ひとりでも多くの人の心に~映画「骨なし灯籠」を届けたい!
熊本・山鹿から『いのちと再生の物語』を、日本全国そして世界へ
目次
ご挨拶 |
映画「骨なし灯籠」 |
資金の使い道 |
お礼の品のご紹介 |
その他 |
ご挨拶
映画『骨なし灯籠』の脚本・監督を務めました、木庭撫子(こばなでしこ)と申します。
夫で、プロデューサーである木庭民夫とともに長年住み慣れた東京を離れ、山鹿・豊前街道沿いにある夫の先祖代々が暮らした古民家に移住したのは二年前。2021年9月のことでした。
当時のわたしたちに、今を話したら、きっと信じられないと耳を疑うでしょう。
夫婦ともども、長年テレビ業界で生きて参りましたが、映画を撮るなんて、まったくの想定外だったからです。何より移住したばかり。引っ越しの荷ほどきも儘ならないまま、奇跡的なご縁と、地元の皆さんのご協力のもと、去年2022年8月、映画『骨なし灯籠』は、撮影をすべて山鹿で行う、オール山鹿ロケを敢行いたしました。

55歳にして、初監督作品です。わたしは名古屋で生まれ育ち、短大を出たあと、20歳で脚本家・倉本聰の富良野塾へ。卒塾後は名古屋で放送作家を始め、東京へ出てからは、朝日新聞の広告記事を書いたり、雑誌『オリーブ』のライターなどを経験しながら、30歳のときに、テレビドラマの脚本家としてデビューしました。
以来、二十年以上、脚本家として仕事をして参りましたが、映画の監督も初めてなら、編集も初めて。「生みの苦しみ」をこの身に感じながら、初産でかなりの難産ではありましたが、集まってくれた俳優・スタッフはもちろん、業界にいる友人・知人の支えもあり、1時間48分の映画ができあがりました。山鹿の皆さん、ご支援頂いた方々のお力があってこそ、です。本当にありがたく、嬉しく思っています。この映画は、子供に恵まれなかったわたしたち夫婦にとって、わが子のようにかけがえのないものとなりました。

今回クラウドファンディングで募る500万という金額は、資金不足と支援を呼びかけるには大きい金額です。東京ではなく、熊本を拠点に長編映画を創るということは、予想をはるかに超えた費用がかかるものでした。製作費に不安はありながらも、半ば見切り発車で始めたことも事実です。
補填していた私財も底をつき、今後の活動費を捻出するためには、皆さんの支援に頼らざるを得なくなりました。
そんなにお金がないなら映画を作っちゃだめだよ、と、実際にお叱りを受けることもあります。けれどそれは、わたしにとって、思いがけない妊娠をしたら産んじゃだめだよ、と言われたに等しく、この子(骨なし灯籠)をどうしても生みたかった。あきらめることが、どうしてもできなかったのです。
映画『骨なし灯籠』は、誕生した瞬間から、ひとつの作品として歩き始めています。
その歩みを止めないよう、皆さんもどうか一緒に、この映画を育ててください。
ひとつの映画の成長を、ともに見守り、支える喜びを感じて頂ければ幸いです。
熊本から世界へ。
羽ばたくための支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

熊本やまが映画プロジェクト
代表 木庭撫子
映画「骨なし灯籠」
ストーリー
亡き妻の骨壺を抱え、死に場所を探し、彷徨う男がいた。古き時代の佇まいを残す、熊本豊前街道の温泉町「山鹿(やまが)」で、男は祭りのポスターに描かれた「灯籠娘」に、妻・ゆかりの面影を見る。
元・美術教師の男・市井祐介(49)は、灯籠師見習い・直樹(30)に誘われるまま働き始めるが、一年が経ち、妻の三回忌を迎えても、深い喪失と孤独は拭えない。
町を出ようと決めた、祭りの日。
突然、ゆかりの双子の妹だという、あかりが現れる。
「あなたにお願いがあって」
千人灯籠を踊るために、スペインからやってきたというあかり。
彼女の目的とは―――。
▶映画『骨なし灯籠』公式サイト
作品への想い 脚本・監督 木庭撫子
映画『骨なし灯籠』は、いのちと再生の物語です。
主人公は、最愛の妻を亡くし、深い悲しみを抱えたまま、山鹿を訪れます。
わたしは、両親が続けて他界したこともあって、東京を離れる決断をし、移住いたしました。
