九州で唯一、熊本伝統の染色技術を未来へつなぎたい。
八代市鏡町の染物屋『平本染工場』の再出発へご支援をお願いいたします。
皆さま、はじめまして。
熊本県八代市鏡町の染物屋、株式会社平本染工場の代表取締役 平本雅子です。

平本染工場は、明治31年(1898年)に初代・平本大吉が寺社へ奉納する幕や幟を手掛けたことをきっかけに創業し、以来、120年以上にわたり染物づくりを続け、熊本県伝統的工芸品に五月節句のぼりが指定されています。

現在は、九州で唯一、手捺染(てなっせん)による鯉のぼりを製造しており、また九州にわずか2軒の注染(ちゅうせん)の染色技法を受け継ぐ染物屋です。 これまで、「長崎くんち」をはじめ各地の祭りで使われる手ぬぐいや、神社の法被・のぼりの製作を手掛けてきました。また、熊本や沖縄の鯉のぼり祭りへ鯉のぼりを納めるなど、日本の伝統文化や地域の賑わいを支えてきました。

ちょうど秋祭りで使う手拭いの注文等が多く入り始めた、繁忙期に入った矢先での出来事でした。

幸いにも、従業員に大きな怪我はありませんでしたが、手ぬぐいを染める注染の作業場がある建物や事務所は、柱が折れ、壁が崩れ、至るところに大きな亀裂が発生しました。

作業場は建物そのものが傾き、注染設備にも大きな被害を受けたため、営業再開には相当の時間がかかる見込みです。
しかし、電気が復旧してからは、多くのお客様や関係者の皆さまから励ましのお電話やメールをいただきました。
その温かい言葉に背中を押され、
「何としても工場を復旧させ、伝統の技を未来へつなげたい」
~受け継いできた染色技術と文化を絶やさないために~
創業以来、受け継いできた技術と文化を絶やさないために、そして再び皆さまへ染物をお届けできるよう、復旧・復興に向けて全力で取り組んでまいります。
ただ、今回のあまりの被害の大きさに、私たちの力だけでは乗り越えることが難しい状況です。そこでまずは、営業再開に向けた準備を進めるための資金を確保したく、本プロジェクトでご支援を募ることにいたしました。
どうか皆さまのお力をお貸しいただけますと幸いです。温かいご支援を、心よりよろしくお願い申し上げます。
事業者紹介
伝統を守り、想いを染める平本染工場

平本染工場は、明治31年(1898年)、初代・平本大吉が寺社へ奉納する幕や幟を手掛けたことをきっかけに創業し、以来、120年以上にわたり染物づくりを続け、昭和54年には三代目・平本靖二が手掛ける「五月節句のぼり」が熊本県伝統的工芸品に指定されました。
※熊本県伝統的工芸品とは、製造過程の主要部分が手工業的であるもの、伝統的な技術・技法により製造されるもの、伝統的に使用してきた原材料を主たる原材料とし制作されるもの、おおむね30年以上の歴史を有するもの等の定義に基づき指定されます。令和5年3月現在の熊本県伝統工芸品の指定件数は、70品目117件。
長い歴史の中で受け継いできたのは、染色の技術だけではなく、お客様の想いを形にするため、一つひとつ丁寧にものづくりと向き合う姿勢も代々受け継いできました。

