていますので、お時間がない方はそちらだけでも読んでいただければ嬉しいです。
豆乳ヨーグルト研究の背景
近年、植物由来ミルクが注目を集めていますが、「豆乳を乳酸菌で発酵させた豆乳ヨーグルト(発酵豆乳)」に関する研究はまだ少ないのが現状です。
東海大学農学部・食品バイオ化学研究室(木下英樹准教授〈現プロバイオCEO〉のラボ)では、ソイペディオ®菌(正式名称:Pediococcus pentosaceus TOKAI 759m)で作った豆乳ヨーグルトについて、これまでに抗酸化作用・抗炎症作用・終末糖化産物(AGEs)の生成抑制といった機能を細胞や動物実験で明らかにしてきました。
薬機法の関係で効果効能を直接は伝えられませんが、研究を進めるたびにソイペディオ®菌による豆乳ヨーグルトの力に驚かされています。
世界的な課題 ― 認知症
次に注目したのが「脳の健康」、特に認知症です。
2019年時点で世界の認知症患者は約5740万人。2050年には1億5280万人に増えると予測されています。わずか30年で約3倍という驚くべき数字です。医療は進歩しているものの、認知症の根本的な治療薬はいまだに存在しません。だからこそ「発症してから治す」のではなく、「日々の生活習慣から予防する」ことが重要なのです。
認知症のリスク因子として注目されているものの一つが「肥満」です。肥満は生活習慣病の温床となるだけでなく、腸内細菌のバランスを崩し、腸・血液・脳にまで慢性的な炎症を引き起こすことが分かってきました。脳において炎症が長く続くと、神経細胞にダメージを与え、記憶や学習に関わる機能に悪影響を及ぼします。
つまり、「肥満 → 腸内環境の悪化 → 慢性炎症 → 認知機能低下」という悪循環が存在すると考えられるのです。
実際の研究内容
マウスを以下の5グループに分け、15週間にわたって飼育しました。- 通常のエサ
- 高脂肪食
- 高脂肪食+未発酵豆乳
- 高脂肪食+ソイペディオ®菌で作った豆乳ヨーグルト
- 高脂肪食+ソイペディオ®菌
実験結果 ― 認知機能と炎症の改善
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認知機能の評価(新規物体認識試験)
通常食のマウスと比べて高脂肪食群では記憶力が低下しました。しかし、豆乳ヨーグルトを与えた群では記憶力の低下が抑えられていました。未発酵豆乳や菌のみでは効果が見られず、「発酵した豆乳ヨーグルト」に特有の作用があることが分かりました。
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脳と血液の炎症レベル
炎症の指標となるサイトカインを測定したところ、豆乳ヨーグルト群では血液や海馬(記憶をつかさどる部位)において炎症物質の量が有意に低下していました。さらに、脳内の免疫細胞「ミクログリア」の異常な活性化(上記写真右側の緑の細胞)も抑制されていました。
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腸内細菌叢の変化
腸内環境を解析すると、酪酸産生菌(Clostridium, Akkermansia, Coprococcus)の割合が増加していました。酪酸は腸のバリア機能や免疫調整に重要で、脳内の炎症抑制にもつながることが知られています。実際に、これらの菌の増加と認知機能改善との間には有意な相関関係が見られました。
研究の意義と今後
これらの結果から、ソイペディオ®菌で作った豆乳ヨーグルトは「腸内細菌叢を改善 → 慢性炎症を抑制 → 認知機能の低下を緩和」という仕組みで作用している可能性が示されました。
未発酵豆乳や菌単独では効果が見られなかったことから、発酵によって生じる特有の成分(アグリコン型イソフラボンやアデニンなど)が関与していると考えられます。
現在は老齢マウスでの長期試験を進めています。今後はクラウドファンディングでのご支援をもとに、臨床試験へとつなげ、人への有用性をさらに明らかにして皆様の元にお届けして参りたいと考えています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
薬機法の関係で表現に限界はありますが、今後も大学での研究成果を分かりやすくご紹介していきます。皆さまからの応援やコメントが、私たちの大きな力になります。引き続き一緒に豆乳ヨーグルトを広め、社会に還元していければ幸いです。
論文の概要(要約)
本研究は、ソイペディオ®菌(Pediococcus pentosaceus TOKAI 759m)で発酵させた豆乳ヨーグルトが、肥満モデルマウスにおいて脳内炎症を軽減し、認知機能の低下を緩和することを世界で初めて示したものです。
その作用には、発酵により生じた特有成分や、酪酸産生菌の増加を通じた腸内環境改善が関与している可能性が示されました。
- 2025年8月28日 11:00大学での研究と事業化についての私達の想い
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こんにちは、記事を見ていただきありがとうございます。プロバイオ・CEO、兼、東海大学・准教授の木下です。
今日は、大学での仕事と事業に対する私の想いを書きたいと思います。