大切な人を亡くした喪失と寂寥の日々を、誰よりこの地で癒したかったのは、わたし自身だったのかもしれません。
夫は、前妻を事故で突然、亡くしています。ストーリーのように車の事故ではなく、海外の海での水難事故でしたが、骨壺を抱えてさまよう主人公の姿は、出会った頃の、哀しみに覆われていた二十年前の彼の姿と重なります。脚本を書いていたときにはまったく気づいていませんでしたが、無意識のうちに、記憶の奥の彼を、物語に投影していたのでしょう。
この映画は視点を変えれば、わたしたち夫婦の「再生」を促す作品でもあります。
人は、ひとりでは生きられません。
生を見出す「きっかけ」や「力」は、自分ではないほかの誰かから得られるもの。
いまそこにある何気ない風景によって、育まれるものではないでしょうか。
日本ではいにしえの昔から、山や川や、路傍の石にも「いのち」があり、八百万(やおよろず)の神が住んでいると伝えられてきました。わたしたちは「森羅万象」の力によって、生かされているのだ、と。
映画『骨なし灯籠』には、そんなメッセージも込められています。
山鹿の魅力を凝縮した映画 プロデューサー 木庭民夫
東京や名古屋のテレビ局で40年近く番組制作や編成、事業などを担っておりましたが、2021年に退職し、コロナ禍の真っ最中、故郷・熊本に帰ってまいりました。実は、19歳で上京したため、「熊本」の良さを知らないまま人生の前半を過ごしました。還暦を過ぎ、故郷に戻り、改めて、「熊本」の素晴らしさを実感しているところです。
私が今暮らしているのは、熊本県北の「山鹿(やまが)」という温泉町です。「山鹿」という地名は、奈良時代の「釈日本記」の中に記述があり、また、平安時代に書かれた「和名抄」の中に、山鹿を指すと思われる温泉郷の記述が残っています。この町で、江戸時代に参勤交代が行われた「豊前街道」沿いに、先祖が暮らし、父が遺した築150年の古民家を再生、暮らしています。1日が終わり、滑らかな肌触りの温泉に体を沈めると、癒されます。
この映画は、町の皆さま、出演者の皆さま、スタッフの皆さま、そして、この映画製作を支えていただいた多くの皆さまのお陰で、「山鹿」の魅力を凝縮した映画に仕上がりました。是非とも、多くの皆さまにご覧いただきたい映画です。
映画の主旨に賛同していただける皆さま方のご支援をお願いできれば幸いです。
心を癒す作品 音楽 志娥慶香
彷徨う男の心情の変化、亡き人々の魂の気配、出会う人々の優しさがより伝わるよう、映像に寄り添い音楽をつくりました。山鹿灯籠まつりで歌い踊られる民謡「よへほ節」など、山鹿で歌い継がれている数々の民謡が流れるのも魅力の一つです。物語とともに映し出される山鹿の風景に私自身が癒されたように、多くの方々の心を癒す作品だと思います。喪失から再生へ向かうプロセスに必要なのは「癒し」なんだと深く気づかされました。ぜひ、観ていただきたいです。

作曲家・ピアニスト。アメリカのバークリー音楽大学・映画音楽作曲学科を首席卒業。 熊本を拠点に、演奏家への楽曲提供や広告音楽・劇伴音楽を手がける。ソロ活動、活弁・アート・舞踏・朗読などとのコラボレーションを行なうほか、 2016年よりフィンランドを訪れ音楽を通じた文化交流を行うなど国内外で活動中。
▼エンディングは山鹿中学校合唱部の歌声

資金の使い道
日本全国の劇場公開、さらには世界での上映を目指して。
熊本やまが映画プロジェクトは、映画「骨なし灯籠」を製作するために夫婦で立ち上げた任意の小さな団体です。
映画製作は、撮影だけでなく、編集など多岐にわたり様々な費用がかかります。これまでにかかった諸経費の補填も含めて、製作費全般に使わせていただきます。
今後の製作活動に関しましては、大手の映画会社のように、全国一斉にロードショーが決まっている作品ではないので、わたしたちの個の力で上映していただく映画館(ミニシアター)を探さねばなりません。
上映交渉も、各地の映画館を周り、直接伺って交渉いたします。
東京拠点ではないため、熊本からの交通費・宿泊費が嵩んでしまううえ、海外映画祭出品に伴う渡航費なども必要です。