大量生産では表現できない手仕事ならではの風合いや美しさが、平本染工場の大きな魅力です。
私たちは、「ここにしかない、唯一無二の商品をつくること」に大きなやりがいを感じています。そして、その商品を手にしたお客様が喜び、笑顔になってくださることが何よりの励みです。
120年以上受け継がれてきた、熊本に残る貴重な染色技術
私たちは、九州で唯一、手捺染(てなっせん)による鯉のぼりを製造しており、また九州にわずか2軒の注染(ちゅうせん)の染色技法を受け継ぐ染物屋です。|
|手捺染(てなっせん)とは| 型紙や版を使い、職人が染料を一色ずつ手作業で生地に刷り込んで模様を表現する伝統的な染色技法です。一色ごとに版を重ねながら染めるため、繊細な柄や鮮やかな色彩、奥行きのある表現が可能です。機械印刷では再現しにくい温かみや風合いが生まれ、職人の熟練した技術によって一枚一枚丁寧に仕上げられます。 |
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|注染(ちゅうせん)とは| 明治時代に確立された日本の伝統的な染色技法です。型紙と防染糊で模様を施した布を重ね、上から染料を注いで染めることで、染料が布の芯まで浸透し、裏表なく鮮やかな色柄を表現できます。ぼかしやグラデーションなど、手仕事ならではの柔らかな風合いも特徴で、手ぬぐいや浴衣を中心に受け継がれる技術です。 |
唯一無二の染物
弊社の鯉のぼりや武者絵のぼりは、今も職人が一枚一枚手作業で仕上げています。生地の裁断から下描き、色付けまでを手掛け、刷毛を使って濃淡をつけながら色鮮やかに染め上げることで、機械では表現できない力強さや立体感を生み出しています。

特に武者絵のぼりは、表と裏の両面に彩色を施すため、どちらから見ても鮮やかな仕上がりになることが大きな魅力です。子どもたちの健やかな成長を願う鯉のぼりや矢旗には、職人たちの技術と想いが込められています。

これまで、長崎くんちをはじめとする各地の祭りで使用される手ぬぐいや法被、のぼりの製作を手掛けてきたほか、杖立温泉鯉のぼり祭りや羽地ダム鯉のぼり祭りなどにも製品を納めてきました。地域の祭りや伝統文化を支える存在として、多くの方々に親しまれています。
被災状況
▼平本染工場の建屋、室内の被害状況を撮影いたしました。事務所
地震発生時、私は事務所にて事務作業をしていたところ、突然激しい横揺れに襲われ椅子から振り落とされ、目の前の書類棚からは帳面が崩れて降りかかってきました。同じ部屋で働いていた従業員は、 目の前のパソコンデスクと背後のカッティングプロッターに挟まれながら、身動きが取れない状況でした。
激しく揺れる中、視界の隅には天井からエアコンのカバーが落下する様子が見えました。その瞬間、「このまま天井が崩れ、生き埋めになってしまうのではないか」という強い恐怖を覚えました。
作業場がある建屋
作業場全体が大きな被害を受けました。▼型彫り作業場(外観)

▼建物の柱や梁には多数のひび割れが発生し、一部の柱は損壊。

▼型彫りの作業場は少し傾き、壁は一部剥がれ、ガラスも割れていました。

▼染料を温めるための窯の煙突は崩壊。

▼型紙も散乱。

▼タオルの圧縮機械も激しい揺れによって土台から大きくずれてしまいました。

▼天井の板も多数落下。

▼避難を最優先に行動したため、作業場には染色作業の途中の状態がそのまま残されていました。

長年使い続けてきた建屋が被害を受けた光景を目の当たりにし、地震の恐ろしさとともに、120年以上受け継がれてきた技術やものづくりが、私たちの代で途絶えてしまうのではないかという不安に襲われました。
支援金の使い道
現在、被災した工場建屋の建て直しや修繕、設備の復旧にかかる費用の算出を進めていますが、被害が広範囲に及んでいるため、全容の把握や復旧計画の策定には時間を要する見込みです。そこで本プロジェクトでは、まず第一段階として、営業再開までの運転資金や事業継続に必要な資金の確保を目標にご支援を募らせていただきます。
今後、建物や設備の被害額が明らかになり、具体的な復旧費用が確定しましたら、その内容を皆さまへご報告するとともに、必要に応じてネクストゴール(追加目標)を設定し、工場の本格的な復旧・復興に向けたご支援をお願いしたいと考えています。
一日も早く染物づくりを再開し、120年以上受け継がれてきた技術と文化を未来へつないでいけるよう努めてまいります。
ご支援コースのご案内
プロジェクト限定のオリジナル手ぬぐいをお届けする「純粋寄付コース」と、商品をご購入いただくことで応援につながる「購入応援コース」をご用意しました。
※リターン品の染物は、営業再開後に一つひとつ製作し、順次お届けいたします。
純粋寄付コース
ご支援への感謝の気持ちを込めて、本プロジェクト限定デザインの手ぬぐいをお届けいたします。
この手ぬぐいは、九州にわずか2軒しか残っていない「注染(ちゅうせん)」の技術を用いて、一枚一枚丁寧に染め上げる特別な一品です。
▶5,000円純粋寄付コース:手ぬぐい1枚
▶10,000円純粋寄付コース:手ぬぐい1枚
▶30,000円純粋寄付コース:手ぬぐい1枚
購入応援コース
法被や暖簾、鯉織など、ご希望の内容についてお打ち合わせをしながら、製作いたします。