私は学生時代を含めると、もうかれこれ二十年以上、乳酸菌や発酵食品の研究を行っています。授業でもバイオテクノロジーや食品の機能性を教えています。世の中にはたくさんの食品があり、私達を楽しませてくれます。そういう意味で「美味しい」は正義です(朝ドラのあんぱんでやなせたかしさんの「揺るがない正義」について描かれていますが、「美味しい」というものも多くの人にとって揺るがない正義なのかもしれません)。
私達の先祖はある意味でずっと飢えと戦ってきました。そのため、食品保存をどうするかをずっと試行錯誤してきた歴史があります。いかに食品を長期間保存させるかを経験と智慧でやってきたわけです。私は飢えと一部のチャレンジャーが食の豊かさを生んできたと思っています。例えば納豆。飢えがなければきっと誰も食べようとしなかったでしょう(ちなみに私は納豆好きです笑)。そんな飢えの時代の食品保存法として活用されてきたのが、乾燥、塩蔵、糖蔵、、、そして発酵です。そして、近代、人類の歴史からするとほんのつい最近に、新たな食品保存法が次々と開発されました。冷蔵・冷凍、レトルト、缶詰、凍結乾燥(フリーズドライ)、食品保存料、pH調整剤などです。それらが食の安全性を飛躍的に向上させ、豊かさを生んできたことは間違いありません。
食品保存料やpH調整剤は一部の人には「悪」と捉えられていますが、私はそこまで極端な考え方はしておりません。この飽食の時代にこれらがなければ、ここまで豊かな食生活は不可能ですし、食中毒で亡くなる人のほうが食品保存料で「間接的に」亡くなる人より圧倒的に多くなってしまうと思うからです。ところが、食品添加物を気にしている方々が全く的外れなことを言っているかというとそうでもありません。食品保存料は、急性毒性はありませんが、10年、20年経ったときの害(計算上、添加量は考慮はされている)や複数の保存料の組み合わせなども十分検証できておりません。ましてや「なんか調子が悪い」とか「最近疲れやすくなったな」などのあいまいな項目は安全性評価の対象ではありません(食品保存料がそうであるとは言っていません。ただ分からないと言いたいだけです。)。また、一部の研究では腸内細菌叢に影響を及ぼすことも指摘されており、そららがどのように私達の健康に関与するかは明らかになっていません。添加物は肝臓での解毒・分解が必要ですし、腸内細菌は私達の全身の健康に関わっていますから、それらを考えると、食中毒を起こさないことは大前提ですが、いわゆる「無添加食品」はもっとあっても良いと思っています。
近年の食事において、食品保存料よりもっと影響があるのは糖質かもしれません。清涼飲料水や菓子類には大量の甘味料が使われています。そのままだと決して摂取できないほどの量の甘味料も、酸味料と香料を加えるだけで美味しく摂取できてしまいます。だから私も含め、多くの人は、食べ過ぎ・飲み過ぎに注意しながらも、少し「罪悪感を持って摂取している」のではないでしょうか。
私は学部生の頃からずっと乳酸菌の研究をしており、その凄さを誰よりも実感している一人です。一見、出尽くしたかに見えた機能性についても次々と新しいものが見出されています。発酵食品の中はまるで一つの宇宙のようです。小さな世界に宇宙が広がっているかのような複雑さを呈しています。発酵により食品は全く別のものに生まれ変わります。乳酸菌も増えますし、機能性も付与されます。ところが、どんな乳酸菌を使っても同じように機能性が増すのかというとそうでもありません。菌にも私達と同じように個性があるからです。だから、それを一つ一つ解析して見つけていく必要があります。それには膨大な時間とお金、設備、人、智慧が必要です。私達の大学での仕事はまさにこれです。一つ一つ機能性をテストし、乳酸菌界の大谷翔平を探しているのです。
私達は自然界から1000菌株を超える菌を単離し、それらの機能性を試験し特徴を明らかにしています。私達が保有している乳酸菌界の大谷翔平が、Pediococcus pentosaceus TOKAI 759mという乳酸菌です。この乳酸菌は、豆乳の発酵性に優れ、クセのない美味しい豆乳ヨーグルトを作ってくれるほか、抗酸化、抗炎症、抗糖化、認知機能向上など様々な機能性を付与してくれるスーパー乳酸菌です。
大学での仕事はこれらを明らかにし、学会発表や論文などでそれらの成果を公のものにしていくことです。「知識」を社会に還元しているわけです。私は2度の大震災を経験しもっと目に見える形で社会貢献したいと思うようになりました。研究しかやってこなかった私にとってそれは大きな挑戦でしたが、素晴らしい仲間と周りのサポートのお陰でここまでやってこれました。もし私が起業しなかったら、退職後にはこの菌は永遠に失われていたことでしょう。それは大きな社会的財産の損失だと思います。
話を豆乳ヨーグルトに戻します。
豆乳ヨーグルトの魅力は沢山ありますが、その一つにどんな食材にも合わせやすいという特徴があります。特にソイペディオ菌と命名した私達の「大谷翔平」を使えばクセがない豆乳ヨーグルトができるので様々なものと組み合わせることが可能です。
