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活動報告2025年6月10日 11:02
第1回アジア学生交流会議開催のご報告
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第1回アジア学生交流会議を開催いたしました!
以下、開催概要になります。
開催日程・場所:2025年3月11日(火)から17日(月)
・3月11日(火)から12日(水):熊本
・3月13日(木)から17日(月):台湾
参加者:日本側大学生:16名、台湾側大学生:15名程度 計30名程度
第1回開催テーマ:
・経済と政治の両面における日台関係強化とアジアを中心とした平和の機運促進
・日本の熊本県及び台湾が中心軸となる経済圏とエコシステムの発展
主催:アジア中東政治経済研究所
共催:社団法人アジア太平洋青年協会(亞太青年協会)
協賛団体(資金面):株式会社シナジーキャピトルマネージメント、株式会社Bricks & Seeds
協賛団体(場所提供・他):台中市政府、株式会社肥後銀行
協力団体:台湾市議会、吉野工業電気株式会社、熊本県庁、熊本県立技術短期大学
スケジュール:
日程
午前
午後
11日
・熊本県企業立地課 山下仁視様より
説明・質疑
【タイトル:TSMC進出の影響と課題・対応について】
・熊本県立技術短期大学校 半導体技術科
准教授 藤本憲雄様による講演
【タイトル:半導体とその産業について】
・菊陽町見学12日
・アジア中東経済研究所代表
小山による基調講演
・肥後銀行 産業イノベーション推進室
半導体クラスター推進室 森裕紀様に よる講演・アジア中東経済研究所顧問 林 俊祐様による講演・質疑・
ディスカッション・吉田様による講演・質疑・ディスカッション
・吉野電子工業株式会社 工場見学
13日
移動
(熊本阿蘇空港⇒台湾桃園国際空港)14日
・台中市政府訪問
・TSMC 企業訪問・張連昌サクソフォン記念館 企業訪問
・ナイトマーケット
15日
・ワークショップ
(台湾の学生との交流)・肥後銀行 台北駐在員事務所
本所所長訪問
・台湾大学 サークル博覧会見学・校舎見学
・ナイトマーケット16日
・分科会活動
・分科会成果報告
17日
移動
(台湾桃園国際空港⇒熊本阿蘇空港)参加費:
学生に気軽に参加し、国際協力を考えるきっかけとしてもらうべく、移動費・食費・宿泊費などすべて含め、一学生につき参加費7万円に抑えて開催いたしました。
そのほかは、企業様・団体様よりご協賛・ご協力を賜りました。
参加者の声:
①学生が学んだこと(学びの内容)
▶半導体産業への理解の変化
熊本での講義や、台湾・TSMCでの工場見学を通じて、製造過程・品質管理・環境配慮といった技術的な側面を学ぶことができました。 また、半導体産業が国際情勢や地政学的リスクと密接的に関わっていることにも気づくことができました。
▶異文化理解と国際感覚の醸成
台湾の学生や市民との交流、ナイトマーケットでの体験を通じて、食文化や生活習慣、価値観の違いを実感しました。
異なる文化への理解と共感を深める貴重な経験となりました。
▶主体性と柔軟な思考力の重要性
台湾の学生が『まず、行動し、その中で考える』という姿勢を持っていたことに触れ、日本の学生にとっては、積極性や自己表現力の重要性を再認識する機会となりました。
②特に有意義だった点
▶台湾学生の交流と対話
ディスカッションや食事を通じた交流は、講義だけでは得られない実践的な学びにつながりました。
▶工場見学による企業理解の深化
企業の環境配慮や地域社会とのかかわりについて具体的に理解を深めることができました。
▶現地文化への直接的な接触
ナイトマーケットなどを通じて、台湾の文化や人々の価値観を体感することができました。
③改善点・課題
▶語学力の不足
英語でのディスカッションに苦労した参加者が多く、事前の語学準備のっ必要性が浮き彫りとなりました。
▶議論時間の不足
分科会やディスカッションの時間が限られており、意見交換を深めることが難しかったとの声がありました。
▶プログラム運営の課題
現地情報共有の改善が求められました。例えば、現地での生活に関する基本的な情報(台湾ではトイレットペーパーをトイレに流さない文化があることや、一部の店舗・ATMでは日本のクレジットカードが利用できない場合があること)について事前に共有されていなかった点も混乱を招きました。
④ 次回への提案
▶異文化交流機会の拡充
日台混成チームによる共同ワークや発表など、より実践的な交流機会の増加が望まれます。
▶学習テーマの多様化
半導体のみならず、社会学・政治・環境問題など幅広い分野を取り上げ、多角的な学びの場とすることが効果的だと思います。
▶スケジュール設計の見直し
自由時間や非公式的な対話の時間を意図的に設けることで。自然な交流を促すことができると思います。
▶事前プログラムの導入
語学や社会背景に関する知識を補うプレセッションを実施することで、現地での活動の充実度向上につながると思いました。
▶アジア諸国との交流拡大
今後は台湾以外の国とも連携し、多様な文化への理解を深められる国際交流プログラムに発展させるべきだと思います。
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