なかせ農園 農福連携推進プロジェクト

持続可能な農業と雇用創出への取り組みを応援

集まっている金額
0円
現在
0 %
目標金額1,000,000円
募集期間2025年10月23日
~2026年3月31日
参加人数0人
オーナー株式会社なかせ農園
なかせ農園応援プロジェクト

なかせ農園の取り組みを『投資』・『寄附』・『購入』からお好きなかたちで応援いただける仕組みです。
▶「なかせ農園応援プロジェクト」ページはこちら

 

はじめに

皆さま、はじめまして。
阿蘇の麓、熊本県菊池郡大津町でさつまいもを育てる株式会社なかせ農園です。


「この地の豊かな自然と、人の手のぬくもりをつないでいきたい。」
その想いで日々畑に立っています。

/data/ec/1044/nakase001_1600×1064.jpg

今回の挑戦は、農家としてさつまいもを育てるだけでなく、地域の中で誰もが安心して働ける環境を育てるための一歩です。
その歩みを続けていくためには、皆さまの温かい応援が欠かせません。

畑で汗を流す仲間たち、支えてくださる地域の方々、そしてこのページを訪れてくださった皆さま。
そのすべてのつながりが、未来を育てる力になります。

ぜひ、私たちの取り組みにお力添えをいただけますと幸いです。
 
代表取締役 中瀬 靖幸 より
/data/ec/1044/nakase_profile02.jpg

障がいをお持ちの方は、コミュニケーションや理解に時間を要するなど、明確な課題があります。
しかし、農業においてはその特性がむしろ強みになることがあります。

例えば、「一定のリズムで芋を並べる」選別作業は、集中力と丁寧さと何より根気が求められますが、障がいをお持ちの方は、飽きることなくこの作業を毎日淡々とこなすことができます。

また、発語が難しい方がさつまいもの等級別けを正確に行ったり、知的障がいのある方が、誰よりも力が強く周りのスタッフのサポートをしたりしています。
得意な仕事を見つけることができれば、誰でも高いパフォーマンスを発揮することができるのです。

大津町の農業は高齢化が進み、畑を守る人手が減少しています。
また近年この地域は、工業化や商業化の波に押され、畑の維持や人材確保がますます難しくなり、地域全体として農業経営を持続させるハードルも高まっています。

一方で、さつまいもは一本一本を人の手で掘り、運び、選別する、手間ひまのかかる作物です。

/data/ec/1044/nakase029_1600×1064.jpg

この現実に向き合い、農業の現場と人の働く場所を両立させる取り組みが、私たちの「農福連携」です。

皆さまのご支援が、誰もがいきいきと働ける場所を守り、地域の未来を次の世代へつないでいきます。

どうか、この歩みに温かなご支援をいただけますと幸いです。
 

なかせ農園について

私たちは、阿蘇の火山灰土壌と清らかな名水に恵まれた熊本県菊池郡大津町で、さつまいもの栽培・販売を行っています。

/data/ec/1044/nakase011_1600×1064.jpg


「自然と調和する農業」を大切にしており、伝統的な栽培方法に、最新の技術をかけ合わせ、農薬や化学肥料をできるだけ使わない栽培を続けてきました。

/data/ec/1044/nakase009_1600×1064.jpg


『蔵出しベニーモ』について
「蔵出しベニーモ」は、独自の技術で長期熟成し、蜜のような甘みとしっとりとした食感を生み出したオリジナルブランドの熟成芋です。

栽培品種は「べにはるか」で、貯蔵期間が長いほど糖度が高まる特長を持ちます。
また、熟成期間中に水分を保ちやすい品種の為、みずみずしさと甘さを併せ持ち、消費者からは「自然な甘さと香りに引きつけられる」、「焼き芋にしたときの蜜芋感がクセになる」など、多くの支持を得ています。


/data/ec/1044/nakase026_1600×1064.jpg

 

全国的にも高い評価

「蔵出しベニーモ」は、日本最大級の品評会「日本さつまいもサミット」で「ファーマー・オブ・ザ・イヤー」・「サツマイモ・オブ・ザ・イヤー」を連続受賞しました。品質とブランド力が全国的に認められています。

 

/data/fund/6081/nakase010_1600×1064.jpg


甘さの秘訣は熟成技術
大津町では、昔から山肌を削った熟成庫を使用してさつまいもの熟成が行われてきました。
なかせ農園もその伝統と先代からのノウハウを受け継ぎ、明治初期の土壁型の倉をモデルにした大型の環境制御型貯蔵倉庫を整備しています。

/data/ec/1044/nakase003_1600×1064.jpg

ここで60日以上、約1,500時間かけて熟成させることで、でんぷんが糖に変化し、平均糖度30度以上、最高40度に達する濃厚な甘さを実現。
蜜のような甘みとしっとりした食感は、多くのファンを魅了しています。

/data/fund/6081/nakase016_1600×1064.jpg

 

 