例えば先程の甘味料のとりすぎ問題も解決できました。色々と試行錯誤をし、バナナやオリゴ糖を使えば、甘味料を使う必要なく美味しいものにすることができたのです。そして、冷凍食品にすることで食品保存料等を使わない無添加の「罪悪感のないスイーツ」を作ることに成功しました。発酵により大量に乳酸菌も摂取することができます。カロリーも全てのフレーバーで100 kcalを切っています。それが現在、Webショップや九州イオンで販売している「豆乳ヨーグルトスムージー」です。これはイソフラボンを気軽に摂取したい女性、ダイエット中の方、スポーツ後のタンパク質・ビタミン・ミネラルを補給したいアスリートの方などを協力にサポートしてくれると思います。私の小学生になる息子も大好きで、毎日のアイスクリームはNGを出すところですが、これならむしろ健康になるので良いと思っています。まさに罪悪感のないスイーツです。
豆乳ヨーグルトを初めて食べた人が感じることが「あまり美味しくない」らしいです。大変申し上げにくいですが、確かに一部の市販されている豆乳ヨーグルトは美味しくないものも多いです。その第一印象を引きずらず、一度私達の豆乳ヨーグルトを試してもらいたいと思います。美味しいと言っていただける自信がありますし、多くの方からそのような感想をいただいています(感謝です)。
事業化して試行錯誤を繰り返しここまでやってきましたが(お陰で2倍忙しくなり、5倍新たな出会いがありました)、やっと飛び立てる準備が整いました。大変なことも多いですが、もっともっとこの素晴らしい乳酸菌とそれを使った新しい発酵食品を世の中に広めていきたいと思っています。大学の研究成果を実装し、目に見える形で社会に還元していく。私達が目指しているのは売り手良し・買い手良し・世間良しの「三方良し」です。私達の事業の拡大が人々のハッピーになることを信じています。
が、先立つものがなければできるものもできなくなってしまいます。是非、本ファンドでのご協力と応援コメントをお願いできれば大変励みになります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。私達に共感いただける方は是非、ファンドへの投資もご検討いただければ幸いです。
- 2025年8月20日 12:00第二話「SOYOGU」という名前に込めた願い
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第二話「SOYOGU」という名前に込めた願い
「SOYOGU」という名前は、偶然生まれたものではありません。
実はこの一言の中に、私たちが大切にしている二つの想いが込められています。
ひとつは、商品の核となる SOY MILK YOGURT(豆乳ヨーグルト)。
動物性の乳ではなく大豆を使い、植物性のやさしさと発酵の力を組み合わせることで、体にすっと馴染むようなアイスをつくりたい。
その想いをまっすぐに表現するために、頭文字をつなぎ合わせ「SOYOGU」という形にしました。
そしてもうひとつは、私たちが暮らし、挑戦を続けている阿蘇の風景です。
阿蘇の大地に立つと、季節ごとに移ろう風が草原をわたり、木々や花々をそっと揺らしていきます。
その「そよぐ風」の心地よさは、言葉では言い尽くせないほどやさしく、そして力強いものです。
私たちは、このアイスを食べてくださる方の心と体にも、阿蘇の風のようなやさしい時間が吹き抜けてほしいと願いました。
だからこそ、「SOYOGU」という響きに強く惹かれたのです。
さらに、アイスの主役のひとつであるブルーベリーも、阿蘇の風で育まれています。
標高が高く、昼夜の寒暖差がある阿蘇の気候は、果実にぎゅっと旨みを閉じ込めてくれます。
その環境で大切に育てられたブルーベリーは、豆乳ヨーグルトの酸味と重なり合い、爽やかな味わいを引き立てます。
つまり「SOYOGU」という名前は、単に響きが良いだけでなく、原料や風土、そして商品に込めた願いのすべてを結びつける言葉なのです。
ネーミングを決めるとき、私たちは何度も議論を重ねました。
健康や発酵を前面に出した名前も候補に挙がりましたが、どこか説明的で固い印象になってしまう。
一方で「SOYOGU」は、口にした瞬間にふっとやさしい空気が流れるようで、どこか阿蘇の風景を思い出させる不思議な力を持っていました。
食べてくださる方が「SOYOGU」という名前を口にするとき、そこに阿蘇の自然や大豆の恵み、そして私たちの願いを少しでも感じてもらえたなら――。
その瞬間こそ、このアイスに込めた物語が完成するのだと思います。
- forum出資者コメント
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大阪府 2025.9.30万博でのほんの偶然でプレゼンを聞きました。感じたインスピレーションを信じて1票。熊本県 2025.9.30がんばれ!プロバイオ!がんばれ!ずっと応援します!長崎県 2025.9.30応援致します。特典楽しみにしています。福井県 2025.9.29事業、応援します。熊本県 2025.9.28長年、東海大学の乳酸菌研究が気になって、密かに応援していました。商品化が嬉しいです。静岡県 2025.9.28頑張ってください!静岡県 2025.9.2760歳を超え健康寿命に興味があり、このような乳酸菌で健康になれたらなという想いで出資します。静岡県 2025.9.23未来に望みをかけて、研究の一助になることを願っています。鳥取県 2025.9.14楽しみにしています。熊本県 2025.9.12豆乳ヨーグルトで健康を守るプロジェクトの成功を祈っています!
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