海外は映画祭に参加するだけではなく、その国での映画館上映を目指し、交渉するために行くので滞在費もかかりますし、各国の字幕翻訳費も必要です。
現在、英語、フランス語の字幕を進めていますが、
さらに、韓国語、中国語(台湾向けに繁体字の字幕)など、できるだけ多くの言語の字幕を制作したいと考えています。
そのほか、ポスターやチラシなどの広告宣伝費、パンフレット制作費など、まだまだ費用はかかる見込みです。
ご支援頂いた資金は、この映画「骨なし灯籠」が日本のみならず、世界の映画館で上映され、観客の皆さんの心に届くよう、使わせて頂きます。
お礼の品のご紹介
ご支援いただいた皆様には、ご支援金額に応じて、映画「骨なし灯籠」にゆかりのある品などお礼の品をお届けいたします。3,000円コース
・お礼状・山鹿温泉さくら湯入場券 1枚
5,000円コース
・お礼状・3枚入りポストカードセット
10,000円 Aコース
・お礼状・監督サイン入りパンフレット
・3枚入りポストカードセット
10,000円 Bコース
・お礼状・全国共通 映画「骨なし灯籠」観賞券1枚
15,000円 Aコース
・お礼状・監督サイン入りパンフレット
・3枚入りポストカードセット
・山鹿灯体験キット『ドライフラワーベース』
15,000円 Bコース
・お礼状・全国共通 映画「骨なし灯籠」観賞券 1枚
・山鹿灯籠体験キット『擬宝珠』
20,000円 Aコース
・お礼状・監督サイン入りパンフレット
・3枚入りポストカードセット
・「骨なし灯籠BOX―A」
20,000円 Bコース
・お礼状・全国共通 映画「骨なし灯籠」観賞券 1枚
・「骨なし灯籠BOX―B」
30,000円コース
・お礼状・監督サイン入りパンフレット
・3枚入りポストカードセット
・全国共通 映画「骨なし灯籠」観賞券 1枚
・「骨なし灯籠BOX―C」
50,000円コース
・お礼状・エンドクレジットへのお名前掲載 Sサイズ
・全国共通 映画「骨なし灯籠」観賞券 2枚
・監督サイン入りパンフレット
・3枚入りポストカードセット
100,000円コース
・お礼状・エンドクレジット掲載 Mサイズ
・全国共通 映画「骨なし灯籠」観賞券 2枚
・監督サイン入りパンフレット
・3枚入りポストカードセット
・西益屋の灯籠最中「骨なし灯籠特別セット詰合せ」
・千代の園 大吟醸『エクセル』
250,000円コース
・お礼状・エンドクレジット Lサイズ
※企業・店舗の場合ロゴつき
・全国共通 映画「骨なし灯籠」観賞券 5枚
・監督サイン入りパンフレット
・3枚入りポストカードセット
・西益屋の灯籠最中「骨なし灯籠特別セット詰合せ」
・千代の園 大吟醸『エクセル』
500,000円コース
・お礼状とお手紙・エンドクレジット LLサイズ
※企業・店舗の場合ロゴつき
・全国共通 映画「骨なし灯籠」観賞券 5枚
・監督サイン入りパンフレット 5部
・ポストカードセット(3枚×5セット)
・西益屋の灯籠最中「骨なし灯籠特別セット詰合せ」
・千代の園 大吟醸『エクセル』
・ヤマノテ『灯籠スタンドモビール』
・骨なし灯籠Blu-ray進呈
お礼の品の発送については、募集終了後にご支援いただいた皆さまへ別途ご連絡いたします。
なお、お礼の品なしでもご支援いただくことが可能です。
いづれかのコースのお申し込み操作をいただき、その他連絡事項欄にお礼の品は不要な旨をご記載ください。
その他
本プロジェクトは、インターネットでのお手続きが難しい方は、申込用紙でのご支援も可能です。コチラの申込用紙をご使用ください。
ご不明な点などございましたら、事務局(096-201-1851)までお問い合わせください。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
- 2023年9月22日 05:05あいち国際女性映画祭、大盛況でした!
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9月18日(敬老の日)。あいち国際女性映画祭、大盛況に終わりました!