プロジェクトの概要

農福連携への取り組み
私たちは、農業の現場を活かした福祉支援である「農福連携」に取り組んでいます。
これは、農業の作業工程を活用し、障がいのある方々に就労機会を提供する仕組みです。

/data/ec/1044/nakase012_1600×1064.jpg

農業の現場では、収穫や選別など、多くの工程に人の手を必要とします。
一方で、農業を担う人手は年々減少しており、地域の畑の維持や人材確保のハードルが高まっています。

そこで私たちは、就労支援事業所と連携し、さつまいもの収穫・選別・苗づくりなどを多くの工程を共に行う仕組みを整えてきました。

この取り組みは、農業の「人材不足の解消」と「障がいのある方の働く機会づくり」を同時に進めるものです。

2016年の熊本地震からの復興のなかで築いてきたこの取り組みは、2024年に「ディスカバー農山漁村の宝」全国優良事例としても評価されました。
 
就労継続支援A型事業所の立ち上げ
今後は、農園内に就労継続支援A型事業所「ReZou」を別法人にて立ち上げ、さらなる連携強化を図ります。

/data/ec/1044/nakase030_1600×1064.jpg

ここでは、障がいのある方々が新しい選果場で、さつまいもの選別や袋詰め、ラベル貼りなどの作業に携わります。

慣れてきた方には、収穫のサポートや加工品づくり、商品発送の準備など、より幅広い仕事をお任せしていく予定です。

作業を通じて一歩ずつ成長し、「任せられる存在」から「共につくる仲間」へと歩んでいける。そんな場所を目指しています。

/data/ec/1044/nakase017_1600×1064.jpg

現場の声
10年近く働いてくれているスタッフ(20代・知的障害)の一人は、こう話してくれました。

「支援学校の実習でなかせ農園を体験して、今は芋洗いや運搬の仕事をしています。最初は不安もあったけど、自分のペースで働けること、何度も繰り返して『できた』と思えることが自信につながっています。自分でできることが増えていくのがうれしいです。こうした『働く喜び』を感じる人が増えることこそが、農福連携の一番の価値だと私たちは考えています。」

このような「働く喜び」が広がっていくことこそ、私たちが目指す農福連携のかたちです。
 

支援金の使い道

皆さまからのご支援は、就労継続支援A型事業所「ReZou」との連携に必要な設備資金(新設する選果場内の設備導入)として活用させていただきます。

障がいのある方が安心して働ける環境を整え、農業を通じて地域の一員として活躍できる場所をつくります。
 

お礼の品について

①5,000円コース
・感謝の気持ちを込めて、お礼のお手紙をお送りいたします。

②50,000円コース
・お礼の手紙
・新設する選果場内にお名前掲載
 

最後に

私たちは、
「この地の豊かな自然と、人の手のぬくもりをつないでいきたい。」
その想いで日々畑に立っています。

今回の挑戦は、農家としてさつまいもを育てるだけでなく、地域の中で誰もが安心して働ける環境を育てるための一歩です。
「働くこと」を通して「自分らしさ」を見つける場所を作りたい、
その歩みを続けていくためには、皆さまの温かい応援が欠かせません。

畑で汗を流す仲間たち、支えてくださる地域の方々、そしてこのページを訪れてくださった皆さま。
そのすべてのつながりが、未来を育てる力になります。

ぜひ、私たちの取り組みにお力添えをいただけたら幸いです。

/data/ec/1044/nakase028_1600×1064.jpg
 
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、ご支援金を受け取り計画を実行します。
2025年10月23日 17:00募集開始のお知らせ

初めまして。株式会社なかせ農園の代表、中瀬靖幸です。
熊本県大津町で、150年の歴史を持つさつまいも産地の再生と継承に取り組んでいます。

/data/blog/archive/original/29091.jpg

2016年の熊本地震では、貯蔵庫や選果場が大きく損壊し、一時は廃業も考えざるを得ませんでした。
それでも、「特産品のさつまいも栽培を続けたい」「伝統的な熟成芋を絶やしたくない」という想いで再建を決意しました。

壊れた建物の中で最初に共に汗を流してくれたのは、地域の支援学校を卒業した一人の青年。
彼との出会いが、障がいのある方々と共に働く“農福連携”という新たな道の始まりでした。

今回のクラウドファンディングでは、農福連携をさらに強め、誰もが安心して働ける仕組みを広げることを目的としています。

新たに立ち上げる就労継続支援A型事業所「ReZou」では、地域の障がい者が農業の現場で自分の力を発揮できるよう、選果や袋詰め、苗づくりなどを通じて、それぞれの得意を生かせる環境を整えていきます。

/data/blog/archive/original/29093.jpg

「働くことを通して、自分らしさを見つける場所をつくりたい」
それが、震災から生まれた私たちの“創造的復興”の形です。

皆さまの応援が、地域の畑を未来につなぐ力になります。

どうかこの歩みに、温かなご支援をお願いいたします。

▶本プロジェクトの詳細はこちら

▶「なかせ農園応援プロジェクト」ページはこちら