店舗や会社のシンボルとしてはもちろん、記念品や贈り物としてもご活用いただけます。令和8年熊本地震からの復旧・復興を後押しする取り組みとして、皆さまからの製作のご依頼を心よりお待ちしております。
※リターン品の染物は、営業再開後に一つひとつ製作し、順次お届けいたします。
30,000円:法被1枚、手ぬぐい1枚
法被は、襟部分を単色でオーダーメイド製作いたします。お名前入れも可能です。
法被の色は、当社で製作可能なカラーの中からお選びいただけます。ご希望の色味をお伺いし、職人が丁寧に染め上げます。

40,000円:鯉織1枚、手ぬぐい1枚
鯉織は、当社指定のカラーの中からお好みの色をお選びいただき、お腹部分には、お名前や生年月日、家紋などご希望に合わせてお入れします。※鯉幟の長さ:3m

70,000円:掛軸1枚、手ぬぐい1枚
掛軸は、当社がご用意しているデザインの中からお選びいただき、上部の空きに名前や家紋などをご希望に合わせてお入れします。掛軸のサイズ:約48cm×200cm

100,000円:暖簾1枚、手ぬぐい1枚
暖簾は、単色でオーダーメイド製作いたします。お客様のご希望をお伺いしながらデザインを一緒に考え、世界に一つだけの暖簾を製作いたします。※暖簾のサイズ:約180cm×60cm

200,000円:矢旗1枚、手ぬぐい1枚、矢旗の染め色体験
矢旗は、当社がご用意しているデザインの中からお選びいただき、上部に家紋などをご希望に合わせてお入れします。
※矢旗のサイズ:約750cm×70cm

スケジュール
本プロジェクトの募集期間は、2026年8月14日から2026年10月31日までを予定しています。現在、工場や設備の被害状況の確認と復旧に向けた準備を進めていますが、復旧完了までの時期については、現時点では見通しを立てることが難しい状況です。
そのため、リターン品につきましては、染色作業を再開できる環境が整い次第、順次製作を進めてまいります。
具体的な製作開始時期や発送時期の目途が立ちましたら、本プロジェクトの活動報告を通じて改めてご案内いたします。
最後に
代々受け継がれてきた技術と、日本の伝統文化、そして地域の人々の思い出や誇りです。
だからこそ私たちは、この技術を絶やすことなく、次の世代へ受け継いでいきたいと考えています。
どうか平本染工場へ皆さまのお力をお貸しいただけますと幸いです。
温かいご支援を何卒よろしくお願いいたします。
株式会社平本染工場
平本 雅子

▲左から平本裕貴・平本雅子(代表)
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンを対応いたします。
- 2026年8月18日 13:00募集開始のお知らせ
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受け継いできた技術と文化を絶やさないために
熊本県八代市鏡町の染物屋、株式会社平本染工場の代表取締役 平本雅子です。
平本染工場は、明治31年(1898年)に創業し、以来、120年以上にわたり染物づくりを続けてきました。
しかし、令和8年熊本地震により、社屋や設備が大きな被害を受けました。
作業場は建物そのものが傾き、注染設備にも大きな被害を受けたため、営業再開には相当の時間がかかる見込みです。
今回のあまりの被害の大きさに、私たちの力だけでは乗り越えることが難しい状況です。そこでまずは、営業再開に向けた準備を進めるための資金を確保したく、本プロジェクトでご支援を募ることにいたしました。
どうか皆さまのお力をお貸しいただけますと幸いです。温かいご支援を、心よりよろしくお願い申し上げます。
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