<写真>左からプロデューサー・木庭民夫、たむらもとこ、まひろ珠希、水津聡、音楽・志娥慶香、監督・木庭撫子
このクラウドファンディングで18日以降「観ました!」と応援コメントを書いて下さっている方々は、この名古屋での映画祭のお客様たちだと思います。ありがとうございます。当日は、200人近い方々にお越し頂きました。今回の映画祭の最多観客数だったそうです。上映後も、映画の余韻のまま、涙ぐんで話して下さる方がいたり・・・ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
日本初公開のジャパンプレミアでしたので、俳優陣も大きなスクリーンで観るのは初めて。
やはり映画は大画面で、観客の皆さんと同じ時間同じ空間を過ごしながら観るものだと、あらためて感じました。「共感」は映画の力を、その輪を広げてくれるのです。
できれば、ひとつでも多くの映画館で上映して、ひとりでもたくさんの方に観て頂きたい・・・
その想いをあらためて強くしました。皆さん、どうかご支援よろしくお願いいたします。
木庭撫子 拝
- 2023年9月22日 04:54祝!最優秀初監督賞(トロント国際女性映画祭)
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先日、入選し、ノミネートされていたトロント国際女性映画祭で、
最優秀初監督賞を木庭撫子監督が受賞しました!
現地時間9月10日発表で、11日早朝5時過ぎに報せが届きました!
- 2023年9月5日 09:00トロント国際女性映画祭に入選しました!
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皆さま、こんにちは。
熊本やまが映画プロジェクトです。
映画「骨なし灯籠」が、カナダのトロント国際女性映画祭(Toronto International Women Film Festival)、公式入選作品(official selection)に選ばれました。
入選作品は、現地時間9月8-10日に行われるシーズン審査へ。
この審査で何か受賞できれば、年に一度の本大会ファイナリストに!
いよいよ、秋は、世界的な映画祭シーズン。
幸先の良いスタートです! - 2023年9月4日 09:009月18日、「あいち国際女性映画祭」で日本初公開を迎えます
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皆さま、こんにちは。
熊本やまが映画プロジェクトです。
今年で28回を数える、国内随一の国際女性映画祭、「あいち国際女性映画祭」が15日に開幕致します。
そこで映画「骨なし灯籠」は日本初公開(ジャパンプレミア)を迎えます!
監督・木庭撫子の故郷、名古屋での上映です。
お近くの皆さま、9月18日(月・祝)敬老の日は、ぜひ名古屋のウィルあいちへお越しください。
【あいち国際映画祭2023】
9月18日(月・祝)12:30 / ウィルあいち 大会議室
- 2023年8月10日 12:00「骨なし灯籠BOX」について
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「骨なし灯籠BOX」は、映画に登場する山鹿の品々を詰め合わせたものです。
骨なし灯籠BOX―A
・CAFE BANANAのコーヒー、クッキー2種
・山鹿温泉タオル
・山鹿温泉さくら湯入湯券 1枚
骨なし灯籠BOX―B
・湯のまち茶屋の極上茶(岳間茶gold「八十八夜摘」)1箱
・阿部永和堂の灯籠最中 2個(黒あん・白あん)
・山鹿温泉タオル
・山鹿温泉さくら湯入湯券 1枚
骨なし灯籠BOX―C
・千代の園の灯籠娘ミニボトル
・木屋本店の甘酒ドレッシング
・せんべい工房の米せんべい2種類
・阿部永和堂の灯籠最中(6個入り手提げ箱/黒あん・白あん各3個)
・山鹿温泉タオル
・山鹿温泉さくら湯入湯券 1枚
▼映画のシーンより
CAFE BANANA
さくら湯
山鹿温泉タオル
湯のまち茶屋
阿部永和堂
千代の園酒造
木屋本店
せんべい工房 - 2023年8月10日 12:00エンドクレジットについて
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・寄付額5万円より、エンドクレジットにお名前を掲載いたします
(※「協賛」枠で、五十音順)。
・個人名はもちろん、団体名、店舗名、企業名なども承ります。
・寄付額によって、お名前のサイズは異なります(※図はイメージです)
・5万円 Sサイズ
・10万円 Mサイズ
・25万円 Lサイズ
・50万円 LLサイズ
・25万円コース、50万円コースでは、企業・店舗名のロゴをお付けいたします。
・株式会社、有限会社、㈱、㈲、などの付帯表記は省かせて頂きます。
・エンドクレジットのお名前掲載は、任意です。掲載の要・不要をお申し出下さい。
【エンドクレジット 表示例】