被災した「日奈久温泉旅館 金波楼」を支えてください
令和8年熊本地震により倒壊した旅館再建にご支援をお願いいたします
116年の歩みを、ここで途絶えさせないために
このたびの令和8年熊本地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
日奈久温泉 金波楼も今回の地震により大きな被害を受け、これまで当たり前のようにお客様をお迎えしてきた日常が、一瞬にして失われました。

私は金波楼で育ちました。
幼い頃からお客様を迎える家族の姿を見ながら大きくなり、そして4代目として旅館を継ぎ、今年で5年目になります。
私にとって金波楼は、仕事場というだけではなく、暮らしの場所であり、家族の歴史そのものでもあります。
だからこそ、被災した建物を目の前にしたときは、言葉では言い表せないほどの寂しさと不安を感じました。

金波楼が大きな地震に見舞われるのは、今回が初めてではありません。
10年前の2016年熊本地震でも壁に亀裂が入るなどの被害を受け、約1億円をかけて修繕しました。
時間をかけて立て直し、その後も手を入れながら、少しずつ今日まで歩んできました。
今回の被害は10年前を大きく上回り、旅館の「顔」である正門や玄関が倒壊。館内にも大きな損傷が広がっていました。
再び皆さまをお迎えできなくなったことへの無念さは、言葉にし尽くせません。

それでも、今回の地震の後、「また泊まりに行きます」「必ず復活してください」と、地域の皆さまやこれまで金波楼を訪れてくださった方々から、多くのメッセージやお手紙をいただいています。
正直に申し上げれば、その言葉がなければ、再建に向けて踏み出す決心がつかなかったかもしれません。
先代の頃から長く通ってくださっている方。
人生の節目を金波楼で過ごしてくださった方。
皆さまから届く声に触れ、金波楼は私たち家族だけのものではなく、たくさんの方の思い出が積み重なった、日奈久の大切な場所なのだと改めて感じています。
金波楼は、明治43年の創業以来、日奈久温泉とともに歩み、多くのお客様をお迎えしてきました。

その思いで、もう一度、金波楼の再建に向けて歩き始めることを決めました。
復旧までの道のりは決して簡単ではありません。再建にどれほどの時間と費用が必要になるのか、まだ見通せない部分も多くあります。
それでもいつの日か、再びこの玄関で皆さまをお迎えし、
「また来ます」
と言っていただける日を目指してまいります。

どうか、金波楼の再建にお力をお貸しいただけましたら幸いです。
あの日、一瞬で変わってしまった金波楼
令和8年熊本地震により、日奈久の町は大きな被害を受けました。
金波楼も震度6強の激しい揺れに襲われ、旅館のシンボルであり「顔」でもある正面玄関の門や塀が倒壊しました。


館内にも大きな被害が及んでいます。
ほとんどの土壁が崩れ落ちたり、大きなひびが入ったりし、お風呂へと続く長い廊下では床が隆起。廊下同士のつなぎ目が離れてしまった箇所もあります。


80畳ある大広間では、外廊下の窓枠が大きく変形・落下し、障子も破損しました。

【大広間の様子】

建物全体の歪みによって、扉や障子が開かなくなっている場所もあります。

屋外にある煉瓦造りの煙突にも大きなひびが入り、安全面での確認が必要な状態です。
さらに水道設備にも被害が生じ、お風呂や水道を使用することができず、現在は宿泊・日帰り入浴ともに営業を休止しています。
幸い、当日館内にいらっしゃったお客様をはじめ、スタッフや家族にけがはなく、全員の無事を確認することができました。
現在は安全を最優先に、倒壊した門や塀の撤去、建物内部の被害調査などを進めています。

100年以上にわたり守り継いできた建物の変わり果てた姿を目の前にし、被害の大きさに言葉を失いました。
10年前の2016年熊本地震でも被害を受けましたが、その際は震源地から距離があったこともあり、発災直後から「多少壊れていても泊めてほしい」という復旧工事関係者の方々を可能な範囲で受け入れることができました。
その後、自館の修繕工事を進め、約半年を経て通常営業を再開しました。
建物や設備の損傷が広範囲に及び、現時点ではお客様をお迎えできる状態ではありません。
少なくとも1年以上は営業できない見込みで、その間、宿泊や日帰り入浴による売上を見込めない中、いつ完了するか分からない復旧に向けて進んでいかなければならない状況です。
まずは建物の状態を一つひとつ確認しながら、再び皆さまをお迎えできる日を目指して、復旧への歩みを進めてまいります。
熊本最古の温泉地・日奈久のシンボル 金波楼
金波楼は、熊本県八代市・日奈久温泉にある、1910年(明治43年)創業の温泉旅館です。

かつて薩摩街道を行き交う人々が旅の疲れを癒やしたこの町には、温泉宿や昔ながらの町並みが残り、路地を歩けばどこか懐かしい、日奈久ならではの風情に出会うことができます。
そんな歴史ある温泉街で、金波楼は116年にわたり暖簾を守り続けてきました。

季節とともに楽しむ、日奈久の湯
日奈久の湯は、刺激が少なくやわらかな肌ざわりの弱アルカリ性単純泉。
金波楼では、この湯とともに四季を感じていただけるよう、季節ならではのお風呂も親しまれてきました。

中でも冬の名物が、八代・日奈久特産の大きな柑橘「晩白柚(ばんぺいゆ)」を湯船いっぱいに浮かべる晩白柚風呂です。
冬から春にかけては甘夏みかん、母の日にはカーネーションを浮かべるなど、訪れる季節ごとに温泉を楽しんでいただくことも、金波楼が大切にしてきたおもてなしの一つです。
116年の時を刻む、木造建築
木造3階建ての本館には、桜やケヤキなど地元の木材がふんだんに使われています。

磨き込まれた床や柱、職人の技が息づく意匠が随所に残り、館内そのものが長い年月の物語を伝えています。

また、大正期には徳富蘇峰・徳冨蘆花兄弟、昭和初期には俳人・種田山頭火が訪れ、現代では作家・村上春樹氏も宿泊するなど、時代を越えて多くの人々に親しまれてきました。

「金波楼」という名は、かつて3階から望んだ八代海の夕日が、海面を金色の波のように輝かせていたことに由来すると伝えられています。
地域の方には、「日奈久のシンボル」と言っていただくこともあります。
人生の節目をここで祝ってくださった方。
日帰り入浴を楽しみに足を運んでくださった地域の方。
一人ひとりがここで過ごした時間と思い出が積み重なり、金波楼の116年をつくってきました。
金波楼を残すことが、日奈久の未来につながると信じて
600年以上の歴史を持つ日奈久温泉には、温泉だけでなく、町並みや旅館、人々の営みが育んできた文化があります。
金波楼も、その風景をつくってきた一つです。

今回の復旧は、単に壊れた箇所を直すだけではありません。
そのためには専門的な調査や技術が必要となり、相応の時間と費用がかかることが見込まれます。
どのような形で再建していくのか、現時点ではまだ決まっていないことも多くあります。
その過程も含め、皆さまに随時お伝えしながら復旧を進めてまいります。
私たち自身も被災していますが、金波楼はこれからも日奈久や八代とともにある旅館でありたい。
金波楼の再建を、日奈久温泉の歴史と未来をつなぐ一歩にしたいと願っています。
支援金の使い道
今回の復旧には、被災した建物・設備の修繕をはじめ、多額の費用が必要となることが見込まれています。また、営業を再開できるまでの期間も、旅館を維持し、再建に向けた準備を続けていかなければなりません。
国の登録有形文化財としての価値や、創業当時から受け継がれてきた外観・意匠、金波楼らしい趣をできる限り残しながら再建していく必要があり、現在、建物の被害調査および復旧工事に必要な費用の確認を進めています。
皆さまからいただいたご支援は、主に被災した建物・設備の再建費用 および 営業再開までの旅館運営に必要な費用として、大切に使用させていただく予定ですが、復旧の進捗や具体的な資金の活用については、こちらに随時更新させていただくとともに、活動報告等を通じてお伝えしてまいります。
今回のクラウドファンディングでいただいたご支援だけですべての復旧費用を賄えるものではありません。
それでも、皆さまからいただくご支援を再建への大きな一歩とし、その他の資金も組み合わせながら、もう一度皆さまをお迎えできる金波楼を目指してまいります。
寄付コースのご案内
できる限り多くのご支援を復旧・再建に活用させていただく「純粋応援コース」と、金波楼や日奈久の魅力を感じていただける「返礼付コース」をご用意しています。
ご希望や支援金額に合わせて、お選びいただけましたら幸いです。
いただいたご支援をできる限り金波楼の復旧・再建に活用させていただくコースです。
すべてのコースで、お礼の手紙と復旧状況のご報告をお届けします。
30,000円以上では、ご希望の方のお名前を、営業再開後に設置予定の「復興記念芳名板」へ掲載させていただきます。(希望者のみ)
営業再開後にご利用いただける入浴券・宿泊券をはじめ、金波楼の古材を生かした復興記念品や、プロジェクト限定デザインの「ちくワン」グッズなどをご用意しています。

※詳しい返礼内容やご利用条件は、各コース詳細をご確認ください。
再び皆さまをお迎えする日まで
※状況により、遅れる場合があります。詳細が決まり次第、お知らせいたします。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンを対応いたします。
- 2026年9月1日 10:00「また来ます」の言葉を胸に。金波楼の再建へ
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皆さま、こんにちは。
日奈久温泉 金波楼 4代目館主の松本啓佑です。

本日、令和8年熊本地震で大きな被害を受けた金波楼の再建に向けて、クラウドファンディングをスタートしました。
▶プロジェクトページはこちら
地震により、金波楼の「顔」である正門や塀をはじめ、館内の壁や廊下、設備などにも大きな被害が及び、現在は宿泊・日帰り入浴ともに営業を休止しています。
被災した建物を目の前にし、これからどうしていくべきか、何度も考えました。
そんな中、皆さまからいただいた
「また泊まりに行きます」
「必ず復活してください」
という言葉が、もう一度前を向く力になりました。
金波楼は、明治43年の創業から116年。
私たち家族だけでなく、これまで訪れてくださった多くの方々の思い出が積み重なった場所です。
この歴史を、ここで途絶えさせたくない。
再建までには長い時間がかかると思います。
それでも、いつの日か再びこの玄関で皆さまをお迎えできる日を目指して、一歩ずつ進んでまいります。
クラウドファンディングでは、返礼品を受け取らず再建を応援いただく「純粋応援コース」のほか、営業再開後の入浴券や宿泊券、金波楼の古材を生かした復興記念品などの返礼付コースもご用意しました。
まずは、プロジェクトページをご覧いただき、金波楼の今と、私たちの想いを知っていただけましたら幸いです。
そして、ご支援はもちろん、周りの方への情報のシェアも大きな力になります。
どうか、金波楼の再建を見守り、お力をお貸しいただけましたら幸いです。
日奈久温泉 金波楼
4代目館主 松本啓佑
▶プロジェクトページはこちら